うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

地元以外も頑張ってます!&応援企画『テガミバチ』

2011年03月19日 15時54分35秒 | 雑記
昨夜は見事に食事前に<ブチッ>と停電が起きまして、あちこちに激突しまくりのかもしたです(--) う~・・・青たんが・・・。
ウチは第5グループなんですが(停電グループのことね)、東北へつながる国道がすぐそばを走っており、加えて電車の変電所もあるから、そうそう停電にはならないだろう、と根拠もなく楽観視していたんですが、「人生、そうは甘くはなかった(--;)」
家に帰ってきていただけよかったですが(※停電による交通事故が増えているらしい)、家の中で激突繰り返すあたり、かもしたの家における土地勘って全然ないことがよく分かりました(T_T)

それはさておき。
今日は自分自身が病院に行かねばならず、電車が動いていなかったらどうしよう、と思いつつ、これを逃すと薬がもらえない、という治療中の被災者さんの辛い状況に比べたら、屁でもない!と頑張っていってきました。
不安だった電車ですが、ほぼ平常通り動いていてよかったです(^^)
で、いつもの病院のあるでかい駅に到着した途端、なんか様子が違う・・・? まずはホームが薄暗い。そしてエスカレーターは動いていない。階段昇ればコンコースは一切電気がついていない。しかも天井は網で全部おおわれている。
そうです。地震と節電対策なんですね。電気がついていたのは券売機と自動改札口と電車の時刻表だけ。あとは緑の窓口とかも全部照明落ちてる。凄かったのは、キオスクのおばちゃんが、懐中電灯を天井からぶら下げて営業していましたよ! おばちゃん、ファイトォォーーッ!!(^^)
心配なのは、目の悪いお年寄りの方がホームから転落しないことですね。駅員さんがいつもより沢山プラットフォーム歩いていましたから、たぶん大丈夫だろう。
病院も節電です。エレベーター使えません。なので『利用階まで階段昇ってください』って・・・5階までひたすら登れですか(-△-;) でも見ればかなりご高齢の患者さんもちゃんと階段昇っていらっしゃる。若いもん(※もう年食ってるが、ご高齢の方に比べたら)が負けたらあかん。
その数分後のかもした・・・・・・「疲れた・・・(T0T)」 体力無いなぁ~。すぐに筋肉に乳酸たまってるよ(--;) そうして自分の体力を嘆いた後、いつもの診察室に行けば、「靴は履いたまま受診してください」の張り紙が(※普段はスリッパに履き替える)。なんかいつもと違うので、本当にいいのか聞いてみたら看護師さん「いつ地震が来るかわかりませんから、履き替えなくて済むようそのまま靴はいていてください。」 そうか・・・あっちもこっちも震災のためにいろいろ対策しているんだね。
受診も終え、今度はいつもの美味しいパン屋さんで買い物を―――と思ったら、いつも以上の大混雑(・・;) 「最後尾はこちらでーす!」とでかい声あげて立て『最後尾』の看板持って立ち続けているお兄さんを見ると、何だかコミケの大手サークルさんに並んだような気になります(苦笑)
いつもは米粉のパンを買うんですが、あいにく今日はなし。「流通入ってこないんです。なので今日は調理パンのみです。」
そうか、米と言えば東北ですもんね。いやこっちに買いだめてあるんでしょうが、備蓄だって早々多くはないはず。しかもここでも買いだめしている方(主に年配の方)がおり、パンを選択している余地はなし!生存競争に負けるな!!Σ(-口-;) 何とか買えましたよ^^;
帰りに地元のスーパーにもよりましたが、食品であるのは生鮮青果だけ。箱もの缶ものお菓子なんかはもう棚の中どれもすっからかん。何とか飲料水だけは並んでいたな~。政府も言っておりますが、みんな買いだめはやめとこうね(ーー;)
あ、そういえばメイトだけ品が豊富だった(笑) 新しい『もやしもんグッズ』(※マグネット&小さなタッパ)があったんで、買おうかな、と悩んでいたんですが、気づけば銀行のATMがトラぶって使えず、お金引き落とせないことをすっかり忘れてた(T-T) 今日は我慢我慢。

そんな感じの今日一日でした。
明日は被災者の避難所巡りです。皆さん体調崩していないといいな・・・。

そして、被災者の方々のところを回っていて、かもした、ちょっとこんな企画を作ってみました。
その名も―――
東北関東団震災応援ボランティア:『テガミバチ-PRAY-』
ここ数日、被災者さんや地元の支援者の方々から凄く温かい心をいただきました。私自身も何か自分自身に出来ることはないかを捜してみた結果、被災者のところを直接回れるかもしただったら、こんなことができるのでは…と思い、立ち上げてみました。
主旨はこちらのサイトをご覧いただけるとありがたく(-人-)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~athcaga/tegami-pray.html
漫画・アニメで放送中の『テガミバチ』のように、皆さんから預かった心(テガミ)をかもした(テガミバチ)が自転車(ディンゴ)漕いで、避難所へお届けします。
もし、お一方でもメッセージが届きましたら、責任もってかもしたがお預かりします。
興味がありましたらチラと覗いてみてください(^^ゞ


「知りたいことは、なんですか?」

2011年03月17日 21時12分58秒 | お仕事
大規模停電でPCpできないかと思っていたんですが、どうやら大丈夫そうなのでちょこっと書き込み。
ここのところ、温かい心に触れて癒されたかもしたですが、今日はまた別の受け入れ先に出向き、準備してました。
どうやって被災者の皆さんを誘導しているのかと思ったら、一度役所に集まっていただき、そこで振り分けしているらしい(下っ端には情報が入ってこん(--;))
なのでどうしても到着が夕方近くなってしまうようですが、お陰様で普段全く出会うきっかけがない、他課の職員さんと話しする機会が持てました。
今日一緒についていた方は、東北に親戚がいるらしく、安否が心配・・・とのこと。「こうやって自分の親の代わりに、少しでも(被災者の方を)助けてやれたら・・・」としみじみとおっしゃっていました。こういう時、どうやって声をかけてあげたらいいのか、まだわかりません。「早くご無事が確認できるといいですね。」としか言えない自分が歯がゆい。
そうこうしているうちに13時間かけてようやく到着した大型バスから、皆さんが降りてくる。
「お疲れ様でした。」―――ほかにどんな声をかけていいか本当に判らず頭下げていると、一人のおばあちゃんが「お世話になります。どうぞよろしくお願いします」と、かもした以上に頭下げてくださって、あわわっ 皆さん、本当にあんなに被害あったのに、少しも慌てない。騒がない。感謝の心を忘れない。
そうしているうちに、一緒に詰めていた後輩ちゃんが「一人おばあさんが血圧高いです!」と報告。やはり薬が無くなったのと、避難所生活と寒さと遠距離移動の疲れが出てきた模様。
処置していると、今度は別の方が「今まで全然気が付かなかったんですけど、どうやら足を痛めているみたいで・・・」 そんなに脹れてはいなかったんですが、心配なのはクラッシュ症候群。痛みを訴えているのは足の一部だったので、大丈夫だと思いますが「もし急に息苦しくなったりしたら、我慢しないですぐに言ってください」といって、とりあえず痛い場所に湿布貼って応急処置。気が付けばあちこちで同じ訴えが。―――皆さん、震災のショックと避難生活でずっと緊張して気が張っていたので気が付かなかったのでしょう。でも痛みを感じる、ということは、少しでもここでリラックスできたのかな?と淡い期待をしつつ、皆さんの応急処置に回る。
初日だけ様子見ればいいかと思っていたんですが、疲れがピークに達したり、少し気が緩んだ時に、病気や怪我が悪化しやすいです。やはり職員が詰めていることは大事なんだなと思いました。
そして、昨日同様健康チェックをしていたら、一組のご夫婦が生後一か月の赤ちゃんを連れてくる。お母さん「あの・・・体重測れるって聞いて・・・」 かもした「どうぞどうぞ!」と別室にて赤ちゃんの計測。 うん、体重うんと伸びてる。皮膚の状態もいいし、鳴き声も元気! かもした「とても順調に体重伸びてますよ。皮膚の色も状態もいいですし。心配ないですよ。」にお母さん「よかった・・・母乳が出なくなっちゃったから、ミルクに切り替えていたんですけど、一か月検診の時も「体重の伸びが悪い」ってお医者さんに言われていたんで、心配で・・・」 お母さんもお父さんも不安だったでしょう。震災に原発・・・自分立でさえもストレスいっぱいでしょうに、大事なお子さんがもし被ばくでもしたら・・・そして衰弱したら・・・。ふと横を見れば、1歳のお姉ちゃんも心細そうにお母さんにしがみついている。 「もう大丈夫だよ。安心していいよ。」 お姉ちゃんにどれだけ通じ方はわかりませんが、五分後には元気に廊下を走り回っていたので大丈夫だろう。きっと(^^)
ご高齢の方々の血圧も大方測り終えて、「皆さん、他に足りないものはないですか?」と別の職員さんが尋ねたところ、
「あの、スーパーってどこですか?」
「ランドリーってありますか?」
「子供に絵本買ってやりたいんですが、本屋さんは・・・」
「常備薬買いたいんですけど・・・」
・・・そうか。足りないもの、というとすぐに「防寒具」だの「食料と水」だの思っちゃうんですが、考えてみればみんな全く知らない場所にやってきて、この近所にどこに何があるか、なんてわからないですもんね!Σ(-△-;)
早速地図を―――と思って広げてみるも、「何丁目何番地」という住宅地図とか、診療所がどこにあるか、というマップはあるんですが、「コンビニ」だの「本屋さん」だの「薬局」だの「青果店」だのという場所まで詳しく載っている地図ってなかったわ!
なので速攻かもしたの仕事=「手書きでいいからとにかく近所の地図作れ!」
これが自分が住んでいるところだったら簡単に作れるんですが、このセンターの近辺じゃ生活圏じゃないので、どこに何があるかなんてほとんど知らない(--;) やべー!「受け入れる」ってことは=「この辺の地理もちゃんと教えてあげなきゃいかん」ということですよ。
一応動態図があったので、簡単に「魚屋」とか「本屋」とか色々書き出してみる。 そういえば「赤ちゃん結構いるよね?」のかもしたに後輩ちゃん「あ、お子さん結構います。」 かもした「じゃぁミルクだオムツだ必要だよね。ドラッグストアの場所だ。」後輩ちゃん「あとコインランドリーも」「病院もすぐにわかるように地図におとそうか!」「ついでに『歩いて何分くらい』って書いておくと、目星になるかも。」etc・・・
・・・というわけでできました「速攻手書き地図」 でも「汚い字で果たして解読できるか謎!Σ(-口-;)」 ほとんど「お宝はどこに!?」の地図状態です(==;) あぁ・・・こういう時に『日ぺんの美子ちゃん』がいれば・・・(T0T)
とりあえず役に立つんだか、殆ど立たないんだかわからないこの地図を何枚か作り、センターの出入り口近くにペタペタ貼り付けました。

その後・・・

「あの・・・うちの子買い物に行ったまま、帰ってこないんですが・・・」

役に立ってねぇぇーーーーーーーっ!!(T0T)

20日にまた行くので、今度こそもっとわかりやすい地図作ろう^^;

PS:あ、帰ってこないお子様方は、その数分後ちゃんと戻ってこれました。よかったよかった(

オマケ:今日の夕刊で、被災者の避難先リストが出ていたんですが、父上「おーい、お前の勤めてるところ載ってないぞ。」
母上「あら、載っていますよ。「○○○センター 『など』」って。」
・・・『など』でくくられましたが、ちゃんと皆さん無事です。上に収容人数が届かなかったのかも。上の混乱っぷりがよく分かる(--;)


「心」は見えないけど「心遣い」は見える by AC

2011年03月16日 21時06分59秒 | お仕事
昨日はちょっと温かかったことに巡り合えましたかもしたです。
そんなかもしたのお勤めする某市で、昨日から本格的に被災者の避難受け入れが始まりました。
昨日はかもしたの担当する地域ではなかったのですが、今日はこちらに来る、ということで、食料・防寒具・衛生材料など等整え待機していたところ、予定時間よりかなり過ぎて、被災者の方々が到着しました。
全く着の身着のままで・・・かと思っていたところ、たまたま今回の被災者さん方は必需品は持ち出せたようで、薬とかはお手持ちでしたので助かりました。
早速健康チェックをし、簡易的に住所や電話番号などを聴取し、温かいお茶を―――と、準備していたところ、避難している市民センターのある町内会の方々が一段で訪れ、町会長さんの「やるぞ!」の一声とともに、布団を出したり食料配ったり・・・普段から避難訓練などでも炊き出ししたりで凄い団結力がありますが、訓練の結果か、皆さん何も言わずに自分の役割を黙々とこなしていて凄かった!(・0・)
「こちらでも被災したんでしょう?それなのにこんなによくしていただいて・・・」と涙ぐむおばあちゃんに「ウチはお宅の比較になんてならないですよ。こういう時こそみんなが一つにならなきゃな!」とでかい声で励ます町会長さん。懐がでかいです!(^^)
そんな中、市長が視察に。「どんどん受け入れろ!」とこちらも負けじと気合入れていましたが、「市長!確かにみんな受け入れたいのはやまやまですが、ウチのハード面のことも考えてください!Σ(-口-;)」
そう、キャパの問題ですよ。なにせ自分の市でも被災者が避難生活しているので、その容量も含めれば、たかだか数か所の市民センター(しかも小さい)じゃ、限界があります(--;)
やはりセンターに入りきれない被災者も出てしまい、図書館の本棚を全部どかすか、とか頭悩ませていたら、「ウチに来てもらっていいぜ!」とばかりに名乗り出てくれたのは、お寺の住職さん方! 凄い!仏の慈悲は温かい(-人-) 早速数世帯を提供してくださったお寺に異動していただく。お寺の修行僧の皆さんが一斉にまかないをしてくださり、更にそこでも町会長「みんな!銭湯にいくぞ!」と大声で叫ぶ。なんと町会長さんが先に近所の銭湯に話しつけて、営業時間前からお風呂を沸かしてくれていた、とのこと。コインランドリーもちゃんと準備しているようです。
皆さん「やった!お風呂入れるよ!!」「五日ぶりだね~」「よく温まれるよ!」「毎日寒かったからね・・・」と嬉しそうにみんな銭湯に向かいました。
皆さんが銭湯に行っている間に、お寺のお部屋(流石に寺だけあって、部屋が広いし多い!)を仕切って整える。
食材を台所に運んでいたら、車いすのおじさんが一生懸命鍋をかき回してくれている。
かもした「ありがとうございます。大丈夫ですか?」 おじさん「大丈夫だよ。いや、俺なんてさ、半身マヒで右手使えないからおにぎりも握れないだろ? こんな鍋の見張り番くらいしかできなくってさ・・・健康ならもっと手伝えたのな・・・」
かもした、昨日に続き感涙(T0T) 昨日のご婦人に続き、自分の体も大変なのに、それでも自分のできることを少しでも手伝おうとしてくれているおじさん。本当に温かいな・・・暖房より温かい。色んなものを失って、冷え切った心で到着した被災者さんに、おじさんの心が届いてきっと心の温かさを取り戻してくれますよ(^^)
銭湯から帰ってきた後、子供たちは凄く元気に境内を走り回っていました。ただ一人心配なのは、来週出産予定日の妊婦さんがいて、受け入れ先の病院を探していたんですが、かもしたTel「あー市立病院の産婦人科さんですか? 実はかくかくしかじか・・・」 市立病院さん「受け入れてあげたいです。本当にそう思います。でも、うちも受け入れ先を探してもらっているんです・・・(T0T)」 ・・・ごめん、市立病院半壊していたんだっけ・・・orz
そうやってみんなで頭悩ませていたら、近くの個人病院の産婦人科さんが「全く検診も見ていないでいきなり出産は厳しいけど、うちでよければ・・・」と引き受けてくださることに。よかったー!
そんなこんなで一日の受け入れ作業を終え、センターに戻ってミーティング。所長より「これから受け入れ先に詰める順番を決めます。日勤・準夜・深夜の3交代でお願いね」ということで、看護師さんのようにこれから3交代で見守りです。かもしたは明日と20日日勤に当たりました。えぇ、HARUコミが中止になりましたので、思いっきり仕事に集中できますさ!やるぜ!p(^^)q
町会長さん、お寺の住職さん、修行僧の皆さん、銭湯の経営者の方、半身まひのおじさん・・・みんな自分のできることを探して心を砕いてくださっています。
かもしたもそんな皆さんを手本にしたいですよ。一人の力なんて微々たるものですが、こうして集まると凄い力になるんだなーと改めて勉強した次第です。
歳喰って持久力も脳みそもないかもしたですが、明日、20日とできることを探して頑張りたいと思います!


「思い」は見えないけれど「思いやり」は見える byAC

2011年03月15日 20時29分38秒 | 雑記
このところこのブログも重い内容が多くなってしまいました。
今日も昨日と同じく、やはりわけのわからんことでの問い合わせだったり、確定申告に夕方5時過ぎに来て「なんで閉まってるんだよ!」と八つ当たりして帰っていくおじさんとか、相変わらず「困ったさん」な方が多いです(ーー;) 昨日一日で、この手のお客さん対応に免疫が付いたらしく(苦笑)、イライラせずに対応できました^^;
でもライフラインとか止まっている場所はまだまだ多いので、そういった市町村の方に比べたら、苦情もイライラもものすごく低い方だと思います。
被災地の方々は、このイライラをぐっと耐えていらっしゃるのだと思うと、簡単なことで怒りのボルテージが上がってしまう自分が情けない・・・(T0T) 被災者の方々を見習わなければ!と思うかもしたです。
ライフラインではないものの、こちらで第3医療圏の中核となっている市立病院の一号館(※一番でかい病棟)の壁が崩落し、入院患者さんを全員避難させたところ、6人部屋が10人に。4人部屋が8人部屋になっている状態だとのこと。医療機器の配管も壊れたらしく、こちらも早急に復旧作業が必要な状態です。とにかく少しでも電力でも物資でも供給できたらありがたいですね。

そんな重い話題が続いたので、今日はちょっと温かいことを―――
かもしたもペ・ヨンジュンさんの爪の先にもかないませんが、今日募金してきました。そのために、3階にあるセンターから階段をトコトコ降りていたときのことです。
一人のご高齢のご婦人が、シルバーカー(※よくおばあちゃんたちが掴りながら歩いている、一瞬ショッピングカーみたいなあの車の事です)を抱えながら階段を昇っていたんですよ。一段ずつゆっくりと。かもした慌ててご婦人の元に行き、「車持ちますね。」と言ったところ「すいませんね。」と息も絶え絶えに頭を下げられてしまいました。シルバーカーはめっちゃ重くって、これを抱えて3階まで上がろうなんて、とてもご高齢の方には辛いと思います。
かもした「これで3階まで上がってこられたんですか?大変でしたでしょう。エレベーター使ってください。」とお伝えしたところ、ご婦人はゆっくりと頭を左右に振ってこう言われました。
「私はもう86歳で、年金暮らしで、あまりお金もないんです。東北の方を思えば、本当はもっと募金して援助したいんです。でもできないので、せめてエレベーターの電力消費を抑えてあげるくらいしかできなくて・・・本当に申し訳ないです。」
・・・ごめんなさい。かもした、この言葉に涙出ました(T0T)
自分の体が辛いのを圧してまで、それでも何かできることを、と必死に捜してなされるご婦人の「思い」の強さに感謝の涙です。いえ、自分は東北の方々ではありませんが、こうして「思い」を「思いやり」として届けようとしてくださるご婦人に感謝の念が堪えませんでした。<(_ _)>
「きっとその思いは届きますよ。」のかもしたに「いいんですよ。寧ろこんなことくらいしかできず、恥ずかしい限りです。」と、にこやかにお辞儀をされて帰られました。
うん、思いはちゃんと届きますよ。「電力供給」としてか、募金としてなにがしか形になるか。でも一番大事なのは本当にそこに込められた心だな・・・とつくづく思いました。
ご婦人の真心が、少しでも被災者の皆さんの元へ届くことを願うばかりです(-人-)