うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

冬アニメ最終回②

2019年03月28日 02時40分56秒 | アニメ
桜がかなりいい感じに咲いてきました
かもしたのお花見は、本当に「花を見て終了」なので、花見弁当とか花見酒とかからは縁遠いんですが、相当昔に仕事のリハビリ関係で、障碍者の皆さんと桜見ながらお茶飲んだことだけあります。色々弁当とかお菓子あってもいいのですが、糖尿病の人とか、腎臓が悪い人とかいるので、口にできるものが限られると、なかなか難しい。
でも花曇りの中、お茶飲むだけでも気分転換になりますね。
そんな春の陽気がやってきた分、冬アニメも大詰めです。
『サークレット・プリンセス』:原案はスマホゲームのアニメ化作品でした。主人公の中学3年佐々木優佳が、東京に出てきた際、間違いで『サークレットバウト』という仮想世界での戦いの模擬戦で優勝者の藤村千景と戦うことになり、引き分けたことでその魅力に取りつかれ、高校で東京の聖ユニオン学園に推薦入学する。彼女が上京時、たまたま電車で乗り合わせた男性から、サークレットバウトを戦うためのブレスレッド『ジークフリード(ジー君)』をもらったことで、ジー君からのアドバイスにより、強豪相手にどんどん勝ち進んでいく。矢先、彼女がジー君にばかり頼り切っていることで、これ以上の成長が見られないことを恐れ、ジー君が休止してしまうと、たちまち優佳は負けてしまう。ショックで実家に帰った優佳を迎えに行った仲間たちの励ましで、協力して優佳の力を進化させる。やがて憧れの千景と決勝で戦い、千景の力の進化に圧倒される優佳だったが、自身の力で成長を遂げ、見事に優勝を飾るのだった―――というストーリーでした。
ゲームだからストーリーは後付けだったのでしょうが…厳しいこと言うけど、妙に違和感というか、終始納得しがたい感じでした。まず「サークレットバウト」自体を全く知らないのに、いきなり出場して優勝者と引き分ける、という設定で「潜在能力」をPRしたかったのでしょうけれど、潜在能力有りなら、次の試合で戦い方がわからなくて負ける、というのはなんか変。一番変なのは、主人公と千景だけ、学者(千景の父)がMR技術を発展させるために試験的に与えたサポートシステムを使って勝ち上がるのが、問題視されていないこと。他の選手はその技術を持っていないですから、そりゃ勝って当たり前。千景はそれに納得していない(おかげで同じ部員からは嫌煙されている)けど、優佳はあたかも自分の実力として勝ち上がってご満悦(そして部員もそれに納得している)なのは、スポーツとして公平性が全然ない。少しくらい疑問に思うとか違和感を感じればいいんですが、この主人公は全く気付かないお〇〇さん過ぎ・・・(--;) 学者も自分の研究さえ結果出せればそれ以外は全てよし、という感じで、全話違和感だらけで終了しました。一応ラストで「ルール改変があった」ということで、今後は公平性を期す形になるのでしょうが。すっきりせんね(苦笑)
『私に天使が舞い降りた!』:百合コミックのアニメ化ですが、比較的ほのぼの系。
主人公の大学生:星野みやこは、アニコス衣装を作るのが得意でありつつも、極度の人見知りで大学に行く以外はほぼ引きこもり。ある日、みやこは小学生の妹のひなたが連れてきたクラスメイトの白咲花に一目惚れをしてしまう。彼女にコスプレをさせて、写真を撮りまくりたいみやこだったが、変質的な様子に花は警戒心丸出し。だた、都が作るお菓子に魅かれ、ついついみやこの頼みをきいてしまう花。だが花と出会うことで、人見知りだったみやこは、少しずつ外に出て、人と触れ合う機会が持てるように変わってきた―――というストーリーでした。
うん、こんな大学生がいたら、すぐに通報ものです(笑) というか、花ちゃんもみやこの弱みに付け込んでお菓子をせしめる辺り、隙の無い子(笑)なので、イーブンですね。
でも最も問題なのは、ひなたのお姉さんが好きすぎて、過剰評価をみんなにしまくることが、みやこを追い込んでいるんじゃないかと・・・。お姉さんの対人スキルと妹の評価スキルを足して2で割ると丁度いいくらいと思いますので、是非お母さん&花ちゃんで教育してあげてください。
『賭けグルイXX』:御馴染み賭博漫画のアニメ化2期目でした。
今期の夢子のバトルは生徒会選挙。と言いつつ、実際は学園だけじゃなく日本をも牛耳る『百喰家当主の座』を巡る選挙戦。当然票はギャンブルで勝ち点を得ていくのがルール。
これを期に『百喰一族』の分家次期当主の面々(※綺羅莉だけは現当主)が百華王学園に転入し、バトルを繰り替えす。初戦の蟲喰恵利美、次に陰喰三欲 & 陽喰三理(正確には芽亜里が代わりに出て勝利してくれた)、更に和楽喰淑光と対決し勝利を得る夢子。公共財ゲームで次点となったところで、原作では生徒会選挙の前にあった、書記:五十嵐清華との私闘があり、これに勝利。今期の最終戦はアニメオリジナルキャラ:×喰零との100票オークションで、零の獲得票を0にして勝利―――となったところで2期目終了でした。
ありえない設定なんですが、駆け引きというか、人間の深層心理を突いてくるところに面白さがありますね。特に今期の百喰一族は、不正を犯してでも勝利に固執する面々ばかりなので、彼女らのさらに上手を行く夢子と芽亜里の駆け引きはハラハラしつつ面白かったです。
あと、この作品のアニメ化では、最終戦はいつもアニメオリジナルの設定なんですが、零さんが凄くいい味出していました。声が朴さんだったんですけど、最初は賭け事は一切しない男装の麗人でクールでありつつ、さりげなく優しさを見せるキャラでありながら、実は一族に食いつくされた自分の家を取り戻すべく、陰で暗躍し票を集めていたジョーカー的存在感がかっこよい!朴さんだったから余計にかっこいいv(笑) 最後は夢子に敗れて×喰ですら名乗れなくなってしまったようですが、綺羅莉が「一族の家畜でしかない存在」だった彼女を生まれ変わらせ、一女生徒として現れました。この女性の姿になっても朴さんの声が女性らしくなってかっこかわいい! 男性と女性の声の演じ分けができる朴さんの演技力に脱帽でした。
そして不思議な魅力の綺羅莉さん。彼女もまた容赦ない性格と見せながら、清香を助けたり零を救ったり。案外懐広そうで徹底的な悪の華って感じじゃない気がするんですが、果たしてどうだろう?沢城さんの声がまたセクシーで謎な魅力を引き立ててますね。
3期目はあるか・・・どうかは微妙なところですが、是非石田キャラ(尾喰 凛)がメタくそにやられるところが見てみたい(笑) 現在原作が丁度その辺らしいので、是非続きを期待したいところです。
『風が強く吹いてる』:2クール放送の小説原作アニメでした。
主人公はこの春、寛政大学に入学した蔵原走。長距離の天才ランナーながら、高校時代に暴力事件(※顧問に陰湿ないじめを受けていた部員を助けた)を起こしてしまったことで、陸上から離れていたが、格安の竹青寮の先輩:清瀬灰二に「これで10人揃う!」という理由で、箱根駅伝のチームに無理矢理加入させられる。無論他の寮生はほぼ陸上はやったことなく、みんなに猛反対されるも、ハイジに巻き込まれる形で長距離を開始。やがてそれぞれが自分の持つ弱さを克服し、予選会でギリギリ箱根駅伝への出走が可能となる。本番の往路ではいい調子で上がってきたものの、杉山が高熱の中無理に走り最下位となってしまう。最終組の一斉スタートから始まった復路では、チーム一丸となって走にタスキをつなぎ、走は区間新記録を樹立。ハイジは以前痛めた足を更に悪化させながらも、6秒を縮めシード権を獲得し、みんながそれぞれに走る意味を見出すことのできたチーム作りができたことへ感謝する。
3年後、あの時4年生だったハイジたちはそれぞれ仕事に打ち込み、ハイジは実業団のコーチとなる。走は4年生となり、強豪となった寛政大学陸上部を率いて今日も走るのだった―――というストーリーでした。
いや~年甲斐もなく最終回は感涙の嵐でした(ノД`)・゜・。 箱根駅伝は本番(1月2.3日のテレビで)しか見たことないんですが、実は参加資格や予選会があるなどの裏舞台を知らなかったので、一から始める学校にとっては大変な苦労があることを初めて知りました。
無論、初めてたった1年(4月からなので正確には9か月ちょい)で参加できるとは、リアルではあまりないと思うのですが、ハイジさんの指導やエース:走の本領があってこそ、ここまでたどり着けたのかもしれません。無論一人一人の葛藤や悩みなんかも丁寧に描きあげてくださったので、人間関係や成長した部分もよく見えて、非常に面白かったです。ハイジさんや他校ですが藤岡さんみたいな精神的に頼れる4年生がいるっていいですね。無論榊君みたいにイヤミな役もありです。彼は走の暴力事件のせいで、3年間必死に続けてきた陸上の最後の大会に出場できなくなった。その恨みを未だに走に持っていますが、多分彼の立場に立ったらそう考える人はいると思います。でもその想いをどうやって消化していくか・・・やっぱりハイジさんも怪我に泣いているので、榊君の気持ちもわかるし、消化するヒントを与えたりしている。いろんな人間がいて、一つの事をやり抜くって難しいけど達成すると本当に楽しい。それをしみじみ感じましたv ハイジさんの足はきっともう走ることはできないでしょうが、走る人を支える側に立って一緒に走っているんでしょうね。それを大学で引き継いでいる走。最後までいいストーリーでした。
『3D彼女』:漫画原作のアニメ化2期目でした。前回は夏にキャンプに行ったところまででしたが、今回は秋の文化祭から。
春には人間関係に巻き込まれるのが嫌で、ひたすら陰に隠れている感じの筒井君でしたが、色葉ちゃんと出会い、彼女との関係を続けていく中で、次第にクラスメイトをはじめとする他者との関わりを再構築していく。そんな中、気持ちの行き違いがあって、伊東君、綾戸さんと三角関係状態でもめることもあったものの、伊東君と綾戸さんは無事付き合いはじめ、筒井と色葉も時に本音をぶつけ合いながら、親密になっていく。ところが色葉は脳腫瘍があり、冬にはアメリカに手術のために経つことを知る。誰にも知られず、しかも術後記憶がなくなる可能性もあると聞き、筒井は少しでも思い出にと、勉強より色葉との付き合いを優先し、二人は思いのたけを分かち合って結ばれる。
やがて色葉は渡米。筒井は大学に合格し、数年後有能な会社員として働き続け、手術に成功した色葉は一時的に日本に来るが、ほぼ記憶を失っていた。しかし、部屋の隅々に残る筒井との思い出の欠片が、彼女の記憶ではなく感情を揺り動かす。そんな彼女を見て、弟の千夏は色葉を筒井に引き合わせる。そこで彼女の無事を知り、喜ぶと同時に不器用な優しさで彼女を苦しめないようにしようと身を引く筒井の想いに、彼の事を思い出していく色葉。そして高梨と石野さんの結婚式で皆と再会し、色葉に笑顔が戻っていく。筒井は彼女にプロポーズし、皆に祝福され結婚する―――というストーリーでした。
こっちもこっちで結構涙もの。ヲタクということでみんなにバカにされて来たことで、極力人付き合いを避けて生きてきた筒井君。他人は皆自分をバカにしていると思い込み、それが元で他者の気持ちをなるべく考えないように生きてきましたし、一方の色葉ちゃんも脳腫瘍で、このままでは長く生きられない、という自棄から薄っぺらい人付き合いをしてきた。でも二人が出会ってから、とにかく一生懸命色葉が怒ったり喜んだりする理由を考える筒井君と、気持ちを受け止めてほしくって、必死に訴える色葉ちゃんが、どんどんお互いいい方向に(不器用なりに)成長出来てきて、本当によかったですv ・・・多分数日後の感想でUPされると思いますが、同時期放送されている『ドメスティックな彼女』の主人公とはえらい違い。不器用なりに必死に相手の気持ちを理解しようと考える筒井君の方が、やっぱり共感できるわ。辛い時期を乗り越えてきた二人は、その場限りの想いだったらきっと結ばれなかったと思います。無事にハッピーエンドが迎えられて、息子と娘が無事結婚したような、お母さんな気分で見てました(笑) 心からおめでとうvです。
『revisions』:オリジナルアニメでした。
主人公は渋谷の高校に通う大介。幼い時幼馴染たちと遊びに行った先で誘拐され、その危機を救った「ミロ」という女性に「お前がみんなを助ける時がくる。それまで強くなれ。」と言われる。その印象が強すぎたのか、勝手に「みんなを守る」と言っては余計なことに口や手を出す青年に。幼馴染たちも失笑していたある日、突如渋谷の一区画だけが2338年の渋谷と入れ替わる。そして謎の機械生物『リヴィジョンズ』が生徒たちを捕らえ危機的状況となったとき、ミロが現れ、リヴィジョンズを撃退する兵器『パペット』を持ち込む。自分がヒーローになると信じ切っていた大介は真っ先に乗り込み、リヴィジョンズを撃退することに成功。それで気をよくした大介は、ミロから他の幼馴染たちにも同様のパペットを与えられるが、一人勝手にリヴィジョンズを倒しにかかる。そのせいで『対リヴィジョンズ組織:SDS』から再三問題を指摘されるが、大介は聞き入れない。挙句伯父と友人の慶作の母親が連れ去られた際は、二人で勝手に救い出しに行こうとし、いたずらに戦力を消耗する。それでも尚納得しない大介だったが、SDSは大介の叔父からの情報提供により、ついにリヴィジョンズ本拠地に直接攻撃にかかる。勇んで出撃する大介たちだったが、母親を殺されたことで怒った慶作がリヴィジョンズによって時の狭間に送られてしまう。しかもリヴィジョンズは未来の人間が感染症にかかった結果、機械を纏った生物と化したものだった。新しい未感染の身体を手に入れるために、リヴィジョンズは人をさらっていたのだった。目の前で慶作を失った大介は、ここにきてようやく「自分がヒーローではない」と気づく。一方リヴィジョンズの中でもニコラスが慶作消失後は彼が残した虚無の結晶を手に入れ、新しい肉体を構築。慶作とストリング・パペットを取り込み、本拠地に乗り込んできた大介の前に慶作の姿で現れる。虚無の結晶自体と融合した結果、超高次元存在へと進化を果たし、もはや不要になったリヴィジョンズの量子脳を破壊、ムキューも始末した上で過去へと跳躍する。一見無事に元の時代に戻れたに見えたが、実はそれは慶作に憑りついたニコラスが時間を超越し、あらゆる時代に現れたため。大介は時を流され自分が誘拐された時代に辿り着く。そこで目にしたのは、ミロが子供の慶作を手にかけようとしていたところ。新出で止めたが今度はニコラスが現れ、慶作の身柄を渡すよう要求。だが子供たちとの連携で彼を取り返し、ニコラスは本当の危険因子は慶作に守られている大介と直感。時間の狭間で二人は対決。ニコラスを撃退するが、尚も縋るニコラスを慶作が自分と共に狭間の奥深くへ連れ行き、大介は無事元の世界の皆に助けられ、元に戻る―――というストーリーでした。
とにかく第1話から、この厨2病を重度にこじらせた主人公の鬱陶しい事と言ったら(--;) エヴァのシンジ君と真逆ですね。彼は被害妄想的なネガティブさから段々脱却して、アイデンティティを獲得した子でしたけど、この大介君はもういい加減アイデンティティを獲得していい年齢にもかかわらず、全く周りが見えない。「すべて自分がやればなんでも上手く行くし、相手も喜び自分に感謝してくれる」という全く根拠のない自信の下に動いているので(そして「努力している!」とは言うものの、身体を鍛えたりという、全く方向違いの努力)、周りは本当に迷惑。途中途中で変化が見られそうなところもあったんですが、何かの拍子にすぐ元に戻るので、主人公なのに、こんなに反感買うのは珍しいくらいの作品でした。最終的には彼の成長(というか病気からの脱却)がこの物語のメインだったのでしょう。自分の行動のせいで、大人が死に、仲間が死に・・・一人の人間の成長に、これだけの犠牲が必要となるのは、ちょっと重すぎでしたね。最終的には親友の想いと犠牲に助けられ、一回り大きくなったようです。今度こそどこかの時間にいるかもしれない慶作を助けてあげて欲しいです。
『ケムリクサ』:こちらもオリジナルアニメ。『けものフレンズ』のスタッフ作成のアニメでした。
薄暗く赤い霧が立ち込め、廃墟が広がる世界。りん、りつ、りなたち姉妹は赤虫(あかむし)と戦いながら水を探して生きていた。ある日、姉妹は記憶喪失の青年わかばと出会う。りんたちはわかばがムシではないかと疑いつつも行動を共にする。島を巡りながら水を求めて旅を続ける一行。わかばはケムリクサに非常に興味を覚え、りんたちでも知らないような使い方を見つけていく。ダイダイのケムリクサに残されていたメモから、かつてこの赤い霧がどう発生していったのか、過去の秘密が明らかになっていく。
遂に補充の水がなくなり、りつ、りな達はわかばとりんを生き残すべく水を与え、自分たちは残ることを決意。わかばとりんは赤い霧の中心へとついに足を進める。そこには赤い霧を吐き出す生き物―――「さいしょのひと」である「りり」がケムリクサで生み出してしまったものが存在した。必死に戦うりんとわかば。しかしわかばも生き物に捕らえられ、唯一武器のみどりのケムリクサも使い切り、絶体絶命の危機のりんの前に、姉たちが現れる。彼女らに残された最後の力で生き物を破壊し、りんが止めを刺す。そして姉たちは昇華され、りつ、りなからも生存確認の連絡が来る。安心した二人の前には、赤い生き物がいた場所に大きな穴が開いていた。その向こうは光と水の溢れる世界だった。そして初めてわかばへの気持ちが何かに気づいたりんは、わかばに告白する―――というストーリーでした。
「けもフレ」のスタッフさんということで、あの可愛いノリのストーリーかと思ったら・・・「シリアスなけもフレ」でした。
多分役どころで、かばんちゃんやきゅるるちゃんの役がわかばくん。そしてフレンズはりん、りつ、りな姉妹。ただしサーバルちゃんみたいにフレンドリーではなく、わかばくんに警戒心だらけですけど^^;
主人公はりんちゃんでしたが、視聴者はわかば君視点で、この世界の謎に全く知らないところから入っていく、という展開は「けもフレ」同様。最終的に「赤い霧」と「それを吐き出す生き物」を倒しましたが、いわゆる「赤い霧」はリアル世界における化学物質とか汚染物質、放射線物質で、「吐き出す生き物」は人間が作ってしまった、利便性の代償に自然を破壊してしまうもの、でしょうね。『エガオノダイカ』でも同じですが、水がなければ人も生き物も生きてはいけない。それをこうして比喩にした作品だったと思います。それでもなかなか謎は多いですけれどね。3姉妹の正体も人間・・・ではないですし。進化した人間の姿なのかな? ともかくエコロジー、大事にしましょう。
『明治東亰恋伽:原案は乙女ゲーム。アニメやドラマや劇場版もあるらしいので、総合メディア作品ですね。アニメは大地監督が担当されていました。
主人公・綾月芽衣は現代を生きる女子高生。ただ「お化けが見える」ということから、同級生たちは彼女を恐れ、芽衣自身も誘われても距離を置いてしまう。そんな彼女が、ある日赤い満月の夜に謎の奇術師・チャーリーのマジックによって明治時代の"東亰"へタイムスリップしてしまう。そこで鹿鳴館に向かう馬車に轢かれそうになった芽衣は、馬車の主:森倫太郎(鴎外)に助けられ、そのまま一緒に鹿鳴館に行き、川上音次郎、小泉八雲、泉鏡花、菱田春草らといった明治の名だたる有名人と知り合うことになる。 現代に戻りたいのであれば一ヵ月後の満月の夜にもう一度マジックをかけてあげると言うチャーリー。それまで芽衣は鴎外の家でやっかいになるが、表向き「鴎外の婚約者」とされる。彼に助けてもらった感謝のために、彼に恥をかかせないようなレディーになろうと努力する一方、彼女の「霊探知」の能力で事件を解決し、次第に彼らにとっても無くてはならない人となり、芽衣自身もこの世界で自分の居場所を見つけられたことで、この世界に留まろうとする。しかし、記憶を取り戻した芽衣は「今の自分なら、あの時差し出された手を取ることができるのでは」と気づく。更に、彼女が見ていたお化けの正体こそ「チャーリー」。チャーリーは一人寂しく生きる芽衣を心配し、記憶を失くしてこの時代に連れてきたのだった。だが本当の自分を取り戻した芽衣は、皆に別れを告げ、鴎外に気持ちを伝え、現代へと戻る。そしてクラスメイトから誘われ差し出された手を、笑顔で受け取るのだった―――というストーリーでした。
大地監督の乙女アニメだということで、『十兵衛ちゃん』みたいな感じのノリになるかと思っていたんですが、現物が乙女ゲームなこともあって、イマイチギャグが乗り切れなかったのが残念。どっちかというと『ふしぎ遊戯』に近い感じでした。
無論乙女ゲームなので、メインは登場人物との恋愛ですが、アニメの芽衣ちゃんは鴎外さん一本なので、他の人とのストーリーは成らず。ただ今まで数ある乙女ゲームのアニメ化作品の中で、明らかに「この男性一筋」というものはない(※アンジェリークにしても、金コルにしても、その他オトメイトにしても「この中の一人と恋愛関係になる」という展開ではなかった)中、珍しく「一人の男性と恋に落ちる」という展開で、そこは新鮮味がありました。無論他のキャラ目当ての『めいこい』ファンの人にはちょっと物足りなかったかもしれませんが。
でも一番芽衣ちゃんを思っていたのは、実はチャーリーさんでしたね。彼女に笑顔が戻ったことで彼は安心して消滅しました。おかげで「ちょっと泣きそうになったじゃないか!」(笑) 円満・・・ではありませんでしたが、みんなが本来の行く道に進めてよかったのかも。鴎外さんのその後の気持ちは、是非芽衣ちゃんに小説を読んで行ってもらいたいものです。
『同居人はひざ、時々、頭のうえ』:漫画原作のアニメ化でした。最近人気の動物ものです。
ミステリー作家の青年朏素晴は、両親の墓参りをしていた際に出会った野良猫から新作の着想を得て、その後も連載の参考とするために猫を家で飼い始める。素晴は、陽と名付けた猫が取る行動の意味を読み取るのに四苦八苦しつつも、陽との共同生活に楽しみを見出すようになる。一方、過酷な環境を生き抜いてきた陽は、弟猫を亡くした後悔から、素晴を「あの子」と呼んで、弟猫にするように心配や世話をしようとする。
次第に距離が縮まる一人と一匹。最後は取材先の徳島から台風で帰れなくなった素晴が陽を心配し、陽が戻ってこないことで心配する陽が雨の中飛び出していく。必死に仲間に手を貸してもらい、陽を探す素晴。ようやく見つけた時、素晴も陽も「自分一人ではない」ということと、「いつの間にか頼れる人たちに囲まれていた」ことに気づき、その存在に感謝する。一人と一匹は少しずつ人の輪の中で成長していくのだった―――というストーリーでした。
Aパートは飼い主が「猫の、この行動は何???」 で困りながらも、徐々に手助けを受けたりしながら解決していく。Bパートは逆に陽(猫)から見た「この行動の意味はこれだったの!」という答えになっている構成で、新しくって面白かったです。
でも本物の猫は、本当に陽ちゃんみたいな考え方をするのだろうか・・・。飼ったことないんで分からないんですが、かもした家の隣のおうちは、半ノラの黒猫に餌をやっていて、一匹は『元黒(元々いた黒さん)』、2匹目は『傷黒(元黒さんの弟らしいが、喧嘩ばっかしているので、いつも全身傷だらけ)』といるのですが、兄弟にもかかわらず、テリトリーにはシビアで、傷黒さんは元黒さんの姿を見ると「シャーッ!」ってなる(哀) 元黒さんは喧嘩弱いのか、傷黒さんの姿を見かけると逃げちゃう。お隣さん家曰く「兄弟だろうと食住確保されていなけりゃ、兄弟だって敵同士」らしい。
最近ここに図体のでかい『八割れ』が来たので、兄弟でこの八割れに挑むのか!?共闘するのか!?!?―――と思っていたら・・・
(正解)「三つ巴」(涙)
3匹入り乱れて噛みつき合って、その喧嘩の集大成が、我が家の車のボンネットが傷だらけ・・・お前ら、修理費いくらかかると思っているんだよ!(# ゚Д゚)
まぁそんな感じなので、陽ちゃんみたいに弟思いで、餌取ってきてあげる!という猫ちゃんがいたらいいですねv 
でも結構飼い猫さんの動画を見ると、思いやりや甘さに溢れた動画をいくつも目にするので、きっと陽ちゃんみたいな感情も猫にあると信じてみます。
・・・生き物一匹いるだけで、本当に世界が変わります。家の中が寒々しい時でも、生き物(例え何の役にも立たない、食って騒いで寝るだけのインコ一羽だろうと)がいると、本当に和みます♪
素晴さんも陽ちゃんのおかげで、人付き合いができるようになっていきましたし、まだまだ知らない世界を広げてくれそうです。末永く可愛がってやって欲しい(*´ω`*)




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