うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

冬アニメ最終回③

2019年03月29日 06時06分34秒 | アニメ
現在仕事は主に肉体労働(段ボールの入れ替え作業)のため、この春の陽気で結構暖かかったせいか汗をかき、今度帰りはそれが冷えたのか・・・鼻水が止まらぬかもしたです
花粉症ではないな・・・また週末は気温が下がるらしいので、風邪には気を付けないと、です。
そして見逃しも気を付けないといけない(笑) 最終回アニメがラッシュです。
『Dimentionハイスクール』:オリジナルですが、俳優のドラマ+3Dのアニメーションが複合になった作品でした。
次元高校に通う主人公の白山純平は、校庭である石を拾う。緑ヶ丘流星、黄川田 剛、水上ゆりおらと、教師・桃谷総司が行う補習を受けていると、拾った石が突如動き出した。彼はスプーディオ22世といい、2次元世界から侵略してくるスフィンクスと戦ってほしいとのことだが、5人は訳が分からない。だがスプーディオは彼らを2.5次元世界に連れていく。そこではスフィンクスの出す謎を解かないと、大事なものを奪われる、ということだった。機転の利く純平の活躍もあって見事にクイズに正解するものの、スフィンクスは次々と現れ,そのたび彼らは2.5次元に連れていかれてしまう。ある時は敗北した際、大事なもの(お金だったり、人格だったり)を奪われてきたが、ここにきて桃谷先生が奪われてしまう。スフィンクスたちは先生の身体を乗っ取り、ついに3次元の世界に向けて本格的侵攻をしてくる。しかし乗っ取られたかに見えた先生は、実は彼らを永久にこの場から動けなくする方法があることを、暗に知らせ、それに気づいた純平が「クイズを出し合いっこし、答えられなかった時はこの世界から出てはいけない」という条件を出す。そこで純平はわざと「正解がないクイズ」を出し、見事に術中にはまったスフィンクスを釘付けにする。かくてこの世界は守られた。そして桃谷先生もかつて亡くなった友人に導かれ、無事この世界に戻ってきた―――というストーリーでした。
単純に言って『ナゾトキネ』のドラマ+3Dアニメ男子高校生バージョン、というヤツです。主演の俳優さんたちはともかく、スフィンクス役の声優さんが超豪華蒼井さん、江口さん、諏訪部さん・・・最後追い詰められても皆でワイワイ正解のないクイズを一生懸命解こうとして・・・お疲れさまでした(笑) ちなみにクイズはめっちゃ難しかったです。諏訪部の兄ちゃんが出した問題(※しかも黄川田君の夢落ちだったので簡単すぎた:笑)以外は答えられなかったorz じーちゃんスフィンクスの問題が非常に難問!オジジ、ちょっとボケ入っているのに、問題は死ぬほど難しかったよ。
最終的には無事に全部完結してめでたしめでたし。よかったね♪
『BamG Dream!2ndSeason』:リアル&アニメ&ゲームの総合メディア作品の第2期目でした。
「Poppin'Party」(ポピパ)のメンバーも無事進級し2年生になった春。バンドは継続しているが、生徒会やバイトなどに追われて蔵に集まる時間が少なくなっていた。 一方、岐阜県から上京してきた少女、朝日六花は羽丘女子学園高等部に入学。そこで、香澄の妹、戸山明日香と友達になる。1年前に「SPACE」のラストライブでポピパの演奏に勇気づけられた六花は、「大ガールズバンド時代」と呼ばれている今の時代に、地元で活動していた時のように高校でもバンドを組もうとメンバーを探していた。そんな時、バイト先のライブハウス「Galaxy」のリニューアルオープン記念ライブの参加バンドを探すことになった六花は、道で偶然出会ったポピパにライブの出演を依頼する。
「Afterglow」「ハロー、ハッピーワールド!」「Roselia」も参加した記念ライブは無事成功に終わるも、ライブ終了後、Roseliaが主催ライブを開催することを発表したことをきっかけに、香澄もポピパで主催ライブを開催することを宣言する。しかし、Roseliaの主催ライブに参加したことで、主催ライブを行うことの難しさを知った香澄たちは、自分たちにRoseliaのような主催ライブができるのか不安になる。そんな時、街中で出会ったことをきっかけに六花を蔵練に誘った香澄は、六花からポピパへ抱く想いを聞かされる。その想いを受け取った香澄たちは「Roseliaのようでなくてもいい、自分たちらしいライブ」をすることを決意する。
一方、たえは幼馴染の和奏レイと再会する。さらに別の場所では中学生で音楽プロデューサーのチュチュが「最強の音楽」を奏でるためのバンドメンバーを集めており、たえに和奏から「RAISE A SUILEN」のヘルプの依頼を受ける。しかしライブ当日はポピパの学園祭&結成1周年記念ライブがあり、たえは掛け持ちを決意。しかしRAISE A SUILENのライブが押し、ポピパの出演に間に合わなかった。落ち込むたえとメンバーがギクシャクしてしまったが、たえは「ポピパが私のやりたいバンド」と願いを込めて新曲を作り、メンバーに聞かせたことで、わだかまりが解ける。こうして窮地を脱したポピパは、見事に主催ライブを完遂させるのだった―――というストーリーでした。
1期目は「結成まで」。そして2期目は「主催ライブの開催」が目的でしたが、1期と違って他のガールズバンドも活躍する機会が多く描写されていて、『バンドリ』デビューのグループそれぞれにスポットライトが当たって、思い入れのあるグループのある人には嬉しい展開だったと思います。しかも「結成バンドの初めて迎える危機」・・・たえちゃんの引き抜き問題ですね。こういうの絶対バンドやっているとあるんですよね。音楽性の違い、という理由とか。でもちゃんと言いたいこと、思いを伝えあうことができるバンドだったからこそ、より絆を強くして戻って来てくれました。よかった~v 声優バンドと侮るなかれ、どこもすごい実力があって、純粋に音楽番組としても楽しめました。最終回の楽屋の様子が、如何にもリアル「女の子バンド」って感じでいいですねv ちなみに「主催ライブ」って妙な親近感を覚えたんですが・・・「そうか、アンソロ主催とか、イベント主催した時と同じ感覚だ!」(笑) なんか同じものが好きで、一緒に作り上げて行けるあの感覚、ヲタクでも味わえるぞ!! そしてもう既に3期目は決まっていますが、チュチュ様が「覚えてなさいよっ!」と悔しそうに叫んでいたので、その続きからでしょうか。あと今売り出し中の男性ユニットが登場するのかな? また新しい音楽とストーリーを待ちたいと思います。
『ガーリーエアフォース』:こちらはラノベ作品のアニメ化でした。
ザイと呼ばれる未確認生物が地球の各地を襲い掛かり、ある時上海沖にて、日本へと向かう船団がザイの攻撃を受けた。救命艇による脱出の最中、主人公:鳴谷慧は、赤色に発光した戦闘機らしき機体が、ザイを撃墜するのを目撃する。ところがその機体は姿勢を崩し、そのまま付近の海上に墜落してしまう。自らの生命を救ってくれたパイロットを助けたいという衝動に駆られた慧はひとり海へと飛び込み、どうにか機体に辿り着くことに成功する。 そこには女の子が一人操縦席に座っていた。後に慧は小松にある自衛隊基地に招喚される。そこで出会ったのがあの少女「グリペン」だった。彼女はザイから作られたアニマという存在で、対ザイ用に開発された専用飛行機のドーターだった。ただグリペンは不安定で殆ど迎撃できない状態だったが、何故か慧といるときは安定するため、飛行機の操縦経験がある慧をサポートとして一緒に搭乗することになった。やがて各地から「イーグル」「ファントム」も配備され、個性豊かな彼女たちに振り回されながらも、何とか指令をこなしてく。アニマの考え方と人間の考え方の違いに苦悩する慧だったが、アメリカ厚木基地のライノとの共同戦線の中、敵に振り回されてガス欠となってしまう。緊急で着陸した空港はさっきまで人がいたかのような清潔で整った空間。つかの間の休息を取った彼らだったが、違和感を感じた慧の前にザイに意識が支配された(というか、アニマは元々ザイなので支配、というのは語弊有り)ライノが迫る。意識をゆだねることを強要するライノは既に自我は無くなり、同じように飲み込まれそうになったグリペンだったが、慧の言葉に自我を取り戻し、ライノを撃墜する。イーグル・ファントムの加勢も加わり、何とか無事に逃げ切った慧だった―――というストーリーでした。
世の中、艦隊の女の子がヲタクのお茶の間に浸透してきておりますが、こっちは戦闘機です。でも正確には戦闘機そのものではなくシステムの一つなので、擬人化ではないんですが。ザイであるがゆえに恋愛感情とか女の子らしい感情は無いようなんですけれど、各機とも非常に個性的ですね。多分物語を最後まで追って行けば、「ザイとはどういう存在なのか?」ということにも辿り着きそうなんですが、アニメは時間切れで残念。多分母親を殺された慧にとっては、ザイであるグリペンたちの価値観が理解できず、まだ戸惑っている上、意識を乗っ取られたライノに語られ続けた「人間の科学技術を捨てて、元のあるべき姿に戻ろう」というあたり、ザイはある意味地球の自然が発する警告を形にした存在なのかもしれません。原作がまだ継続中らしく、詳しいことは濁したまま終了してしまいましたが、彼女たちと対話を進めることで、彼だけが見えてくるザイの本質が判って、この戦闘の終結に繋がるかもしれませんね。
『約束のネバーランド』:ジャンプ連載作品のアニメ化でした。
主人公は11歳の少女:エマ。彼女は『グレイス=フィールドハウス』というところで、ママと呼ばれるイザベラの保護の下、同い年のノーマン、レイを始め、年下の兄弟たちと幸せに暮らしていた。彼らは皆特殊な勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す...と孤児たちは教えられていた。
ある日、コニーという少女が里親が見つかり院を卒業する。コニーが人形を置き忘れたためエマとノーマンはそれを届けようと、近づくことを禁じられていた「門」に辿り着く。しかしそこでコニーが食肉として出荷される瞬間を目撃する。実はここは孤児院ではなく、食人鬼たちの食料となる人間を育てるための農場だった。そこで二人は博識なレイとそのほか、ドン、ギルダを仲間に引き入れ、GFからの脱獄計画をスタートさせる。 しかし、子供たちの動きに危機感を感じたママが増員監視者として「シスター」を呼ぶ。更にレイがママ(イザベラ)のスパイであったことが発覚。様々な心理戦が繰り広げられる中、脱獄を試みる標的がいることを特定されるが、あくまで管理を維持したいイザベラの思惑を逆手にとり、ノーマン達は計画を進める。
「ママ」の座を狙いイザベラを蹴落とそうと企むシスターと、仮初めの協力関係を結ぶ子供達。しかしシスターは出荷され、ママにも脱獄の下見が見つかってしまう。計画を封じるためエマの足は折られ、さらにノーマンの出荷が告げられる。
レイとエマは、ノーマンの発信器を無効化し全員の脱獄敢行まで潜伏させる作戦を立てる。しかし、ノーマンは残される子供達の脱獄に支障が出ることを恐れ、発信機を生かしたまま下見を強行したが、壁の向こうは急峻な崖が続いており、脱出不可能と知る。レイに残る乳児時の記憶と決死の下見により、ハウスの周囲は崖で本部と繋がる橋が唯一の出口ということが判明したが、ノーマンの出荷は確実となった。悲しみに暮れるエマ達を残し、ノーマンはハウスを後にする。そして、ついにレイが出荷される日、彼はハウスを火事にさせて、ハウスに警備を集中させて橋から逃げる作戦とした。そして、レイは出荷目前の高級品である自分も、ハウスともども燃えようとする。エマはそれを阻止し、ノーマンの伝言をもとに、脱獄することにした。最終的に4歳以下の子たちはまだ出荷まで2年余裕があるため、彼らは残し、5歳以上で脱出。ママが追いかけてくるも、エマは別離の言葉を残し、彼女の元から去る。残されたママは自分も兄弟たちをただ見送るしかできず、脱走すらできなかった過去を思い出し、無事逃げ延びるよう祈るのだった―――というストーリーでした。
ジャンプにしては珍しい、ホラーというか、オカルトチックという作品でしたが、毎回ハラハラしながら見入っていました。「逃げるか食われるか!?」の瀬戸際の中で、ギリギリ精神力を保ちながら作戦を練っていく子供たち。優秀な子どもを育てるほど、食人鬼は喜ぶ(高価らしい)ので、優秀な子を育てたまではいいですが、それが裏目に出た感じですね。子供の柔軟な知恵と身体能力には脱帽です。死との境ギリギリになるほど強靭になりましたね、子供たち。
あとノーマンですが、原作読んでないのでわからないんですけど・・・多分生きている気がします。コニーの時と別の場所に呼ばれたから、というのもありますが、下世話な話、ママが言っていた「優秀な女の子は子供を産んでママになれる」とエマに話しているのを聞いて、「子供を増やすには、男性遺伝子も必要。しかも優秀な子ほどいい値が付くなら、優秀な男性も生かしておかないといけないのでは」ということで。嫌な言い方に変えると「種牛」とか「種馬」ってやつですね。案外更に優秀な大人になるように、育てられていそう。最後は脱出したエマやレイたちと合流するか、大人になって出会うかして、人間が犠牲にならないような世界の秩序を作っていきそうな感じ。というかそうであって欲しいです。
後、ママも我が子(レイ)を出荷することに躊躇なく、火事になったときも「(レイの)脳は無事!?」と先にそっちを気にしていたので、冷徹なだけかと思いきや、子供たちの脱走した先での生き残りの無事を祈っていて、彼女も人の子だったんだな、と。生き延びるために犠牲をいとわなくならざるを得なかった、切り捨てるしかない人生を生きてきた彼女に、エマの生き方は眩しかったでしょうね。2期も決まっていることですし、これから先、子供たちと共に、彼女の人生に少しでも安らぎが訪れることを願ってやみませんでした。
『五等分の花嫁』:こちらもマガジン連載の漫画原作のアニメ化でした。
高校2年生の主人公:上杉風太郎は、成績優秀だが生家が借金を抱えており、貧乏生活を送っていた。そんな彼の前に一人の転校生が現れる。彼女は五つ子の五月。だが、風太郎は勉強を教えて欲しいという彼女に悪態をつき、更に五月も最悪の態度で返し、第一印象は最悪だった。だがある日、風太郎は妹から「富豪の娘の家庭教師」というアルバイトの話を聞かされ、借金返済のためにその仕事を引き受ける。
風太郎の仕事は、同じ学校に転入してきた五月をはじめとする五つ子姉妹に勉強を教え、全員を高校卒業まで導くというものだった。落第寸前の成績であるにもかかわらず勉強する意欲すら見せない5人に頭を抱える風太郎だったが、夏祭りなどを通して五つ子と交流する中で、はじめから比較的協力的だった四葉に加え、三玖と一花の信頼を勝ち取ることに成功する。だが、二乃と五月の協力は得られないまま、風太郎が家庭教師に就いて初となる中間試験を迎える。テストの結果は前回より上昇していたものの、赤点は避けられなかったため、家庭教師を続ける条件として5人全員が赤点を回避することを課されていた風太郎は、5人にアドバイスを残し去ろうとする。しかし、それまでは非協力的だった二乃が風太郎を庇って嘘の報告を父親にしたことで、ひとまず家庭教師を続けられることになる。 そして林間学校に際し、フォークダンスで最後に手をつないでいたカップルは永遠に結ばれる、という言い伝えを意識した五つ子は、風太郎を巡って曖昧な態度になった中、二乃は写真の男の子(昔の風太郎)に一目惚れ。一花は風太郎と倉庫に閉じ込められ意識が高まり、三玖も風太郎に対し微妙な意識に。そんな中、鬼ごっこをしていた矢先、五月が行方不明に。遭難の恐れのある中、風太郎は一花を連れ出し、二人きりで捜索…と見せかけて、実は風太郎は一花に変装していた五月であることを見抜いていた。ちゃんと彼女の個性を知っていた風太郎に謝ろうとするが、風太郎は風邪が悪化して結局寝込んでしまう。キャンプファイヤーはお預けだが、五つ子は(二乃はまだ認めたくないようだが)揃って風太郎の傍で看病する。
数年後、風太郎はこの中の一人と結婚式を挙げる―――というストーリーでした。
原作読んでいないので初見だったんですが、何しろ最初の印象がお互い悪すぎて、しかもこじらせていたので、どうなるかと思ったんですけど、よくよく知り合えば段々角が取れてきて氷解した感じでした。というか、風太郎も「天上天下唯我独尊、まではいかないけれど、自分(と家族以外)に興味なし」という態度も悪すぎですし、その後の五つ子の態度も悪すぎ。ただ五つ子の場合、今まで「5人一緒」が当たり前で、早々とアイデンティティを獲得した一花とあんまり考えていないのが自覚のない個性の四葉が離れていくのが、二乃や五月には不安で仕方がなく、それを風太郎の所為にしていただけ、というのが判ってきます。多分彼女たちが「それぞれ独立した価値観と意識を持っている」ことが判れば、風太郎への態度も軟化するんでしょうね(笑)
最後この中の一人と結婚する、その相手は・・・髪の色からと、最初の出会いと最終回での出来事から、多分五月ではないかと思いますが、表情だけ見ると三玖っぽい。とりあえず四葉じゃなさそうw まぁ原作はまだ継続中なので、解答はまだまだ先になりそうですが、今後の展開次第ですね。原作ファンの楽しみはまだ続きそうです。
『グリムノーツ』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。
人々が「運命の書」という、「童話の世界でその書物に書かれている、与えられたキャラクターの運命を繰り返す」ことが決まっている世界。そんな世界に住む主人公:エクスの運命の書には運命が何も書かれていなかった。そのため同じ世界に住む人たちからは薄気味悪がられており、エクス自身も居場所をなくしていた。そんな彼の唯一の理解者は、 隣に住む幼馴染の少女:シンデレラ。彼女も継母と異母姉妹にいじめられていたが、いつか王子様に会える運命を信じ、日田市ら待ち続けていた。ようやくドレスを着て舞踏会で王子と出会う日、突然今まで見たことのない怪物:カオステラーが無数現れる。その時に現れたレイナ、タオ、シェインの3人に助けられたエクスはであ、それぞれ想区と呼ばれるストーリーの世界があり、カオステラーはその世界を滅ぼしていく存在であること。そして稀に運命の書に何も書かれていない者が、カオステラーを倒し、想区を調律する役を担っていることを知る。居場所のなかったエクスハ、ようやく自分の道を選び、レイナたち一行と共に旅をすることを決めた。
様々な冒険の中、カオステラーをばらまく黒幕の正体はロキという人物と、彼が協力する教団の『混沌の巫女』カーリー。教団は「決められた運命を生きるしかない不幸からの解放」という名目で。ロキは自身も運命の書に何も書かれておらず、迫害されてきたため、想区への恨みから食い尽くそうとしていたことが判明。追い詰められそうになったところ、エクスは「ストーリーテラー」のグリム本人を召喚。ロキを倒し、また旅を続けるのだった―――というストーリーでした。
童話を元にしたゲームでありますが、世界の童話を知っていると更に楽しめる作品でしたね。物語の中に人生を見出し、懸命に生きる人たちを不幸にするロキは困ったさんですが、カーリーの考えることもわかる。「決められた運命をなんか主ずっと繰り返すことに意味はあるのか?」ということですが、確かに既に決められた未来があるのは安心できるし、いわゆる自己存在や自己肯定感を認められているので、居心地はよくなるかもしれない。先が判ればストレスはない(任せればいいだけ)のですが、その分自分の考えが認められない世界でもあります。他にやりたいことができても選べない、あるいはやりたいことすら見つけられない運命って、外側から見ると果たしてそれで本当に幸せなのか???ですね。
まだカーリーとタオファミリーの和解はなっていないですが、リアル人生でもどう生きるかを考えるように、ちょっと投げかけてくれた作品だったと思います。