うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

ダンスはうまく踊らない(第1話)

2024年06月16日 21時56分53秒 | ノベルズ
アカツキ島にあるアスハ家の別荘。
ファウンデーションとの戦いの直後、キラとラクスは行方をくらまし、今はこうしてカガリの庇護の下、ヤマト夫妻共々この別荘で静かに暮らしている。


そう、「静かに」暮らしている「はず」だった。


それはキラとカガリの誕生会から一か月ほど経ったある日の朝、カガリが突然襲来…いや、訪問してきたのだった。
「おはようカガリ。どうしたの?こんな急に。」
驚きながらもどこか嬉しそうに片割れを出迎えたキラだったが、金髪を深くかぶったキャップに隠し、赤いTシャツにカーゴパンツという、どう見てもオーブ代表首長とは誰もわからないであろういで立ちで、キラと同じくにこやかにしていたカガリの口からは、キラの想像の斜め上の発言が発せられた。
「おはようキラ。さ、これから特訓始めるぞ。ちゃんと朝飯は食っただろうな。」
「は?」
いきなり何を言い出したのか、キラがカガリの言葉を消化し理解する間に、カガリはキラの横をすり抜け、とっとと「お邪魔するぞ」と別荘に上がり込んだ。
そして、同じく驚くカリダやハルマにサクッと挨拶だけかわすと、持ち主だけあって勝手知ったる別荘の奥―――壁にしか見えない場所をノックすると、隠し扉が開き、そこに突如現れた地下に向かう階段を降りかける。と、カガリはキラが来る気配がないことに気づき、歩みを止め、振り返った。
「何をしているキラ。ほら、行くぞ。」
「い、行くってどこに?いきなり上がり込んで、僕の家の中を勝手に―――」
「“私の”別荘だが。」
「…」
御尤もである。キラが二の句も告げずにいると、キッチンからピンクのエプロン姿のラクスが現れた。
「あらあら、カガリさん。おはようございます。」
何故か別段疑問も感じないように、こちらも笑顔で挨拶するラクス。
「おはようラクス。時間が限られているから、早々にキラを借りるぞ。」
「はい♪」
一欠けらの疑いもなくにっこりと返答するラクスに、キラが慌てる。
「ラクス、カガリが来ること知ってたの!?」
「知っていた、というよりは、先日おっしゃっていたので、そろそろお見えになる頃かと。」
「先日?言っていた?」
未だに理解不能のキラに焦れたのか、カガリがやや口を尖らせて告げる。
「いいからさっさと来い、キラ。例のものもちゃんと持って来いよ。」
「例のもの、って―――」
キラが後方でほほ笑むラクスと、さっさと階段を降り始めるカガリの双方をキョロキョロと見比べていると、ラクスは一枚のカードをキラに差し出した。
それを見たキラが慌てる。
「…え、これって―――本気だったの!?」
それは一か月前の誕生会で、カガリがキラ専用に、とプレゼントしてくれた例の『体術修練回数券』(※詳しくは5月18日UPの「君に笑顔のプレゼント」をご覧ください<(_ _)>)だった。
「当り前だ。無駄になるものを私が渡すわけがない。ちゃんと利用価値のあるものでなければ意味がないだろう。」
降りてこないキラを訝しんで戻ってきたらしいカガリが、今度はむんずとキラの首根っこを掴む。
「さぁ、行くぞ、キラ!」
「ちょっとまって!心の準備が―――」
「必要ない。お前が準備中だからと、敵が待ってくれると思うのか!?」
そうカガリに言われながら、キラは抵抗空しくズルズルとカガリに引きずられていった。
その様子を楽し気に見送るラクス。
「あらあら。これはきっとお腹が減るでしょうから、お昼は揚げ物を沢山用意しないといけませんわね♥」


―――続きはこちらから。


***


久しぶりにSS更新です。以前UPしました双子誕生日記念SSの続編となります。
今回のテーマは”ダンス”です。
と言っても現段階、ダンスの「ダ」の字も見えてきませんが、そのうちそうなってくるはずです。多分…

とりあえず第1話での犠牲者はキラ・ヤマトくん。…ご愁傷さまです(ー人ー)チーン
配信見ながら、キラは自分の誕生日辺りで催されたであろう、剣の勝負やファウンデーションの夜会で、なんでこんな罰ゲームみたいな誕生日を迎えなければならなかったのだろう、と、見ているこちらまでしょげてしまいます(ノД`)・゜・。
オルフェとラクスのスタンダードワルツは、プロの舞踊家さんペアにモーションキャプションを付けてもらって踊っていただいた解説がありましたが、ヨーロッパ風の上流階級のお家柄なら、ダンスも習得していて当然な世界なんでしょうね。となると、ラクスはもちろんですが、もっとお姫様なカガリは当然習得しているであろうと思いまして。すっごい嫌がりながらで、マーナさんがほとほと苦労した光景が勝手に目に浮かびます(笑)
そういえば、運命の時、セイラン家に入ったカガリが作法をユウナの母親に仕込まれているシーンで「ドスドス」歩く感じで、ユウナに笑われていましたね。何ならアニメイトのグッズの特典ブロマイドで、あんなヒールを履きながら大股で歩くカガリ様(苦笑)もいらっしゃいました。でもおそらく「やればできる子」なんですが、「そうはいくか!」という反発込みだったんじゃないかと。
ダンスのシーンはこの先おいおい書いていくとしまして。
ちなみにカガリの剣技はどうなんだろう…。軍事教練を受けていますが、公式でも長剣を扱うシーンは全くなかったので、もしかしたらカガリも触れる機会はなかったかもしれませんが、細身の剣でレイピア、あるいはサーベルなんかを操るカガリがいたら、すごく凛々しくてカッコいいだろうなぁ♥(´∀`*)ポッ
案外、アスランが手ほどきしてたかもしれない。手取り足取り、ウフフフフ♥(*´艸`*)
ただ、あのアルテミスでズゴックリモートでミサイル打ち込んでストレス爆散(※よく見ると、ちゃんとキラたちがキャバリア―から飛び降りるところを、敵の視覚からミサイルの爆風で隠すようにして撃ち込んでいるんですよ!流石は姫様✨配信万歳w)させたり、インジャ弐式を操縦してシュラに完全不意打ち食らわせた戦い方を見ると、アスカガ二人でシミュレーションしたんじゃないかな♪ 公然イチャイチャしながらw
SEEDは初代のオマージュ作品ですから、最終回のアムロとシャアがサーベルで戦っているシーンがあるので、是非ともアスランの剣技は見てみたいものです。多分何を与えても器用にこなす男なので、そのくらい屁でもない気がします。

キャプションはこのくらいにしておいて(でないともっと長く語りだす^^;)、今日はシネコンの申し込みがありましたね。
かもしたは「メタルロボット魂インフィニットジャスティス弐式」が欲しくて、シネコンの抽選に申し込んでいなかったんですよ。何分どちらも5桁の金額ですので、流石にこれ以上散財は厳しくなってきたので、我が家にいるメタルビルド『ストライクルージュ・グランドスラム』と並べて置きたかったんですよ!もし今後、キャバリア―が出ることもあったら、両機に乗せたくて♥
なのに5分で完売💧
だったら、今日のシネコンに申し込んでみよう!と、朝9:50には準備して、昼の部のお支払い画面のところまで行ったんですよ!
「勝った!ヽ(^o^)丿」
…って思ったら
『しばらくお待ちください』って切り替わって…
・・・
・・・
・・・
「切り替わった!」と思ったら、
最初の申し込み画面に戻る。
そして下には「空席無し」のーマークがΣ( ̄□ ̄|||)💦
何故じゃぁああああああ!!(ノД`)・゜・。
いや、本当に「どうして??」ですよ。あそこまで行って、ダメ出し食らうなんて。ちなみに時刻10:01でしたよ?一瞬じゃん!
でも先行抽選が2回もあって、枚数が一人4枚までですから、そりゃあっという間に埋まりますよね( ;∀;)
…でも本当に、最近のかもしたは「SEED運」が一欠けらも無くって、みんなお友達の力を借りてイベントは参加(2月のイベントは自力で取れた)している感じですから。グッズもロボ魂隠者ダメでしたし💧orz
悲しくはありますが、もしかしたら「鬼滅の刃」のシネコンみたいに、配信か特典で見られるかもしれないので、期待しておとなしく待とうと思います/)`;ω;´)





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