亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

最悪だ

2017-09-16 | 学問

「これからの人生を『自分らしく生きる』ヒント」という講座を聞きに行った。

レジメを読んでハッとした。

自分にとって絶対に受けてはならない講座だったからだ。

気を付けているつもりでもついうっかり申し込んでしまうのだ。

と言うのも。

実習というのが入っているからだ。

自分には最も苦手な隣の人と会話しなければならないのだ。

シランふりしていたが、お隣さんが声をかけてくるので黙っている訳にもいかず渋々応じた。

幸い声の大きな人で耳の悪い私でも何とかお話しできた。

レジメには

質問①「あなたは、今、ご自分の人生を自分らしく生きていると思われますか?」

質問② それは具体的にどのような過ごし方ですか?

質問③ もし、もっと自分らしく生きていいですよと、魔法の杖を振られたら、あなたは何をしてみたいですか?何をしますか。

 一つも答えられない。まるで頭がパニックです。

お隣の人が「どう思う?」といって聞いてきたので、

「一寸鉛筆を無くしたので探しているのだけど。」と逃げたつもりが・・・

鉛筆ならお貸ししますよ」

効き目がない。困ってしまった。

「耳が悪いので話がよく分からないのです」

「それなら、あなたはどうしてここに来たのですか」と聞かれたので。

「家にいてもつまらないので、気晴らしになればと思って、ただ座っているだけなのだけど」

「それでも、来るって思うだけでも素晴らしいことですよ。」

とか何とかやりとりしている内に、どんより曇っていた頭の中にすっぽり晴れ間が見えてきたような気分になった。

おや、どことなく答えが見えてきたぞ・・・。

そこで初めて思った。

答えが見えないってことは、会話をしないってことか。人と話をすれば隠れていた答えも少しづつ表に出てくるのではないか。

人と話することで、自分の考えていることはどんなことか、どうすればそれを表現することが出来るか、それによって何が出来るか等々が分かって来るのではないかなどと・・・

何も考えが浮かばなかったのはやはりコミュニケーションに欠けていたからで自分がバカだからではないのだ。と思えてきた。

 朝、ラジオ体操に行くと、私に積極的に話しかけてくる叔母ちゃん(いや御婆さんか)がいる。お陰で少し鍛えられてきた。何とか話の出来る人間にならないかと密かに期待している。

 


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1 コメント

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Unknown (みゆきん)
2017-09-19 13:57:24
3人集まれば何とかの知恵って言うよね
私はジッちゃんと2人で知恵絞ってます( *´艸`)
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