亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

花樹園芸科の初めての実習

2017-06-13 | 学問

今日は一番やりたくない実習だった。

実習の前に1時間余り講議が有った。

大変為になる話だったが、まさか講義があるとは思わなかったのでレコーダーを持って行かなかった。

植物も音楽が分かるという。ベートーベン、バッハ、それにロックなど聞き分けられ、好きな音と嫌いな音があるという。

6人の研究者が植物を植えてある部屋に順々に入りその内1人が稙物を踏みつけるという実験をやった。その後もう一度同じように入って行ったところ、植物は踏みつけた人をちゃんと覚えていたとのこと。

目もなければ耳もない、ましてや感覚もないと思われていたが、ちゃんと目や耳や感覚を感じるところがあるしい。

植物も動物と同じく近親結婚を嫌うらしい。どうして遠くの花と交配することが出来るかというと、それぞれの花が咲く時期が少しずつずれていて自家受粉が出来ないようになっているらしい。

朝顔は夏至が過ぎないと決して咲かない。日がだんだん短くなっていくのが分かるしい。

夜中に明かりがあると昼と夜の区別が付かないので 朝顔は花を咲かさないそうだ。

初めて聞く話をいっぱいしてくれた。

秋の七草の内三つの苗を貰った。

実習と言ってもそれを大きな鉢に入れて土を被せ肥料をやるだけの単純なもので、難しい作業を予想していただけにちょっと拍子抜けだった。

家へ帰って水をたっぷりやって一週間日陰に置いときなさいとの指導だった。

何だ大したことない、これならなんとかついていけそう。

なんちゃって、今回だけかもしれないけど。

 いつもなら6月に入ってもまだ竹の子が顔を出すのだが、今年は何処の山もすっかり終わってしまっている。

あっ!タケノコだと思っても触ってみるとクシャントお辞儀をしてしまう。タケノコの形をしていても中身はすっかり腐っている。

梅雨の花、アジサイが咲いているというのに雨の方はさっぱり降らない。たまに降ったと思ってもパラパラで降った内には入らない。

昔なら田圃に一番水が必要な時期なので深刻な問題だが。最近はさっぱり水不足だと騒がない。

田圃が片っ端から潰されて宅地化されほとんど残っていないからだ。我が家の近所でもせっかくの田んぼを二束三文で放す人が続出。跡取りがいないのだ。老齢化が進んでこの人たちは自分が動けなくなったら誰が面倒を見るのだろうか。

「これカキツバタ?」

「いやね。カキツバタは一番先に咲くのよ。これ花菖蒲。覚えておきなさい」

カキツバタとどこがどう違うのだろう。

 兼六園のカキツバタ

 


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2 コメント

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Unknown (みゆきん)
2017-06-15 16:06:23
講義って聞いただけで眠くなる私よ^^
Unknown (みゆきん)
2017-06-17 15:42:21
今朝も寒かった
今は爽やかな風よ^^

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