頭の声は、もう完全に止まってしまった。
ただネドじゅんさんみたいに、ある朝突然、水を打ったように頭が静寂になって「耳が聞こえなくなった?!」とビックリしたとか、視線が伸びて部屋がキラキラ光って見えたとか、全身が感動に包まれて涙があふれてきたとかじゃなくて、気づいたらいつの間にか「あれ?もう完全に静かじゃん?」という感じだった。
殆どの人がそうらしい。
もっと衝撃かと思ったけど、意外に驚かなかった。
というのも、途中からそれが、擦りむいた傷が治っていくように、そういう仕組みなんだなあと当たり前に思えてきたから。
突然何も聞こえなくなるイメージがあったけど、日常って何らかの音がするし、動画を見てても文字を読んでもそれが頭に響くから、勝手に想像していたマンガみたいな変化ではなかった。
ただ体感的にプツンと「自分の前後」が消えた。これは明瞭に。
そう、過去と未来がふつうにしていたら全然出てこなくて、「消えた」「見えなくなった」という言い方が一番しっくりくる。
目の前に定規を置いたら、それが極端に短くなって「今この時しか収まらない」感じ?
あとは何かニュースを目にしても「考えよう」とは思わなくて、「ふうん」とただ状況が見えるだけ。
分析してブログのネタにしようかなと思っても面倒くさくて、あ、今までやってくれてた人、私が水面下に追いやったんだ😅 とはっきりわかる。
なるほど、これは体験してみないとわからなかった。
想像するのと、実際に行動して「体感する」のは全然違いましたね。
集中力が上がるというのも事実で、これは今やることに没頭するからそうなるのはわかる。
お陰で仕事もはかどるんだけど、新しい悩みが一つだけ生まれた。
15年やってきて全く感じたことがなかった、手の冷たさが本当に辛くて、これは予想外だった。
水を使う時はゴム手袋を使うんだけど、冬場の水しか出ない水道の水が痛いほど冷たくて、こんなことは今まで全く感じたことがなかったので、これにはビックリ。
五感が生々しく感じられるようになります…これは本当。
「意識が神経になじんでいく」です。
いよいよ意識に神が入ってくるんです。
するとどうなっていくかです。
こんな面白いことを知ってしまったら、ホテルのスイートルームで合コンだのクスリだの乱交パーティーだの出世だの、ホントにどうでもよくなりますから。
皆もやればいいのに。
私はめっちゃ知りたいし、そのためにまず自分のフィルターを取りたいのよ。
私たちは未だ、木や花のその「本当の姿さえ」見たことない。
私はそれを聞いた時、死ぬまで待てなくてね(笑)
実はもう、私を生きているのは「本体さん」だという感覚がわかります。
自分と思っていたものは、そこにちょこんと乗っている小鳥程度という感覚もわかります。
「私がやらなきゃ」じゃなくて「勝手に起こる」という感覚も。
頭で考えてもわからない。感覚でわかりなさいということが幸いできたので(ホントに人って一つくらいは取り柄があるんだと、しみじみ思いました)早かったんだと思います。
ホントに特別な特技はなかったので、あーやっと人より少しだけ向いているものがあった~と、素直にうれしい。