快風丸

俺の船に乗らないか。

もっと から揚げ 食べたい

2009-10-12 00:01:11 | Weblog
 てなわけで、おいしいから揚げは食べました。
ほんとにおいしかったよ。
 でも、これじゃあスーパー銭湯に行ってシャワーだけ浴びて帰るようなものだ。
フェラーリを時速40kmで運転して、「いい車だ」と言っているようなものだ。
夏休みの課題図書の目次だけ読んで書いた読書感想文のようなものなのだ。

 もう、明日は名古屋に帰る。まだ時間はあるが、やるべきこともある。
お土産買うね。田舎に似つかわしくない、瀟洒なお菓子屋「武蔵」。”しゃくなげの香”っちゅう白あんのおまんじゅうを買う。
 甘いものが不得意だったころから、これだけは好きだった。福岡県豊前市が世界に誇れる銘菓である。

 店内にポスターが貼ってある。
「から揚げフェスティバル」

なんね、そのフェスティバルちゃ。
あんた、なん言いよるんね。

 から揚げの有名店が、25店集結するっち。どげちこげち。
明日だ。でも、お昼の新幹線を予約しちょっけね。ダメちゃ。ダメち。

 けんが、駅に行ってみた。夕方の新幹線、いっこだけあいちょったんよ。
して、予定変更。姉と行ってきます。

 さて、イオン三光村の駐車場。



 11:00開始、人が集まりすぎて、10分前からスタート。
地元のFM局が主催で、新聞社が協賛、今年で2回目らしい。ショッピングセンターの駐車場の一角、大変なにぎわいである。これがから揚げ王国の国民たちの忠誠心とでもいうべきか。

 さて、さっさと並ぼう。姉は、一番並んでるとこが一番うまいはずやと「もりやま」へ。



 なんせ、25店やからね。


ちなみに、小一時間並んだ。味は普通。人気店とはそうしたものかもしれない。
 
 弟は、



 ここも30分並ぶ。生ビールも買う。飲む。うまい。
しかし、ここでも、中津スタイル、すなわち注文聞いてから揚げるので、けっこう時間がかかる。このままでは昨日の二の舞だ。何のために新幹線の時間をずらしたのか。それにしてもすごい人出になってきた。
 12:00には入場制限がかかる。入場に1時間待ち。


 
 次々行きたいが、各店で並んでるし、揚げ上がるまで時間がかかる。

その時、昨日一緒に晩御飯食べた親戚の若者軍団が。なんと心強い。この人ごみでよく出会えたな。総勢6名で総攻撃であります。



 手羽先、大分名物、かぼす攻撃にて、陥落せり。あっさりと、おいしゅうございました。



 これぞから揚げ。オーソドックス。おいしゅうございました。



 撤退したはずのケンタッキー、今は、ショッピングセンターへ再進軍している模様であります。純朴そうな少女兵、孤軍奮闘の甲斐あり、唯一、店頭揚げでなく、ホットボックス対応、貧相な武器でありながらも、善戦ス。

 

 「が・ん・こ」の黒手羽。タレが、もう最終兵器でございます。もう白旗揚げます。自分は、名古屋の手羽先部隊から遠征してきたにもかかわらず、もも肉でも胸肉でもなく、同じ手羽兵に撃たれたのが無念であります。
 しかし、この黒いタレ、筆舌に期し難い味でございます。遠からず、必ずや、再上陸の上、玉砕する覚悟でございます。

 あと、聖林、木こり、鳥しん、ピーコック、コッコ屋、10店舗制覇しました。

 あと、中津は「はも料理」が名物でもあり、海産物のブースに



 はもカツバーガー。うん、味にインパクトがないですな。梅肉味を足したらどうかな。

 そんなこんなで、14:00に会場を後にする。
なんせ、すごい人。聞けば、この日の朝、全国放送のワイドショーで紹介されたこともあり、昨年の5倍の人出だったそうです。 25000人!!。
 中津市の人口のざっと1/3。驚異と言って差し支えなかろう。

 から揚げの食べ歩きをしたいと願っていた僕にとって、このような想像すらできないようなイベントが、短い滞在中に行われたこと、これはもう、驚異ではなく、奇跡である。