快風丸

俺の船に乗らないか。

射撃じゃないよ

2008-10-22 00:04:29 | Weblog
 さて、講演会のあと、美術館へ。
「20世紀のはじまり、ピカソとクレーの生きた時代展」。
ちょうど初日だし、なんかゲンが良いかも。

 もう15:30、思ったより人も少なくて、ゆっくり鑑賞できました。
ドイツの美術館が改築するので、そこの所蔵品を借りてきたとのこと。

 正直、クレーという画家は知りませんでした。ドイツの画家で、ナチス政権下では、抽象画は「退廃芸術」として迫害されたそうだ。
 初めてみるクレーの絵に心を打たれました。
バイオリンの才能もあったらしく、それで生計を立てる道もあったが、「絵画のほうに、より、やるべきことがある」と、この道を選んだらしい。

 なんともやさしい、やわらかい色づかい。最も気に入ったのは、「リズミカルな森のラクダ」。なんともポップなのです。リズムがそこにある。なんとも音楽的な絵なのです。なんとも厳しい時代にあって、それをみじんも感じさせることはない。

 きっとやさしい人だったんだろうなぁ。

 

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