この週末は良く休んだ。
ずっとストーブの前でレコードを聞いていた。
2日で12枚。
めんどくさいことは、めんどくさいという理由でやらなかったあのころ。
今は、めんどくさいけどやらなくてはならないことはやらなければならないとなっている。
めんどくさいことがめんどくさいことには変わりない。
まずは住所録の整理から、年賀状。
この週末は良く休んだ。
ずっとストーブの前でレコードを聞いていた。
2日で12枚。
めんどくさいことは、めんどくさいという理由でやらなかったあのころ。
今は、めんどくさいけどやらなくてはならないことはやらなければならないとなっている。
めんどくさいことがめんどくさいことには変わりない。
まずは住所録の整理から、年賀状。
5月に見た4to3バンドでまた得三でライブ。
うれしいというよりありがたいというのが本当の気持ち。
だって生活と地続きの場所で見られるというのはとても特別な気持ちがするものです。
金曜日、仕事終わってから歩いて5分で開場前のここに着きました。
最前列の舞台下手。
しっかりとお顔を拝見しながら聞きたいと思いました。
4to3というタイトルのアルバムをジャケ買いしたのはこのアルバムが出たころのこと。
小川美潮というアーティストもこのアルバムで知った。
もう20数年前だが、このアルバムは今聞いてもまったく新しいのだ。
何度聞いても飽きない、色あせない、不思議なアルバムだ。
4to3バンドは、そのアルバム録音時のメンバーを中心にライブ活動をされている。
文字通り、アルバムの曲を再現する目的だが、今回は新曲も披露された。
小川さんはかわいらしい人だ。
かわいいとかわいらしいは少し意味が違ってて、ふんわりとかわいいのではなくて落ち着いた大人としての
質の良いかわいさを携えておられるということなのです。
圧倒的な歌唱力、表現力、その声は、悲しい歌を歌っていてもどこか楽しいと感じさせる、また、反対に
楽しいこと歌っていてもどこかさびしいような悲しいような感じもする。
包み込んでくれる優しさと突き放す厳しさも同じ刹那に存在させることができる。
つまり、目がはなせないのだ。
かつて偶然手にした、今も私にとって特別なこのアルバム4to3が小川さんにとっても特別なものであったということがとてもうれしい。
今回のツアーは、東名阪、各一回公演のみ。
アンコールは2回、応えてくれた。
あっという間の2時間30分だった。
アルバム4to3に「窓」という曲がある。
これもライブでやってくれたのだが、Drの元TENSAWのグリコさんのパワフルなドラムでまるでこの世のものか
というほどの圧倒的な演奏を聞かせてくれた。
やはり音楽は生なのだ。
そこで始まってそこで終わる。
どなに素晴らしくてもそれはたった一度しか経験できない、はかないものなのだ。
ただ心の中に愛おしさだけが残るものなのだ。
録音物はそれがどんなに良い音で高価な再生装置で鳴らしたところで本物ではなくて、そのときの記録に過ぎない。
アルバムでは青山純さんが叩いておられるのだが、残念ながら故人である。
私にとって小川美潮は、片思いのあこがれの人であり、甘えたい美しい母であり、厳しくもやさしい先生である。
また逢いたい。