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快風丸

俺の船に乗らないか。

大西順子

2007-04-19 18:46:07 | Weblog
 鍵盤ものマイブーム。なぜか、どこからともなく、鍵盤モノの情報が
入ってくる。面白いものだ。求めているものが、歩いてやってくる。

 最近知り合った友人と音楽の話で盛り上がったときに、「大西順子」
の名を初めて聞く。僕はロッカーなのでジャズのことはよく知らない。
’93のアルバム”クルージン”を貸してもらった。
 上原ひろみは、かなりロックのにおいがするが、こっちはもっとJA
ZZっぽい。夜の音楽だ。そして、驚くべきはピアノの音色。
なんとクリヤー、すごくはっきりとした音、こんなピアノは始めて聞く。
音がはじけている、両手をいっぱいに伸ばしてダンスしている。
青い炎だ。めらめらと燃え盛ってはいるが、とても冷たい、青い炎の音
だ。忘れられないピアニストがまたひとり増えた。

 鍵盤はジャズへとつながってゆく。退屈な音楽と、敬遠していたのに、
ジャズが向こうからやってくる。ミンガスの小西麻美さんは、ビル・エヴ
ァンズ、大西順子さんは、セロニアス・モンク、それぞれのルーツ・ミュ
ージシャンがいる。先日、お話させていただいたドラムの三原さんは、マ
イルス・デイビスが好きらしい。
 こうして、ごくナチュラルにジャズの世界へ入りつつある。縁というか、
新しい世界のドアを開くときって、こういうものかもしれないな。