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快風丸

俺の船に乗らないか。

トップから振り下ろせ

2018-05-04 15:29:15 | Weblog
高校テニス球児だった経験が最も輝くのは今だ。
ラケットが布団タタキ、ボールが布団だ。
弾んだボールが落ちてくる前に、上から叩きつけろ。
慣性の力を利用するのだ。
腕の力ではない。
握った右手の小指と薬指に力を入れて、あとの3本の指は軽く添えるだけ。
さ、振り下ろせ。
何度も、何度でも。


SHOW-WA@昭和の日

2018-04-29 21:50:33 | Weblog
このバンドは、本当に素晴らしい。

いろいろあるんだよ、この世代は。
若いころには想像もつかなかったようなことが。
次々とたたみかけるように。

SHOW-WAが、いつも、それでも音楽だよとささやくのです。大音量、シャウト、16ビートのバスドラ、レスポールのリード、美しいキーボードの音、爆発のベース。
行こうよ、どこまでもとささやくのです。

今日もライブハウスは、満員電車で揺れていた。










ボッパーズ

2018-04-29 18:08:26 | Weblog
岡崎、ボッパーズのセッションに行ってきた。
先月は、見るだけだったので、今回は、演奏もした。
38曲を、一曲ごと、8分の持ち時間でバンドが転換していくのだか、それを5時間、予定通りに進行する手際の良い運営が素晴らしい。

そして、月一で、9年目に突入したという。
とにかく、参加者の皆さんの熱気がすごい。

演奏してても、新参者を、とても興味深く受け入れてくれてるのがわかった。
リハなし、事前の打ち合わせもなく、本当の一発合わせ。

これは、クセになる。
次は、6月の回に参加します。

ミュージシャンズパラダイス。


チキチキyeah!

2018-04-22 01:11:16 | Weblog

星丘スローブルースにライブを見に行ってきた。

名古屋のアマチュアロックシーン、広く深い。

福岡で生まれ育って、京都の大学から大阪の会社、そして名古屋支社へと変遷した来し方を思えば、

今、こうして、新しい友達、新しい音楽に触れるこの環境が素晴らしくてありがたい。

素晴らしいトーンのギター、終演後に、ちょっと触らせて頂きました。

フェンダーカスタムショップのマスタービルダーモデルだそう。

バーガンディースパークルはオリジナルカラーとのこと。

全弦のバランスが素晴らしい、生鳴りがもう最高のギターでした。

エフェクターも、ローゲインのオーバードライブ、アナログコーラス、ディレイ。

エレキギターの表現って、こういうことだよね。

聞いてみて。


名古屋で岡部亘

2018-04-15 23:44:04 | Weblog

今池、あらたるとの8周年ライブに行ってきた。

久しぶりに、かぼそブルーズ。

以前に見たときは、サックスだったパートが、今回はバイオリンに代わっていた。

それは、行ったこともないヨーロッパの南のほうのどこか港町の片隅で、

聞くともなし、聞かせるでもない感じで、奏でる優しい音楽。

今池はパンクから、ロックから、ブルース、プログレ、メタル、フォーク、

ポップスに至るまで、すなわちあらゆる音楽を溶かして煮込む坩堝である。

で、対バンの表現太郎さん。

こちらも、ヨーロッパ趣味な感じのひねくれたポップスで、MCもこなれてて、

チューバとか、盛沢山のパーカッションも音楽的に効果的な感じで、ハッタリ

じゃないエンタテイメントだなんて思っていると、MCで、

「岡部亘に捧げる曲」というMC。

聞けば京都のバンドで、このギターボーカルの表現太郎さん、おかげ様ブラザーズ

でベースを弾いてた方とのこと。

まさか、名古屋で、先輩の名を聞くなんて、そしてそんな近しい方だったなんて。

時々、今池界隈でライブされるらしいので、また、伺います。

 


タテタカコ@鑪ら場

2018-01-08 02:56:04 | Weblog

 吹上のライブハウス「たたら場」にタテタカコを見に行った。

橋の下音楽祭で見た衝撃がれられない。

ピアノって不思議な楽器で、同じ個体でも弾き手によって音質が変わる。

タテさんの場合は硬い音。

流麗なフレーズかつ正確なビート、だから激しくて、優しい音楽になる。

 

歌はハイトーンの歌いだしでも正確に音程を当てるので、爽快である。

詞も独特な感覚。

タテさんは、おそらく、この世界の多くは悲しいと思ってる。

おそらく生きることは辛く、恋することは切なく、人々は冷たく、夏よりも冬が長く、

朝よりも夜が長いと感じているのだろう。

その視点から見ると、これほど優しく希望に満ちた歌が歌えるのだろうと思う。

 

タテタカコ - 誕生日


クリスマスイブの雨

2017-12-24 23:40:25 | Weblog

愛知県春日井市、JR高蔵寺駅から歩いて5分、カフェ花音という店がある

高蔵寺といえば、ニュータウン計画発祥の地で、昨今は映画「人生フルーツ」

の舞台として全国にその名を馳せている。

喫茶店であり、夜は不定期にライブもやっている。

 

マスターはベーシストであり、ガットギターで弾き語りもする音楽家でもある。

かつて大阪のライブハウスでブッキングマネージャーを務めた手腕を生かし、

有名無名のミュージシャンによる質の高いライブをリリースし続けている。

高蔵寺は、名古屋のベッドタウンである。

夜の街ではない。

どんなに質の高いライブでも、名古屋からの客の足は遠い。

実は名古屋の中心地からJRで一本、20分、決して遠くはない。

 

マスターは、夢追い人だ。

花音の経営は3年目で傾いている。

口の悪い仲間たちには、甘いのだ、と叩かれているらしい。

クラウドファンディングで最後の賭け、12/28までに設定した300万円が

達成できなければ、店をたたむとのこと。

努力もしないで、300万円という大金を調達するつもりか、と言われることも

あるらしい。

 

花音で見るライブが好きだ。

ステージの無いフロア、至近距離での演奏は、そう、見る、聞くというより

アーティストと音楽を共有するというのがふさわしいと思う。

名古屋の大きなライブハウスでは感じることができない、素晴らしい経験ができる。

 

ライブチャージ、2,000円、映画館とあまり変わらない。

映画って、もうすでに完成して、完結してしまったものを再生するのだが、

ライブは、この場所、この空間、この時間から始まり、徐々に組み立てていくもの。

演者と観客が、これから起こることのすべてを、はじめから終わりまで作り上げる、

ただ一度きりの儚い創造を共有するのだ。

 

花音は商売としては負けている。

負け続けている。

しかし、強いヤツばかりが跋扈する世界になんか住みたくない。

そんなつまらない社会など願い下げだ。

マスターは、音楽マニアで、優しい純粋な人だ。

いいヤツだからこそ、ダメなヤツなのかもしれない。

ダメなヤツがダメなまま暮らしていける町が高蔵寺だったらいいなと思う。

今の世の中には、寛容や、優しさが足りない。

そんな町が愛知県の郊外にぽつんとあって、小さな喫茶店がひっそりとあって、

夜には、知る人ぞ知る素敵なライブをやってたら、おもしろいじゃないかと思う。

 

まるで空想みたいな素敵な夢のような話。

今日が雨のクリスマスイブならなおのこと。

クラウドファンディングの期限は12月28日。

https://motion-gallery.net/projects/kouzoujicafekanon