「働かざる者食うべからず」

　安倍首相は、６日東京都内で開催された講演会で思い付で決めた「１億総活躍社会」構想の中身を今月中にまとめると言ったそうです。
　１億総活躍って？どんな中身かは誰にも解りませんでした。まぁ、阿部首相の思い付だったのですがその中身をこれから決めると言うことです。今までの経過から「１億総貧困社会と言うことだ」と指摘する人もいます。
　確かにその通りかもしれません、アベノミクスを発表したときも、「企業が儲かれば自然にその儲けがしたたり落ちて、賃金も上がり景気も良くなる（トリクルダウン）」と豪語していましたが、本当だったのでしょうか。
　確かに大企業の正社員の賃金は上がったようですが、私には実感がありません。何故か？それは年金生活者の私どもの年金は、たったの一円も上がっていません。それどころか大幅に引き下げられてしまったのですから。
　この講演の中で、法人実行税率については「１６年度の税制改正大綱で引き下げ幅を確実に上乗せし、来年４月からは、さらなる引き下げを実行する」と言っていることからも解るように、大企業にはもっとたくさん儲けてもらうと言っているのです。
　総活躍とは、年寄りも誰も彼も差別無く「働かざる者食うべからず」と言うことなるような気がします。こんな事になったら生きる望みなどなくなります。決して許しません。