鰻丼は食べたことがあるが鰻重は食べたことがない。貧乏だったから。
子供の頃は田圃の尻水ノ口(田圃の水が水路に流れ出るところ)の近くに、下げ針と言って細いひも(長さ約1.5m)の先に針を付け、針に大きなミミズを付け、夕方に仕掛けておき、早朝の水見(田圃の水加減を見る)の時引き上げると10本の内1本前後くらいにはウナギが掛かっていたものでした。
そのウナギで鰻丼を作って家族みんなで食べたものでした。今ではその辺の用水でウナギが釣れたなどと言う話は聞いたことがありません。水路は全部コンクリートで覆われているのですからウナギの生活する場所がなくなっているのです。
今日は土用の丑の日、街角の魚屋さんなどからは良い匂いが・・・・。でもこのウナギ絶滅危惧種の仲間入りとか、もう食べられなくなるかも知れませんね。