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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

TPO無視の結婚宣言、オリンピック招致型の地方開催、AKB48『総選挙』はどこへ行くのか? [20Jun17]

2017-06-20 00:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

06月20日(火) [TV_地デ] 19:00〜19:54 テレビ朝日系『林修の今でしょ!講座』に、秋元真夏が出演
06月20日(火) [TV_地デ] 23:15〜24:15 テレビ朝日系『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』に、生駒里奈が出演

06月23日(金) [TV_地デ] 20:54〜22:48 テレビ東京系『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』に、秋元真夏が出演
06月23日(金) [TV_地デ] 24:20〜24:50 テレビ朝日『タモリ倶楽部』に、鈴木絢音がゲストとして登場。成田空港に隣接する航空科学博物館を訪れ、「航空ジャンク市」などを見学。あーちゃんの飛行機好きが実を結んだ出演(笑)

06月24日(土) [TV_BS] 23:45〜24:14 NHK BSプレミアム『AKB48 SHOW! 別冊 乃木坂46 SHOW! REMIX』
06月24日(土) [TV_地デ] 22:20〜22:54 NHK総合「バナナ♪ゼロミュージック」伊藤かりん、川後陽菜、和田まあや

06月28日(水) [リリース] 乃木坂46「4th YEAR BIRTHDAY LIVE 2016.8.28-30 JINGU STADIUM」のDVD&Blu-rayが発売

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



沖縄のビーチに巨大セットを組んで臨んだ、2017年のAKB48『総選挙』開票イベントは、雨で楽曲ステージなどのプレイベントがすべて中止され、近くの公民館でまさかの「無観客」発表となり、さらには、文春による恋愛スクープが噂されていた須藤凜々花が、まさかまさかの「結婚宣言」。

渡辺麻友「卒業」が吹き飛んでしまうほど、派手派手しい想定外の連発で、メンバーとスタッフ併せて総勢1千人のAKB48Gは、結局、何がやりたくて沖縄まで行ったんだろう?と、呆然としながら、事の成り行きを眺めていました。

とくに、須藤凜々花の「結婚宣言」は、大きな反響、もっと正確に言えば、猛烈な「反発」を呼んでいるようで、彼女の今後を含めて、しばらく芸能ネタには、事欠かない日が続きそうです(笑)。


アイドルの恋愛を、肯定的に捉える人は、私を含め、少なからずいると思いますが、今回のケースは、熱愛や結婚の問題だけでなく、「総選挙」で20位に選ばれ、それに対する自身の気持ちを述べるステージにおいて、発表するに相応しい内容だったかという、「TPO」の問題が入っている。

須藤凜々花がマイクを持って立ったのは、まあ観客はいませんでしたが(笑)、中継カメラを通して多くの視聴者が注視するエンターテイメントの舞台で、親しい仲間だけのパーティではない。

そこで、「総選挙」と関係のない、自身のプライベートを、しかも、投票してくれたファンに強いショックを与えかねないことを、いきなり切り出したわけで、ショーを担う出演者として、やはり不適切じゃないでしょうか。


結婚しながらアイドルを続けた女性タレントは、ほとんどいないので、もし決意したのであれば、今後、AKB48とNMB48の活動をどうするのか、ファンに、事情と展望を説明するのはマストだと思います。

しかし、それは、開票結果をファンに報告するコメントショーのステージではなく、もっと別の形で、しっかり時間や文字数を取って、詳しく発表した方が良かった。

さらに、出来れば、「総選挙」の投票が始まる前に、そういったアナウンスを行っていれば、「結婚宣言」に対する賛否両論は、もっと「賛」が多かった気がします。


ただ、いきなりの「結婚宣言」に関して、須藤凜々花本人を責める気持ちは、全然、起きません。

かりに、文春砲のターゲットになっていることを知って、自分の判断で咄嗟に言い出したのであれば、まだ20歳の女の子なので、精神的に追いつめられたのだろうと、むしろ同情したくなる。

松村沙友理は、以前、自分の記事が週刊文春に載ることを知ってから、雑誌の発売日まで、食事が喉を通らなかったそうで、あの大食い自慢のさゆりんごが、ご飯を食べられないのだから(笑)、体験した人間にしか分からない、想像を絶するプレッシャーなのだと思います。


しかし、「結婚宣言」に対するAKB48G運営の反応を見ていると、予定になかったことを、彼女がいきなりステージで発表してしまったというより、主催者側が事前に知っていて、敢えてゴーサインを出した可能性の方が高い。

各グループが楽曲パフォーマンスを披露するプレイベントが雨で中止になり、開票イベントも公民館における無観客での開催。

只でさえ雰囲気が盛り下がる中、文春LiveがNMB48メンバーの恋愛ネタを報じることがほぼ確実で、何とかしなければという焦りから、パンチの効いた「サプライズ」を仕掛けたのだとすれば、目も当てられないほど、お粗末な「演出」です。

アイドル須藤凜々花の立場を守らなければならない運営が、彼女を厳しい苦境に立たせ、しかも、場合によっては、「結婚」の行方すら危うくしかねない。


沖縄が梅雨を迎える季節に、ビーチで大型の野外イベントを計画し、中止時の代替イベントすら用意しない、「杜撰」なマネージメントは、「TPO 」を無視した「結婚宣言」に通じるものがある。

ショーの雰囲気をブチ壊しかねない、こういった爆弾発言を未然に防ぐことこそ、イベント主催者の仕事でしょう。

少なくとも、AKB48G運営は、須藤凜々花が文春のターゲットにされていることを、事前に知っていた筈で、「サプライズ」のつもりで、「結婚宣言」にゴーサインを出したとすれば論外だし、そうでなくとも、防げなかったという点で、演出能力に大きな疑問符が付く。


ところで、沖縄における「総選挙」開票イベントから、地方開催の「構図」が浮かび上がってきました。

アイドルやアーティストが、地方でコンサートやイベントを行う場合、メンバーとスタッフの交通費・宿泊費、会場費、資材運搬費、セット設営費など、基本的な経費は、主催者側が大部分を負担するのが、普通だと思います。

もちろん、遠隔地だったり、豪華なセットを用意すると、チケット代だけでは賄い切れないので、それを埋め合わせるために、シングルやアルバムによる収益を注ぎ込む。


かつて、松任谷由実が、毎年、アルバムで稼いだお金のほとんどをつぎ込み、大規模で、魅力的なコンサートを開催していたのは、有名な話です。

舞台にプールを作って、ロシアの水中バレエ団を招聘したくらいですから、ファンサービスのスケールが違います(笑)。

そして、ユーミンだけでなく、アーティストは、アルバムの発売を記念して、そのプロモーションとして、全国ツアーを行うことが多い。


ところが、今回のAKB48『総選挙』開票イベントは、必要な費用の大部分を、30周年を迎えた沖縄ファミリーマートが中心になって、地元が負担したそうです。

しかし、あれだけ大きなセットを作りながら、チケット代が、昼夜2公演のべ2万人の1万円弱ですから、かりに野外イベントが予定通り行われ、返金が発生しなかったとしても、大きな赤字だったと言われています。

こういった赤字分は、本来であれば、アーティスト側が引き受けるもので、だからこそ、地方コンサートでは、乃木坂もそうですが(笑)、セットや演出を抑え目にせざるを得なかったりする。


今回の開票イベントでは、水着のメンバーがウォータースライダーで降りてくる演出を準備していたそうですが、東京から遠く離れた沖縄に、これだけ豪華なセットを用意出来たのは、地元企業が赤字覚悟で協力してくれたからだと思います。

しかし、アイドルを呼ぶのに、大きな赤字が出るとなると、反対する人は少なくない。

そこで説得の切札となるのが「経済効果」です。

イベント自体は、赤字になって、それを地元企業が負担するのだけど、街全体に対しては大きな「経済効果」があり、結局、お得であるという論調が出てくる。


AKB48が開票イベントを地方開催する度に、「経済効果」が盛んに言われるのは、地元の支援を引き出し易くなるからだと思います。

もちろん、沖縄の開票イベントで、AKB48側がほとんどを負担して、あの巨大セットを設営すれば、地元にもたらす「経済効果」は、もっと大きく、確実なものだったでしょう。

何と言っても、地元はお金をほとんど出さなくてよく、大きな赤字からのスタートを避けられる。


地元負担によって、AKB48のイベントを開催するのは、オリンピックの招致に、構図が似ています。

招致する都市は大きな負担を強いられるので、オリンピックによる「経済効果」が盛んに喧伝され、2020年の東京五輪においても、都知事自らが、「オリンピックは儲かる」と主張するほどだった。

しかし、最近、そういうことを、あまり言わなくなったように(笑)、本当に「経済効果」があるのかどうかは、招致する前に、慎重に見極めた方がいい。


オリンピック開催国は、ギリシャ、中国、ブラジルなど、五輪終了後に、経済的な苦境を経験するケースが多く、招致段階で主張された「経済効果」が、必ずしも得られるわけではない。

むしろ、陰りが見え始めた経済を何とかするため、オリンピックという大博打に手を出した印象すらあって、招致しない方が、ダメージが少なく済んだのでは?、と言いたくなる面がある。

AKB48『総選挙』の開票イベントは、オリンピックより遥かに小規模ですが、「経済効果」を期待する地元が、赤字になるのを覚悟の上で、お金を出して誘致している点は同じで、マイナス面に関しても注意を払う必要がある。


新潟のNGT48、瀬戸内のSTU48といった、地方に姉妹グループを作る動きにも、地元負担を前提にした「構図」が存在し、「地元経済の活性化」という形で、「経済効果」の発想が横たわっている。

今回の『総選挙』では、荻野由佳の5位を先頭に、NGT48は10人がランクインし、「NGT旋風」と呼ばれるほどの躍進ぶりだそうです。

こういった目覚ましい活躍は、地元の新潟から、さらなる支援を引き出す説得材料になる。

そして、来年の『総選挙』で、STU48から数多くのメンバーがランクインすれば、瀬戸内の姉妹グループは、地元の支持をより集め易くなるでしょう。


AKB48は、NGT48やSTU48のメンバーを、自身のシングルの「合同握手会」に動員し、大人数による総売り上げによって、ミリオンを維持しています。

地方の新しい姉妹グループを取り込むことで、低落傾向にある「本店」「支店」人気をカバーしている状況で、それを可能にしているのが、新潟や瀬戸内における地元の支援じゃないでしょうか。

そうであれば、「NGT旋風」に象徴されるように、今後も、AKB48『総選挙」において、新しい地方グループ重視の姿勢は変わらないでしょう。

あるいは、沖縄での開票イベント開催は、そこでの姉妹グループ設立を視野に入れた、動きだったのかもしれません。

まあ、結果としては、「経済効果」というより、主催者のドタバタぶりが、ひたすらクローズアップされた印象で、スッキリしない後味を残して、よく分からないまま終わってしまいましたが(笑)。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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