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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

マジックから見るプロ野球 ~ コンピューターで計算した各チームの優勝確率 (パリーグ篇)

2012-07-24 05:25:03 | 野球
<優勝確率とCS出場確率>

(現在の順位) チーム名 v 優勝確率 (%) cs クライマックスシリーズ出場確率 (%)

(1) ロッテ      v 47.2  cs 85.4
(2) 日ハム       v 23.9  cs 71.9
(3) 楽天       v 13.4  cs 56.8
(4) ソフトバンク   v 7.3   cs 40.3
(5) 西武       v 7.9   cs 41
(6) オリックス    v 0.3   cs 4.6

<順位確率表>

[順位] チームがその順位でペナントレースを終える確率(%)

(1) ロッテ
[1] 47.2 [2] 24.2 [3] 13.9 [4] 8.4 [5] 5 [6] 1.2
(2) 日ハム
[1] 23.9 [2] 26.8 [3] 21.1 [4] 15.4 [5] 10 [6] 2.7
(3) 楽天
[1] 13.4 [2] 20.1 [3] 23.3 [4] 21.6 [5] 16.2 [6] 5.5
(4) ソフトバンク
[1] 7.3 [2] 13.9 [3] 19.2 [4] 23.7 [5] 26.3 [6] 9.7
(5) 西武
[1] 7.9 [2] 13.8 [3] 19.4 [4] 23.8 [5] 24.6 [6] 10.7
(6) オリックス
[1] 0.3 [2] 1.2 [3] 3.1 [4] 7.2 [5] 18 [6] 70.3


巨人独走の色が濃厚なセリーグとは対照的に、パリーグは混沌状態。4位のソフトバンク、5位の西武も優勝確率が7%を超えており、さらにCS出場確率は5チームがすべて40%以上という大混戦。

セリーグでは、すでに4個の上位マジックが点灯して、そのうち3個は簡単には消滅しそうにない状況だが、パリーグでは現在、一つのマジックも出ていない。

また、ロッテと日ハムの上位2チームが、ここにきてペナントレース序盤ほどの勢いが無くなっている上に、楽天、ソフトバンク、西武が戦力を整えて復調してきたので、どのチームが飛び出してきてもおかしくない。

一方、オリックスが一人取り残された感があるが、最下位脱出の確率は30%で射程圏内。また、CS出場確率も4.6%で、これはセリーグでの広島・ヤクルトの優勝確率よりずっと高い。

オリックスはオールスター直前、一度点灯した上位マジックを消滅させているが、この際に見せた粘り腰で勝ちを拾って行けば、状況を変えることはまだまだ可能。

現在のパリーグは、プロ野球ファンとして、出来ればペナントレースは常にこうあって欲しいと言いたくなるような展開である。

「セリーグ篇」は前回のブログに掲載。

<計算方法>

ペナントレース後半戦のすべての試合について、その勝敗と引き分けをコンピューターに「くじ引き」で決めさせ、得られた最終勝率から最終順位を確定する。このようなペナントレース後半戦をN回、コンピューターに実行させて、チームが1位で終わるペナントレースの回数、2位で終わる回数、3位で終わる回数と、6位までを順にカウントしてゆく。得られた各々の回数をNで割れば、チームがその順位でシーズンを終える確率を求めることが出来る。この「順位確率表」から「優勝確率」や「クライマックスシリーズ(CS)出場確率」を求めた。

「くじ引き」では、引き分け確率は8%、勝ち負けの確率を5分5分とし、2012年7月24日現在の成績から N = 2千万回 (2 * 10^7) で計算した。計算時間は普通のPC1台で3分ほど。

この計算には、各チームの戦力分析などは入っていない。すべてのチームが全くの五分で戦うという前提なので、純粋に確率論的な「優勝確率」であり「CS出場確率」である。従って、未来の予測というよりは、むしろ現在の立ち位置の有利さを表していると考えるのが妥当。ただ、数値が高ければ高いほど、優勝やCS出場の可能性が高くなるのは間違いない。

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