ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。
最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、それが点灯しやすいかどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます
<今日の結果>
4 勝 |
13 回戦 |
7 勝 |
中日 |
2 - 0 |
巨人 |
11 勝 |
13 回戦 |
1 勝 |
広島 |
4 - 4 |
横浜 |
4 勝 |
11 回戦 |
6 勝 |
ヤクルト |
2 - 7 |
阪神 |
4 勝 |
12 回戦 |
7 勝 |
ソフトバンク |
ノーゲーム |
楽天 |
4 勝 |
12 回戦 |
7 勝 |
オリックス |
7 - 1 |
西武 |
9 勝 |
12 回戦 |
2 勝 |
日本ハム |
5 - 3 |
ロッテ |
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで
<ちょっとコメント>
中日・大野、巨人・沢村の好投で6回まで両チームゼロ行進。7回表、沢村が森野からタイムリーを浴び2失点。最後は岩瀬が締めて、東京ドームでも中日が「らしい」勝利。
ネットニュースで今週は巨人の「マジックウィーク」とした記事があったが、やや先走り過ぎ。中日は、巨人戦で1勝、次のヤクルト戦で1勝すれば巨人からのマジック点灯を回避出来るのだから、中日の戦力を考えれば、今週が「マジックウィーク」の可能性は低い。
日曜日に中日がヤクルトに勝った時点で、8月第一週の優勝マジック点灯という「セリーグの悪夢」はほぼ回避されたとみるのが妥当。
阪神は、5回裏、新井貴浩、金本、マートン、ブラゼルのタイムリーで一気に逆転。看板打者の活躍でヤクルトに快勝。
広島対横浜は前半は点取り合戦、後半は一転してゼロ行進で、結局、引き分け。
日本ハムは6回表、稲葉のスリーランで逆転に成功。追いすがるロッテを振り切って勝利。結果、ペナントレースでも日本ハムがロッテを抜いて首位に。日本ハムは、優勝確率、CS出場確率が一気に上昇してロッテを抜いたが、各チームへのマジック点灯指標は、対オリックスを除いて、依然ロッテが有利。
オリックスは、西武・石井一久の立ち上がりを攻めて4点を奪い、そのまま大差で勝利。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月31日22:00現在
セリーグ
1 |
巨人 |
0.646 |
--- |
56 |
77.6 |
99.8 |
中日 3.2 [11]、広島 -1.5 [9] (M 44, 0.786)、ヤクルト 0.8 [13]、阪神 -4.5 [9] (M 38, 0.679)、横浜 -4.2 [14] (M 34, 0.607)
2 |
中日 |
0.59 |
4.5 |
54 |
21.3 |
97.6 |
巨人 7.9 [11]、広島 1.5 [10]、ヤクルト 1.8 [10]、阪神 -1.6 [10] (M 42, 0.778)、横浜 -2.2 [13] (M 37, 0.685)
3 |
広島 |
0.494 |
7.5 |
56 |
0.6 |
50.2 |
巨人 10.5 [9]、中日 8.6 [10]、ヤクルト 6.4 [12]、阪神 4 [14]、横浜 0.4 [11]
4 |
ヤクルト |
0.487 |
0.5 |
59 |
0.5 |
44.7 |
巨人 12.3 [13]、中日 8.3 [10]、広島 5.7 [12]、阪神 3.2 [13]、横浜 0 [11] (M 48, 0.814)
横浜が残り全勝して、ヤクルトが横浜戦以外を全勝(48勝)すると勝率が完全に一致する。ヤクルトの横浜に対する「同順位マジック」は点灯したままだが、相手順位を上回る「上位マジック」は消滅したと言える。そのため、横浜は「赤」から「ピンク」に変化した。
5 |
阪神 |
0.425 |
5 |
55 |
0.05* |
7.3 |
巨人 13.5 [9]、中日 11.6 [10]、広島 10 [14]、ヤクルト 9.9 [13]、横浜 2.4 [9]
6 |
横浜 |
0.354 |
5.5 |
58 |
0.05* |
0.4 |
巨人 18.2 [14]、中日 15.2 [13]、広島 10.7 [11]、ヤクルト 11 [11]、阪神 6.7 [9]
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意
パリーグ
1 |
日本ハム |
0.542 |
--- |
54 |
36.6 |
81.9 |
ロッテ 6.9 [12]、西武 5.4 [11]、楽天 4.5 [12]、ソフトバンク 2.4 [10]、オリックス 0.2 [9]
2 |
ロッテ |
0.539 |
0.5 |
57 |
33.6 |
77.8 |
日本ハム 5.2 [12]、西武 5 [12]、楽天 3.2 [11]、ソフトバンク 1 [9]、オリックス 1.4 [13]
3 |
西武 |
0.519 |
1.5 |
58 |
17.9 |
63.7 |
日本ハム 5.7 [11]、ロッテ 7.1 [12]、楽天 4.2 [11]、ソフトバンク 3.5 [12]、オリックス 1.9 [12]
4 |
楽天 |
0.488 |
2.5 |
58 |
6.5 |
37.3 |
日本ハム 7.6 [12]、ロッテ 7.9 [11]、西武 6.9 [11]、ソフトバンク 5.3 [13]、オリックス 2.7 [11]
5 |
ソフトバンク |
0.482 |
0.5 |
53 |
4.8 |
31.0 |
日本ハム 7.7 [10]、ロッテ 8.1 [9]、西武 8.6 [12]、楽天 7.8 [13]、オリックス 2.9 [9]
6 |
オリックス |
0.44 |
3.5 |
54 |
0.7 |
8.3 |
日本ハム 8.9 [9]、ロッテ 11.7 [13]、西武 10.2 [12]、楽天 8.4 [11]、ソフトバンク 6.2 [9]
<表の見方>
V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。
色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。
さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。