最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、今それが点灯し易い状況かどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます
<今日の結果>
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで
<ちょっとコメント>
阪神は鳥谷のタイムリーで先制するも、その後追加点が奪えず、中日に敗れる。ナゴヤドームでは、どうしても点が取れない、ゆえに勝てない。阪神の憂鬱な7月である。
ヤクルトは先発の村中が4回8失点と大乱調。だが広島の前田健太も乱調。その後のピッチャーも相手打線を抑えられず、試合に歯止めがなくなり、両チーム併せて35安打が飛び交い、総得点は28点に。しかも広島はエラーを5個も記録。統一球導入以後では珍しいノーガードの打撃戦となったが、前半の得点差を活かして、広島がヤクルトに打ち勝った。
この勝利で、広島がヤクルトを抜いて実質的な3位に浮上。しかし、広島は巨人からのマジック点灯指標が0.7と低く、明日からの直接対決3連戦を一つでも負けると、マジックが点灯して、自力優勝が消滅する。
横浜は中村ノリとラミレスが得点を稼ぎ、中継ぎ陣が踏ん張って、中盤まではシーソーゲーム。しかし、後半は自力の差が出て、巨人があっさり勝利。この負けで、横浜は広島からのマジック点灯指標が0.2にまで低下。厳しい状況が続く。
ロッテは西武先発の菊池雄星に抑えられ、1点差の敗北。一方、日本ハムは先制されるも、中盤ソフトバンクを一気に逆転。得意の試合展開でそのまま逃げ切って勝利。この結果、2位日本ハムはゲーム差なしの勝率4厘差まで、首位ロッテに迫った。
オリックスは井川慶が7回2安打無失点の好投。楽天は1点も取ることが出来ず完封負け。楽天は4位に転落し、西武が3位に浮上。
パリーグのペナントレースは、どのチームが優勝してもおかしくない状況で、オールスターが終わった途端、いきなり戦国時代突入となった。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月26日22:20現在
セリーグ
中日 3.7 [12]、広島 0.7 [12]、ヤクルト 1.3 [13]、阪神 -4.2 [9] (M 43, 0.717)、横浜 -4.2 [14] (M 38, 0.633)
巨人 8.4 [12]、広島 2.1 [10]、ヤクルト 3.8 [13]、阪神 -1.2 [10] (M 46, 0.793)、横浜 -2.2 [13] (M 41, 0.707)
巨人 11.4 [12]、中日 8 [10]、ヤクルト 6.2 [12]、阪神 3.7 [14]、横浜 0.2 [12]
巨人 11.8 [13]、中日 9.3 [13]、広島 5.9 [12]、阪神 3.5 [14]、横浜 -0.5 [11] (M 52, 0.825)
巨人 13.2 [9]、中日 11.2 [10]、広島 10.4 [14]、ヤクルト 10.6 [14]、横浜 3.6 [12]
巨人 18.2 [14]、中日 15.2 [13]、広島 11.9 [12]、ヤクルト 11.5 [11]、阪神 8.5 [12]
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意
パリーグ
日ハム 5.5 [13]、西武 4.5 [12]、楽天 3.1 [11]、ソフトバンク 2 [12]、オリックス 1.2 [13]
ロッテ 7.6 [13]、西武 5 [11]、楽天 4.7 [12]、ソフトバンク 2 [10]、オリックス 1.7 [12]
ロッテ 7.6 [12]、日ハム 6.1 [11]、楽天 6.2 [14]、ソフトバンク 3.6 [12]、オリックス 3.2 [14]
ロッテ 8 [11]、日ハム 7.4 [12]、西武 7.9 [14]、ソフトバンク 4.9 [13]、オリックス 2.5 [11]
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 8 [10]、西武 8.5 [12]、楽天 8.2 [13]、オリックス 3.2 [9]
ロッテ 11.9 [13]、日ハム 10.4 [12]、西武 10.9 [14]、楽天 8.6 [11]、ソフトバンク 5.9 [9]
<上表の見方>
V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。
色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。
さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
<今日の結果>
5 勝 | 12 回戦 | 6 勝 |
広島 | 16 - 12 | ヤクルト |
神宮 |
3 勝 | 14 回戦 | 10 勝 |
阪神 | 1 - 4 | 中日 |
ナゴヤドーム |
2 勝 | 10 回戦 | 6 勝 |
横浜 | 4 - 6 | 巨人 |
東京ドーム |
7 勝 | 12 回戦 | 4 勝 |
ロッテ | 1 - 2 | 西武 |
西武ドーム |
7 勝 | 13 回戦 | 5 勝 |
楽天 | 0 - 1 | オリックス |
京セラドーム大阪 |
4 勝 | 14 回戦 | 9 勝 |
日ハム | 5 - 3 | ソフトバンク |
福岡ヤフードーム |
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで
<ちょっとコメント>
阪神は鳥谷のタイムリーで先制するも、その後追加点が奪えず、中日に敗れる。ナゴヤドームでは、どうしても点が取れない、ゆえに勝てない。阪神の憂鬱な7月である。
ヤクルトは先発の村中が4回8失点と大乱調。だが広島の前田健太も乱調。その後のピッチャーも相手打線を抑えられず、試合に歯止めがなくなり、両チーム併せて35安打が飛び交い、総得点は28点に。しかも広島はエラーを5個も記録。統一球導入以後では珍しいノーガードの打撃戦となったが、前半の得点差を活かして、広島がヤクルトに打ち勝った。
この勝利で、広島がヤクルトを抜いて実質的な3位に浮上。しかし、広島は巨人からのマジック点灯指標が0.7と低く、明日からの直接対決3連戦を一つでも負けると、マジックが点灯して、自力優勝が消滅する。
横浜は中村ノリとラミレスが得点を稼ぎ、中継ぎ陣が踏ん張って、中盤まではシーソーゲーム。しかし、後半は自力の差が出て、巨人があっさり勝利。この負けで、横浜は広島からのマジック点灯指標が0.2にまで低下。厳しい状況が続く。
ロッテは西武先発の菊池雄星に抑えられ、1点差の敗北。一方、日本ハムは先制されるも、中盤ソフトバンクを一気に逆転。得意の試合展開でそのまま逃げ切って勝利。この結果、2位日本ハムはゲーム差なしの勝率4厘差まで、首位ロッテに迫った。
オリックスは井川慶が7回2安打無失点の好投。楽天は1点も取ることが出来ず完封負け。楽天は4位に転落し、西武が3位に浮上。
パリーグのペナントレースは、どのチームが優勝してもおかしくない状況で、オールスターが終わった途端、いきなり戦国時代突入となった。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月26日22:20現在
セリーグ
チーム | 勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 |
1 | 巨人 | 0.645 | --- | 60 | 75.8 | 99.5 |
2 | 中日 | 0.587 | 4.5 | 58 | 21.6 | 95.3 |
3 | 広島 | 0.506 | 6 | 60 | 1.5 | 55.5 |
4 | ヤクルト | 0.493 | 1 | 63 | 1.1 | 43.4 |
5 | 阪神 | 0.421 | 5.5 | 59 | 0.05* | 6.1 |
6 | 横浜 | 0.342 | 6 | 62 | 0.05* | 0.3 |
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意
パリーグ
チーム | 勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 |
1 | ロッテ | 0.548 | --- | 61 | 37.6 | 80.3 |
2 | 日ハム | 0.544 | 0 | 58 | 35.3 | 80.9 |
3 | 西武 | 0.506 | 3 | 63 | 12.1 | 52.6 |
4 | 楽天 | 0.5 | 0.5 | 61 | 9.7 | 47.7 |
5 | ソフトバンク | 0.481 | 1.5 | 56 | 4.8 | 31.2 |
6 | オリックス | 0.43 | 4 | 59 | 0.6 | 7.3 |
<上表の見方>
V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。
色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。
さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。