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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

マジックから見るプロ野球 ~ 7月18日(火) 阪神、不振が深刻

2012-07-19 05:27:36 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、それが点灯する可能性を示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球ペナントレースの現在の状況を観察します。

<今日の結果>
ヤクルト 0 - 4 横浜 (横浜スタジアム)
巨人 2 - 2 阪神 (甲子園)
中日 9 - 2 広島 (広島マツダスタジアム)

オリックス 2 - 5 ソフトバンク (福岡ヤフードーム)
楽天 3 - 4x ロッテ (千葉QVCマリン)

横浜がヤクルトに三連勝。ヤクルトからの上位マジック54は変わらないが、点灯指標をマイナス0.2のまま維持し、一日でマジック消滅が可能なラインに踏みとどまった。

阪神は先行したゲームを追いつかれて、巨人と引き分け。点灯指標もマイナス3.2まで低下。阪神が巨人からのマジックを消すには、今後の巨人との直接対決に勝ち続けながら、それ以外の試合で巨人の勝ち数を7上回る必要がある。例えば、次の20試合を巨人が12勝8敗で進んだ場合、阪神は19勝1敗が条件。

また、中日が広島を破った結果、中日の対阪神点灯指標は0.9に。オールスター直後の直接対決で阪神が中日に一つでも負ければ、中日からも上位マジックが点灯する。

不振にあえぐ阪神だが、一つ勝つだけでも状況は随分と変わってくる。粘りを見せて欲しい。

広島はヤクルトと全く同じ勝率0.5で3位に浮上。ただし今日の負けで巨人からの点灯指標は0.8に低下。オールスター明け第一週の巨人三連戦がマジック点灯攻防の正念場。

パリーグは、ソフトバンクがオリックスに勝ち、ゲームのなかった西武を抜いて4位に浮上。マジックベースではソフトバンクの対西武点灯指標が7.5、西武の対ソフトバンクが4.6で、まだ西武がリード。しかし、昨年度覇者の復調は、各チームにとって間違いなく脅威。

<上位マジックの点灯動向>
2012年7月18日23:00現在

{ } 残り試合数
括弧なしの数字 上位マジック点灯指標 (表の後に説明文)
[ ] 残り直接対決試合数
( ) 上位マジック(Mの後の数字)と上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯していることを、ライム色はそのチームからマジックを点灯されていることを示している

セリーグ
(1) 巨人 {62}
中日 3.7 [12]、広島 0.8 [12]、ヤクルト 2 [13]、阪神 -3.2 [9] (M47, 0.758)、横浜 -2.2 [16] (M42, 0.677)
(2) 中日 {60}
巨人 8.4 [12]、広島 2.3 [10]、ヤクルト 4.4 [13]、阪神 0.9 [12]、横浜 -1.2 [13] (M45, 0.75)
(3) 広島 {62}
巨人 11.3 [12]、中日 7.8 [10]、ヤクルト 7.7 [14]、阪神 4.5 [14]、横浜 1 [12]
(4) ヤクルト {65}
巨人 11.1 [13]、中日 8.7 [13]、広島 6.4 [14]、阪神 3.9 [14]、横浜 -0.2 [11] (M54, 0.831)
広島とヤクルトは勝率は同じで、勝ち数は広島が一つ多い
(5) 阪神 {61}
巨人 12.2 [9]、中日 11.2 [12]、広島 9.6 [14]、ヤクルト 10.2 [14]、横浜 3.6 [12]
(6) 横浜 {64}
巨人 18.2 [16]、中日 14.2 [13]、広島 11 [12]、ヤクルト 11.2 [11]、阪神 8.5 [12]

パリーグ
(1) ロッテ {63}
日ハム 4.5 [13]、楽天 3.1 [11]、ソフトバンク 2 [12]、西武 4.5[14]、オリックス 0.2 [13]
(2) 日ハム {60}
ロッテ 8.6 [13]、楽天 5.7 [12]、ソフトバンク 4 [12]、西武 5 [11]、オリックス 1.7 [12
(3) 楽天 {63}
ロッテ 8 [11]、日ハム 6.4 [12]、ソフトバンク 4.9 [13]、西武 6.4 [14]、オリックス 2.5 [13]
(4) ソフトバンク {58}
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 8 [12]、楽天 8.2 [13]、西武 7.5 [12]、オリックス 2.2 [9]
(5) 西武 {65}
ロッテ 9.6 [14]、日ハム 6.1 [11]、楽天 7.2 [14]、ソフトバンク 4.6 [12]、オリックス 3.2 [14]
(6) オリックス {61}
ロッテ 12.9 [13]、日ハム 10.4 [12]、楽天 10.6 [13]、ソフトバンク 6.9 [9]、
西武 10.9 [14]

<上位マジック点灯指標>
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを求め、小数点以下2桁目を切り上げた数値。

この数値がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。数値がプラスの場合は、大きいほど対象チームより上位に行くのが難しく、マイナスの場合は絶対値が大きいほど一度点灯したマジックの消滅が難しくなる。

また、数値が残り直接対決試合数を越えると、対象チームから逆に上位マジックを点灯されてしまう。

この点灯指標は勝敗に応じて、以下のような動きをする。

(A) チームと対象チームの両方が勝った場合、あるいは両方が負けた場合、指標の増減はなし。
(B) 直接対決でチームが勝って対象チームが負けた場合は1減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は増減なし。
(C) 直接対決以外で、チームが勝って対象チームが負けた場合は0.5減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は0.5増加。

(A) と (B) はマジック(の半値)と同じ動きだが、(C) のように直接対決以外での勝敗に対してはマジックと異なる動きをする。

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マジックから見るプロ野球 ~ 7月17日(火) 広島、快進撃

2012-07-18 00:03:44 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、それが点灯する可能性を示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球ペナントレースの現在の状況を観察します。

<今日の結果>
ヤクルト 2 - 6 横浜 (横浜スタジアム)
巨人 4 - 3 阪神 (甲子園)
中日 2 - 3x 広島 (広島マツダスタジアム)

西武 1 - 3 日ハム (札幌ドーム)
オリックス 2 - 1 ソフトバンク (福岡ヤフードーム)
楽天 6 - 2 ロッテ (千葉QVCマリン)

広島が中日に逆転サヨナラ勝ち。ヤクルトが横浜に破れたため、広島は3位ヤクルトとゲーム差なしの4位。明日、順位逆転の可能性あり。

両チームの残り直接対決数14で、点灯指標はヤクルトの対広島が6.4、広島の対ヤクルトが7.7。マジック点灯ベースでは、ヤクルトがまだ直接対決2勝分リード。これは残り試合数がヤクルトの方が広島より3多いことによる。

オリックスは序盤の2点を守って、ソフトバンクに逃げ切り勝利。ロッテが楽天に負けたため、ロッテの対オリックス点灯指標は0.7に上昇。オールスター前の再度の自力V消滅は回避。

<上位マジックの点灯動向>
2012年7月17日23:00現在

{ } 残り試合数
括弧なしの数字 上位マジック点灯指標 (表の後に説明文)
[ ] 残り直接対決試合数
( ) 上位マジック(Mの後の数字)と上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯していることを、ライム色はそのチームからマジックを点灯されていることを示している

セリーグ
(1) 巨人 {63}
中日 3.5 [12]、ヤクルト 2.3 [13]、広島 1.2 [12]、阪神 -2.7 [10] (M48, 0.762)、横浜 -2.4 [16] (M43, 0.683)
(2) 中日 {61}
巨人 8.6 [12]、ヤクルト 4.9 [13]、広島 3.3 [11]、阪神 1 [12]、横浜 -1.2 [13] (M46, 0.754)
(3) ヤクルト {66}
巨人 10.8 [13]、中日 8.2 [13]、広島 6.4 [14]、阪神 3.5 [14]、横浜 -0.2 [12] (M54, 0.818)
(4) 広島 {63}
巨人 10.9 [12]、中日 7.8 [11]、ヤクルト 7.7 [14]、阪神 4.2 [14]、横浜 0.5 [12]
(5) 阪神 {62}
巨人 12.7 [10]、中日 11.1 [12]、ヤクルト 10.6 [14]、広島 9.9 [14]、横浜 3.4 [12]
(6) 横浜 {65}
巨人 18.4 [16]、中日 14.2 [13]、ヤクルト 12.2 [12]、広島 11.5 [12]、阪神 8.7 [12]

パリーグ
(1) ロッテ {64}
日ハム 4.5 [13]、楽天 4.1 [12]、西武 4.5[14]、ソフトバンク 2 [12]、オリックス 0.7 [13]
(2) 日ハム {60}
ロッテ 8.6 [13]、楽天 6.2 [12]、西武 5 [11]、ソフトバンク 4 [12]、オリックス 2.2 [12]
(3) 楽天 {64}
ロッテ 8 [12]、日ハム 5.9 [12]、西武 6.4 [14]、ソフトバンク 4.4 [13]、オリックス 2.5 [13]
(4) 西武 {65}
ロッテ 9.6 [14]、日ハム 6.1 [11]、楽天 7.7 [14]、ソフトバンク 4.6 [12]、オリックス 3.7 [14]
(5) ソフトバンク {59}
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 8 [12]、楽天 8.7 [13]、西武 7.5 [12]、オリックス 3.2 [10]
(6) オリックス {62}
ロッテ 12.4 [13]、日ハム 9.9 [12]、楽天 10.6 [13]、西武 10.4 [14]、ソフトバンク 6.9 [10]

<上位マジック点灯指標>
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを求め、小数点以下2桁目を切り上げた数値。

この数値がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。数値がプラスの場合は、大きいほど対象チームより上位に行くのが難しく、マイナスの場合は絶対値が大きいほど一度点灯したマジックの消滅が難しくなる。

また、数値が残り直接対決試合数を越えると、対象チームから逆に上位マジックを点灯されてしまう。

この点灯指標は勝敗に応じて、以下のような動きをする。

(A) チームと対象チームの両方が勝った場合、あるいは両方が負けた場合、指標の増減はなし。
(B) 直接対決でチームが勝って対象チームが負けた場合は1減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は増減なし。
(C) 直接対決以外で、チームが勝って対象チームが負けた場合は0.5減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は0.5増加。

(A) と (B) はマジック(の半値)と同じ動きだが、(C) のように直接対決以外での勝敗に対してはマジックと異なる動きをする。

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マジックから見るプロ野球 ~ 7月16日(月) 巨人独走の足音が聞こえる

2012-07-16 23:28:35 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、それが点灯する可能性を示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球ペナントレースの現在の状況を観察します。

<今日の結果>
ヤクルト 5 - 7 横浜 (横浜スタジアム)
巨人 2 - 0 阪神 (甲子園)
中日 0 - 3 広島 (広島マツダスタジアム)

西武 2 - 2 日ハム (札幌ドーム)
オリックス 1 - 2 ソフトバンク (福岡ヤフードーム)
楽天 0 - 5 ロッテ (千葉QVCマリン)

ロッテが楽天に勝ち、オリックスがソフトバンクに負けたため、ロッテの対オリックス上位マジック点灯指標が0.2に減少。オリックスは先週木曜日に自力優勝が復活したばかりだが、再び消滅のピンチ。

セリーグは、横浜がヤクルトに勝って、連敗を4でストップ。しかし広島が中日に勝ったため、横浜の広島からの点灯指標は0.5と変わらず。

巨人は阪神に勝って、対阪神の点灯指標がマイナス1.7に低下。阪神が巨人からの上位マジックを消滅させるためには、今後の直接対決で巨人に勝ち続けることを前提に、それ以外の試合において阪神の勝ち数が巨人を4上回ることが必要。

一方、中日は広島に敗れ、巨人とのゲーム差は4に拡大。マジックベースでは中日の対巨人点灯指標が8.1に増加。残り12の直接対決で、中日が9勝以上しなければ、巨人に対して上位マジックを点灯出来ない計算。

巨人の点灯指標は対中日 4、対ヤクルト 2.8、対広島 1.2、さらに対阪神、対横浜は上位マジックがすでに点灯。巨人がじわじわと独走し始めている。

<上位マジックの点灯動向>
2012年7月16日22:30現在

{ } 残り試合数
括弧なしの数字 上位マジック点灯指標 (表の後に説明文)
[ ] 残り直接対決試合数
( ) 上位マジック(Mの後の数字)と上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯していることを、ライム色はそのチームからマジックを点灯されていることを示している

セリーグ
(1) 巨人 {64}
中日 4 [12]、ヤクルト 2.8 [13]、広島 1.2 [12]、阪神 -1.7 [11] (M50, 0.781)、横浜 -2.4 [16] (M44, 0.688)
(2) 中日 {62}
巨人 8.1 [12]、ヤクルト 4.9 [13]、広島 3.3 [12]、阪神 1 [12]、横浜 -1.7 [13] (M46, 0.742)
(3) ヤクルト {67}
巨人 10.3 [13]、中日 8.2 [13]、広島 5.9 [14]、阪神 3.6 [14]、横浜 -0.2 [13] (M54, 0.806)
(4) 広島 {64}
巨人 10.9 [12]、中日 8.8 [12]、ヤクルト 8.2 [14]、阪神 4.7 [14]、横浜 0.5 [12]
(5) 阪神 {63}
巨人 12.7 [11]、中日 11.1 [12]、ヤクルト 10.5 [14]、広島 9.4 [14]、横浜 2.9 [12]
(6) 横浜 {66}
巨人 18.4 [16]、中日 14.7 [13]、ヤクルト 13.2 [13]、広島 11.5 [12]、阪神 9.2 [12]

パリーグ
(1) ロッテ {65}
日ハム 4 [13]、楽天 4.1 [13]、西武 4.4[14]、ソフトバンク 2 [12]、オリックス 0.2 [13]
(2) 日ハム {61}
ロッテ 9.1 [13]、楽天 6.2 [12]、西武 6 [12]、ソフトバンク 4.5 [12]、オリックス 2.2 [12]
(3) 楽天 {65}
ロッテ 9 [13]、日ハム 5.9 [12]、西武 6.9 [14]、ソフトバンク 4.9 [13]、オリックス 2.5 [13]
(4) 西武 {66}
ロッテ 9.7 [14]、日ハム 6.1 [12]、楽天 7.2 [14]、ソフトバンク 4.6 [12]、オリックス 3.2 [14]
(5) ソフトバンク {60}
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 7.5 [12]、楽天 8.2 [13]、西武 7.5 [12]、オリックス 3.2 [11]
(6) オリックス {63}
ロッテ 12.9 [13]、日ハム 9.9 [12]、楽天 10.6 [13]、西武 10.9 [14]、ソフトバンク 7.9 [11]

<上位マジック点灯指標>
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを求め、小数点以下2桁目を切り上げた数値。

この数値がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。数値がプラスの場合は、大きいほど対象チームより上位に行くのが難しく、マイナスの場合は絶対値が大きいほど一度点灯したマジックの消滅が難しくなる。

また、数値が残り直接対決試合数を越えると、対象チームから逆に上位マジックを点灯されてしまう。

この点灯指標は勝敗に応じて、以下のような動きをする。

(A) チームと対象チームの両方が勝った場合、あるいは両方が負けた場合、指標の増減はなし。
(B) 直接対決でチームが勝って対象チームが負けた場合は1減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は増減なし。
(C) 直接対決以外で、チームが勝って対象チームが負けた場合は0.5減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は0.5増加。

(A) と (B) はマジック(の半値)と同じ動きだが、(C) のように直接対決以外での勝敗に対してはマジックと異なる動きをする。

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マジックから見るプロ野球 ~ 7月15日(日) ヤクルトの対横浜上位マジックが点灯

2012-07-15 22:26:05 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジックである「上位マジック」と、それが点灯する可能性が高いか低いかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球ペナントレースの現在の状況を観察しています。

<今日の結果>
広島 7 - 1 横浜 (横浜スタジアム)
巨人 1 - 3 中日 (ナゴヤドーム)
ヤクルト 5 - 2 阪神 (甲子園)

日ハム 0 - 5 楽天 (Kスタ宮城)
西武 8 - 2 オリックス (ほっともっと神戸)
ロッテ 0 - 2 ソフトバンク (福岡ヤフードーム)

横浜は広島に大差で敗北。まるで昨日、一昨日のリプレイを見ているかのような連夜の惨敗で、横浜の広島への対戦成績は1勝11敗0引き分けに。

一方、ヤクルトが阪神を破ったので、ヤクルトの横浜に対する上位マジック54が点灯。これで横浜は巨人、中日、ヤクルトの上位3球団すべてから上位マジックが点灯。

さらに、広島の横浜に対する上位マジック点灯指標は0.5にまで減少。明日からの三連戦の中で、広島からもマジックを点灯される可能性が無視出来なくなってきた。

まだ横浜の自力クライマックス出場が消滅したわけではないが、オールスター前にここまで離されるのは、さすがにファンに失礼。補強による救援投手陣の立て直しと筒香・ルイーズ問題の建設的解決が急務。

阪神は今日の負けで、中日からの点灯指標が1に減少。明日からの巨人三連戦で二敗以上を喫すると、中日・広島戦の行方いかんでは、中日からのマジックが点灯する。また、ここでのマジック点灯を免れた場合でも、その指標が1のままであれば、オールスター直後のナゴヤドーム中日二連戦を一つでも落とせば、マジックが点灯する。

昨日サヨナラヒットを放った鳥谷が言ったように、阪神は球宴まですべて勝って、中日からの指標を少しでも上げておくことが極めて重要。

パリーグは、楽天が日ハムに勝利。残り直接対決数12で、日ハムの対楽天上位マジック点灯指標は6.5、楽天の対日ハムが5.6 に。ゲーム差では、日ハムがまだリードしているが、残り試合数などから楽天の方がやや有利な立場に立った。

またソフトバンクも首位ロッテを破って復調の兆し。パリーグは現時点で上位マジック点灯は一つもなく、見応えのあるペナントレース。一方、セリーグではすでに四つもマジックが出ている上に、近日中の点灯が濃厚なものが二つある。チーム間の極端な戦力格差解消などをセリーグはリーグとして検討するべき。

<上位マジックの点灯動向>
2012年7月15日22:30現在

{ } 残り試合数
括弧なしの数字 上位マジック点灯指標 (表の後に説明文)
[ ] 残り直接対決試合数
( ) 上位マジック(Mの後の数字)と上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯していることを、ライム色はそのチームからマジックを点灯されていることを示している

セリーグ
(1) 巨人 {65}
中日 4.5 [12]、ヤクルト 3.3 [13]、広島 1.2 [12]、阪神 -0.7 [12] (M52, 0.8)、横浜 -2.4 [16] (M45, 0.692)
(2) 中日 {63}
巨人 7.6 [12]、ヤクルト 4.9 [13]、広島 3.3 [13]、阪神 1 [12]、横浜 -2.2 [13] (M46, 0.73)
(3) ヤクルト {68}
巨人 9.8 [13]、中日 8.2 [13]、広島 5.4 [14]、阪神 3.6 [14]、横浜 -0.2 [14] (M54, 0.794)
(4) 広島 {65}
巨人 10.9 [12]、中日 9.8 [13]、ヤクルト 8.7 [14]、阪神 5.2 [14]、横浜 0.5 [12]
(5) 阪神 {64}
巨人 12.7 [12]、中日 11.1 [12]、ヤクルト 10.5 [14]、広島 8.9 [14]、横浜 2.4 [12]
(6) 横浜 {67}
巨人 18.4 [16]、中日 15.2 [13]、ヤクルト 14.2 [14]、広島 11.5 [12]、阪神 9.7 [12]

パリーグ
(1) ロッテ {66}
日ハム 4.1 [13]、楽天 5.1 [14]、西武 4.6[14]、ソフトバンク 2 [12]、オリックス 0.7 [13]
(2) 日ハム {62}
ロッテ 9 [13]、楽天 6.5 [12]、西武 6.5 [13]、ソフトバンク 4.4 [12]、オリックス 2.5 [12]
(3) 楽天 {66}
ロッテ 9 [14]、日ハム 5.6 [12]、西武 6.5 [14]、ソフトバンク 4.4 [13]、オリックス 2.6 [13]
(4) 西武 {67}
ロッテ 9.5 [14]、日ハム 6.6 [13]、楽天 7.5 [14]、ソフトバンク 4.4 [12]、オリックス 3.5 [14]
(5) ソフトバンク {61}
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 7.7 [12]、楽天 8.7 [13]、西武 7.7 [12]、オリックス 4.2 [12]
(6) オリックス {64}
ロッテ 12.4 [13]、日ハム 9.5 [12]、楽天 10.5 [13]、西武 10.6 [14]、ソフトバンク 7.9 [12]

<上位マジック点灯指標>
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを求め、小数点以下2桁目を切り上げた数値。

この数値がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。数値がプラスの場合は、大きいほど対象チームより上位に行くのが難しく、マイナスの場合は絶対値が大きいほど一度点灯したマジックの消滅が難しくなる。

また、数値が残り直接対決試合数を越えると、対象チームから逆に上位マジックを点灯されてしまう。

この点灯指標は勝敗に応じて、以下のような動きをする。

(A) チームと対象チームの両方が勝った場合、あるいは両方が負けた場合、指標の増減はなし。
(B) 直接対決でチームが勝って対象チームが負けた場合は1減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は増減なし。
(C) 直接対決以外で、チームが勝って対象チームが負けた場合は0.5減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は0.5増加。

(A) と (B) はマジック(の半値)と同じ動きだが、(C) のように直接対決以外での勝敗に対してはマジックと異なる動きをする。

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マジックから見るプロ野球 ~ 7月14日(土) 日ハムと楽天、がっぷり四つ

2012-07-14 22:50:10 | 野球
マジックと言えば優勝マジックがまず思い浮かびますが、それ以外にもいろいろなマジックを考えることが出来ます。例えば、最終順位が相手を上回るマジック (上位マジック)、3位以内に入ってクライマックス出場を決めるマジック、最下位が決定するマジックなど、自由に設定できます。

また、それぞれのマジックについて点灯する可能性が高いか低いかを示す数値 (マジック点灯指標) も考案することが可能です。

こうしたマジックとその点灯指標から、プロ野球ペナントレースの現在の状況を観察してみました。

<今日の試合結果>

広島 8 - 3 横浜 (横浜スタジアム)
巨人 2 - 1 中日 (ナゴヤドーム)
ヤクルト 2 - 3x 阪神 (甲子園)

日ハム 2 - 1 楽天 (仙台Kスタ)
西武 4 - 1 オリックス (ほっともっと神戸)
ロッテ 0 - 3 ソフトバンク (福岡ヤフードーム)

代打阿部のタイムリーで巨人が中日に鮮やかな逆転勝ち。その結果、上位マジック点灯指標は、残り直接対決数13で巨人の対中日が4.5に減少、中日の対巨人が8.6と変わらず、両者の差はかなり広がった。

阪神はヤクルトにサヨナラ勝ちで、中日からのマジック点灯指標を1.5に増やし、巨人以外からの上位マジック点灯の危機は一先ず去った。

横浜は広島に連夜の惨敗。もし明日も負けると、広島の対横浜上位マジック点灯指標が0.5にまで下がる計算。横浜はヤクルトからも0.4が出ていて、巨人、中日に続いてヤクルト、広島からも上位マジックが近日中に点灯する危険性。とにかく、横浜は広島に負け過ぎ。

パリーグは、日本ハムが楽天に逆転勝ち。4位転落は免れたが、残り直接対決数13で上位マジック点灯指標が日ハムの対楽天6.5に対して、楽天の対日ハムは6.6と全くの互角。今後も両者の緊迫した競り合いが続きそう。

<上位マジックの点灯動向>
2012年7月14日22:30現在

{ } 残り試合数
括弧なしの数字 上位マジック点灯指標 (表の後に説明文)
[ ] 残っている直接対決試合数
( ) 上位マジック(Mの後の数字)と上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯、ライム色はそのチームからマジックを点灯されている

セリーグ
(1) 巨人 {66}
中日 4.5 [13]、ヤクルト 2.8 [13]、広島 0.7 [12]、阪神 -0.7 [12] (M53, 0.803)、横浜 -2.4 [16] (M46, 0.697)
(2) 中日 {64}
巨人 8.6 [13]、ヤクルト 4.9 [13]、広島 3.3 [13]、阪神 1.5 [12]、横浜 -1.7 [13] (M48, 0.75)
(3) ヤクルト {69}
巨人 10.3 [13]、中日 8.2 [13]、広島 5.4 [14]、阪神 4.6 [15]、横浜 0.4 [14]
(4) 広島 {66}
巨人 11.4 [12]、中日 9.8 [13]、ヤクルト 8.7 [14]、阪神 5.7 [14]、横浜 1.5 [13]
(5) 阪神 {65}
巨人 12.7 [12]、中日 10.6 [12]、ヤクルト 10.5 [15]、広島 8.4 [14]、横浜 2.4 [12]
(6) 横浜 {68}
巨人 18.4 [16]、中日 14.7 [13]、ヤクルト 13.7 [14]、広島 11.5 [13]、阪神 9.7 [12]

パリーグ
(1) ロッテ {67}
日ハム 4.1 [13]、楽天 4.6 [14]、西武 4.1[14]、ソフトバンク 2 [13]、オリックス 0.7 [13]
(2) 日ハム {63}
ロッテ 9 [13]、楽天 6.5 [13]、西武 6 [13]、ソフトバンク 3.9 [12]、オリックス 2.5 [12]
(3) 楽天 {67}
ロッテ 9.5 [14]、日ハム 6.6 [13]、西武 6.5 [14]、ソフトバンク 4.4 [13]、オリックス 3.1 [13]
(4) 西武 {68}
ロッテ 10 [14]、日ハム 7.1 [13]、楽天 7.5 [14]、ソフトバンク 4.4 [12]、オリックス 4.5 [15]
(5) ソフトバンク {62}
ロッテ 11.1 [13]、日ハム 8.2 [12]、楽天 8.7 [13]、西武 7.7 [12]、オリックス 4.7 [12]
(6) オリックス {65}
ロッテ 12.4 [13]、日ハム 9.5 [12]、楽天 10 [13]、西武 10.6 [15]、ソフトバンク 7.4 [12]

上位マジック点灯指標
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを表す実数値。この数字がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。逆に数字が大きいほど対象チームより上位に行くのが難しくなる。そして、残り直接対決試合数を越えると、対象チームから上位マジックを点灯されてしまう。

前回までは、この「上位マジック点灯指標」を整数化した数字、直接対決の残り試合数、点灯指標を二倍して整数化した「上位マジック点灯カウント」を併記していたが、やや見づらいので今回から「上位マジック点灯指標」をそのまま表記することした。

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プロ野球ペナントレースのマジック点灯動向 ~ 7月13日(金)

2012-07-13 23:33:06 | 野球
広島12 - 4 横浜
巨人 1 - 1 中日
日ハム 1 - 5 楽天
ロッテ 3 - 4 ソフトバンク

中日は巨人と引き分け。ナゴヤドームではお馴染みの疲労感あふれる低得点ゲーム。横浜スタジアムでは、広島が横浜に大勝。自力V消滅のピンチをひとまず回避。横浜は自力2位消滅が現実味を帯びてきた。

パリーグは、ソフトバンクがロッテに、楽天が日ハムに勝利。下位チームが上位チームを破る展開で、マジック点灯ベースで見ても、楽天とソフトバンクの存在感がじわりアップ。

プロ野球上位マジックの動向表
2012年7月13日23:00現在

{ } 残り試合数
< > 上位マジック点灯カウント(表の後ろに説明文)
[n / m]
n 上位マジックが点灯するために直接対決で勝つ必要のある勝ち数
m 残っている直接対決試合数
( ) 上位マジックと上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯、ライム色はそのチームからマジックを点灯されている場合。

セリーグ
(1) 巨人 {67}
中日<11>[6/14]、ヤクルト<7>[4/13]、広島<2>[1/12]、阪神<-1>[0/12] (54, 0.806)、横浜<-3>[-1/16] (48, 0.716)
(2) 中日 {65}
巨人<18>[9/14]、ヤクルト<10>[5/13]、広島<6>[3/13]、阪神<2>[1/12]、横浜<-3>[-1/13] (49, 0.754)
(3) ヤクルト {70}
巨人<20>[10/13]、中日<17>[9/13]、広島<10>[5/14]、阪神<10>[5/16]、横浜<1>[1/14]
(4) 広島 {67}
巨人<23>[12/12]、中日<21>[11/13]、ヤクルト<19>[10/14]、阪神<12>[6/14]、横浜<5>[3/14]
(5) 阪神 {66}
巨人<26>[13/12]、中日<23>[12/12]、ヤクルト<23>[12/16]、広島<17>[9/14]、横浜<6>[3/12]
(6) 横浜 {69}
巨人<36>[18/16]、中日 <30>[15/13]、ヤクルト<28>[14/14]、広島<23>[12/14]、阪神<19>[10/12]

横浜は中日からの自力2位消滅カウントが現在<11>[6/13]にまで低下。つまり直接対決で中日が横浜に6勝以上すれば、巨人と中日が仮に星を食い合っても横浜はその両チームに自力では追いつけず、横浜の3位以下決定マジックが点灯する。

パリーグ
(1) ロッテ {68}
日ハム<8>[4/13]、楽天<9>[5/14]、西武<8>[4/14]、ソフトバンク<4>[2/14]、オリックス<2>[1/13]
(2) 日ハム {64}
ロッテ<19>[10/13]、楽天<15>[8/14]、西武<12>[6/13]、ソフトバンク<8>[4/12]、オリックス<6>[3/12]
(3) 楽天 {68}
ロッテ<20>[10/14]、日ハム<14>[7/14]、西武<12>[6/14]、ソフトバンク<8>[4/13]、オリックス<7>[4/13]
(4) 西武 {69}
ロッテ<21>[11/14]、日ハム<15>[8/13]、楽天<16>[8/14]、ソフトバンク<9>[5/12]、オリックス<11>[6/16]
(5) ソフトバンク {63}
ロッテ<25>[13/14]、日ハム<17>[9/12]、楽天<19>[10/13]、西武<16>[8/12]、オリックス<11>[6/12]
(6) オリックス {66}
ロッテ<25>[13/13]、日ハム<18>[9/12]、楽天<20>[10/13]、西武<22>[11/16]、ソフトバンク<14>[7/12]

上位マジック点灯カウントとは?
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを二倍して大きい方に整数化したもの。この数字がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。逆に数字が大きいほど対象チームより上位に行くのが難しくなる。そして、数字が残り直接対決試合数の二倍を越えると、対象チームから上位マジックを点灯される。

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ちょっと野球の話 ~ オリックス、自力優勝復活

2012-07-12 23:14:14 | 野球
今日、楽天戦が中止になったオリックスだが、日ハムがロッテを破ったことで、自力優勝の可能性が復活。これでパリーグは、すべてのチームが自力で優勝を目指せる状態に戻った。

シーズン終盤までこの状態が続いてくれれば、観ている方としては楽しい。

セリーグは、阪神が中日に勝利。中日からの上位マジック点灯のピンチをひとまず脱出。一方、広島は巨人に敗れて自力優勝消滅の崖っぷち。

阪神と広島には、セリーグを面白くするためにも、なんとかここで踏ん張って欲しい。


プロ野球上位マジックの動向表
2012年7月12日23:00現在

{ } 残り試合数
< > 上位マジック点灯カウント(表のあとに説明文)
[n / m]
n 上位マジックが点灯するために直接対決で勝つ必要のある勝ち数
m 残っている直接対決試合数
( ) 上位マジックと上位確定に必要なこれからの最高勝率
水色はそのチームに対してマジックが点灯、ライム色はそのチームからマジックを点灯されている場合。

セリーグ
(1) 巨人 {68}
中日<12>[6/15]、ヤクルト<7>[4/13]、広島<1>[1/12]、阪神<-2>[-1/12] (55, 0.809)、横浜<-3>[-2/16] (50, 0.735)
(2) 中日 {66}
巨人<19>[10/15]、ヤクルト<10>[5/13]、広島<6>[3/13]、阪神<2>[1/12]、横浜<-3>[-2/13] (51, 0.773)
(3) ヤクルト {70}
巨人<20>[10/13]、中日<17>[9/13]、広島<10>[5/14]、阪神<10>[5/16]、横浜<2>[1/14]
(4) 広島 {68}
巨人<23>[12/12]、中日<21>[11/13]、ヤクルト<19>[10/14]、阪神<12>[6/14]、横浜<7>[4/15]
(5) 阪神 {66}
巨人<26>[13/12]、中日<23>[12/12]、ヤクルト<23>[12/16]、広島<17>[9/14]、横浜<7>[4/12]
(6) 横浜 {70}
巨人<35>[18/16]、中日<29>[15/13]、ヤクルト<27>[14/14]、広島<23>[12/15]、阪神<18>[9/12]

パリーグ
(1) ロッテ {69}
日ハム<8>[4/13]、楽天<8>[4/14]、西武<6>[3/14]、ソフトバンク<4>[2/15]、オリックス<1>[1/13]
(2) 日ハム {65}
ロッテ<19>[10/13]、楽天<15>[8/15]、西武<11>[6/13]、ソフトバンク<7>[4/12]、オリックス<5>[3/12]
(3) 楽天 {69}
ロッテ<21>[11/14]、日ハム<16>[8/15]、西武<12>[6/14]、ソフトバンク<8>[4/13]、オリックス<7>[4/13]
(4) 西武 {69}
ロッテ<23>[12/14]、日ハム<16>[8/13]、楽天<16>[8/14]、ソフトバンク<9>[5/12]、オリックス<11>[6/16]
(5) ソフトバンク {64}
ロッテ<27>[14/15]、日ハム<18>[9/12]、楽天<19>[10/13]、西武<16>[8/12]、オリックス<11>[6/12]
(6) オリックス {66}
ロッテ<26>[13/13]、日ハム<19>[10/12]、楽天<20>[10/13]、西武<22>[11/16]、ソフトバンク<14>[7/12]

< >内の数字、上位マジック点灯カウントとは?
直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを二倍してゼロから遠い方に整数化したもの。この数字がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。逆に数字が大きいほど対象チームより上位に行くのが難しくなる。そして、数字が残り直接対決試合数の二倍を越えると、対象チームから上位マジックを点灯される。


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ちょっと野球の話 ~ オリックス快勝で自力優勝復活へ王手

2012-07-11 23:36:18 | 野球
オリックスは井川の好投で楽天に勝利。この結果、明日、オリックスが勝って、さらに日ハムがロッテに勝つか引き分けで、一度消滅した自力優勝が復活することになります。

一方、中日は阪神に一点差で逃げ切り。明日も勝って連勝すると、阪神に対する上位確定マジック54が点灯します。こうなると、阪神は巨人からもマジックが出ているので、自力で2位以上に行く可能性がなくなります。阪神にとっては、絶対に負けられない正念場の一戦です。

2012年7月11日23:00現在

{ } 残り試合数
< > 上位確定マジック点灯カウント
( ) 上位確定マジックと上位確定に必要なこれからの最高勝率
> < 上位確定マジック消滅カウント

セリーグ
(1) 巨人 {69}
中日<14>、ヤクルト<7>、広島<3>、阪神(56, 0.811)>2<、横浜(51, 0.739)>3<
(2) 中日 {67}
巨人<17>、ヤクルト<9>、広島<6>、阪神<2>、横浜(51, 0.761)>4<
(3) ヤクルト {71}
巨人<20>、中日<18>、広島<11>、阪神<9>、横浜<3>
(4) 広島 {69}
巨人<23>、中日<22>、ヤクルト<18>、阪神<11>、横浜<7>
(5) 阪神 {67}
巨人<26>、中日<25>、ヤクルト<23>、広島<18>、横浜<7>
(6) 横浜 {71}
巨人<35>、中日<30>、ヤクルト<28>、広島<24>、阪神<18>

パリーグ
(1) ロッテ {70}
日ハム<7>、楽天<7>、西武<5>、ソフトバンク<4>、オリックス(57, 0.814)>1<
(2) 日ハム {66}
ロッテ<22>、楽天<15>、西武<11>、ソフトバンク<8>、オリックス<5>
(3) 楽天 {69}
ロッテ<22>、日ハム<16>、西武<12>、ソフトバンク<9>、オリックス<7>
(4) 西武 {70}
ロッテ<24>、日ハム<16>、楽天<16>、ソフトバンク<11>、オリックス<12>
(5) ソフトバンク {65}
ロッテ<27>、日ハム<17>、楽天<17>、西武<16>、オリックス<10>
(6) オリックス {66}
ロッテ<28>、日ハム<19>、楽天<20>、西武<21>、ソフトバンク<15>

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ちょっと野球の話 ~ 巨人、クライマックスが射程圏内か

2012-07-11 04:09:30 | 野球
日曜日に阪神の「自力優勝が消滅」というニュースが流れました。

優勝マジックと違って、それをどう捉えたら良いのか微妙ですが、自分の応援するチームに対して、「なんだか最近負けが込んでるなあ」と思ってる矢先に、いきなりこういう類いのことを言われるのは、あまり気持ちの良いものではないですよね。

そこで、各球団の現在の成績から、上位確定マジックとそのマジック点灯へのカウントダウンナンバーをエクセルで計算してみました。

上位確定マジックは、A球団からみて、B球団が残りすべての試合を勝つと仮定しても、A球団がB球団の最終勝率を上回ることが可能な場合に点灯するマジックと定義します。A球団はマジック分の勝ち数を挙げれば、B球団の順位を上回るというものです。

B球団からみると、どこかの球団に自分たちを対象とする上位確定マジックが点灯すれば、自力優勝が消滅することになります。またA球団からすると、他のすべての球団に対して上位確定マジックが点灯すれば、いよいよ優勝マジック点灯ということになります。

マジック点灯へのカウントダウンナンバーは、A球団にB球団に対する上位確定マジックが出ていない場合でも、それが点灯するために必要な勝ち数(残り試合数を越えてる場合もある)から直接対決を除く残り試合数を引いた差は計算出来るので、敢えてそれを求めたものです。

マジック点灯カウントダウンナンバーは、値が大きければ大きいほど対象チームの順位を上回るのが難しくなってきます。逆に小さくなってくると対象チームの自力上位あるいは自力優勝の消滅が近づいてきます。

2012年7月10日23:00現在 (Yahoo!スポーツの「プロ野球」に掲載されたデータをもとに算出)

< >内はマジック点灯カウントダウンナンバー、( )内は上位確定マジックと上位確定に必要なこれからの最高勝率。

セリーグ
(1) 巨人 {70試合残}
中日<13>、ヤクルト<6>、広島<3>、阪神(57, 0.814)、横浜(52, 0.743)
(2) 中日 {68}
巨人<18>、ヤクルト<9>、広島<6>、阪神<4>、横浜(53, 0.779)
(3) ヤクルト {72}
巨人<21>、中日<18>、広島<11>、阪神<10>、横浜<5>
(4) 広島 {70}
巨人<25>、中日<22>、ヤクルト<18>、阪神<12>、横浜<8>
(5) 阪神 {68}
巨人<26>、中日<25>、ヤクルト<22>、広島<17>、横浜<7>
(6) 横浜 {72}
巨人<35>、中日<29>、ヤクルト<28>、広島<23>、阪神<18>

パリーグ
(1) ロッテ {71試合残}
日ハム<8>、楽天<8>、西武<6>、ソフトバンク<4>、オリックス(57, 0.803)
(2) 日ハム {67}
ロッテ<23>、楽天<16>、西武<12>、ソフトバンク<8>、オリックス<5>
(3) 楽天 {70}
ロッテ<21>、日ハム<15>、西武<12>、ソフトバンク<8>、オリックス<7>
(4) 西武 {71}
ロッテ<23>、日ハム<15>、楽天<16>、ソフトバンク<11>、オリックス<11>
(5) ソフトバンク {66}
ロッテ<27>、日ハム<17>、楽天<18>、西武<18>、オリックス<10>
(6) オリックス {67}
ロッテ<28>、日ハム<20>、楽天<22>、西武<22>、ソフトバンク<15>

現在、自力優勝が消滅しているのは、セリーグでは横浜と阪神、パリーグではオリックスです。

横浜は巨人と中日の、阪神は巨人の、オリックスはロッテの上位確定マジック対象チームとなっていますが、上位確定に必要な勝率はまだまだ7割以上と高いので、今後の戦い方いかんではマジックが消えて自力優勝復活も勿論可能です。

例えば巨人が阪神より上位を確定するためには、阪神が今後一度も負けなかった場合の話ですが、残りの70試合中57勝する必要があります。まあ、阪神の全勝よりは巨人の勝率0.814の方が現実的な気もしますが、数試合阪神が勝って巨人が負ければ、とりあえず自力優勝は復活する勘定です。

ただ阪神はともかく、横浜が巨人を抜くのはシビアかもしれません。ファンとしては辛い数字、というか数字じゃないよね、筒香ライトだし(涙)。

ところで今一番気になるのは、広島です。巨人がマジック点灯カウントナンバーの「3」を出しています。しかも、両チームは三連戦の直接対決なので、広島は連敗すると自力優勝消滅の可能性が高まってきます。

一方、巨人の立場から見ると広島、阪神、横浜に対して上位確定マジックが出ることを意味するので、いよいよクライマックス出場が射程圏内に入ってきたことになります。

巨人ファンには悪いんですが、ナベツネの得意気な顔を想像すると、何か腹立ちますなあ(笑)。

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ちょっと野球の話 ~ 阪神・今成捕手が確認しておきたかったこと

2012-07-09 02:11:17 | 野球
阪神が連敗につぐ連敗で、苦しんでいる。

とくに守りがおかしい。リズムが狂って、エラーの連鎖から抜けられない。

昨日、日曜日の東京ドーム巨人戦でも象徴的な場面があった。

同点で迎えた4回裏の巨人の攻撃。ノーアウト1塁3塁で古城が打席に入ったところで、捕手の今成がベンチを見ながらホームベースを指差したり二塁ベースを指したり、何か盛んに確認を取っている。

是が非でもホームでのアウトを狙うのか、1点はやむを得ないとしてダブルプレーを狙うのか、恐らくそういった方針の確認だと思うが、敵チームの目前で、大きなジェスチャー入りでやるのはどんなもんだろう(笑)。

その間、投手の安藤は固まってしまってピクリとも身動きしない。

そりゃあ当たり前で、「よっしゃ今成君、ゲッツー狙いってことだね、うんうん」などど、古城の見てる前で頷くわけにはいかない。

結局、すったもんだあった挙げ句、古城には二球目をセンター前に弾き返されて、あっさり逆転されてしまった。

つまらない確認作業で時間を取って、安藤の集中力を削いだ結果生まれたタイムリーと見ることもできるわけで、決して褒められたプレーではない。

ただ、捕手の今成がベンチの意向確認に拘ったのには、伏線がある。

前日、土曜日の試合、阪神2点リードで迎えた5回裏巨人の攻撃、ノーアウト2塁3塁で、村田のセカンドゴロを平野が本塁に悪送球、ボールがコロコロ転がってる間に、ランナーが二人もホームインして同点にされてしまった。

あるスポーツ紙には、阪神の久慈内野守備コーチは「1点やむなし」で前進守備を敷かないという指示を出したのに、二塁手の平野がそれを「無視」して本塁に投げたことが失点の原因と書かれていた。

しかし、選手側からすればこれは理不尽な話である。

「1点やむなし」は「ホームに投げるな」とは違う。本塁が間に合うのであれば、内野手はホームに投げるだろうし、間に合うかどうかの判断はボールを取った選手がその時点で行うしかない。

もし阪神ベンチがどうしても3塁ランナーを無視させたいのであれば、「間に合っても本塁には絶対投げるな」という指示を出さなければならない。そうであれば、平野はベンチの指示を「無視」したと言われても仕方ない。しかし「1点やむなし」ということなのだから、平野は捕球した時点で「本塁が間に合う」と判断を下してホームに投げたが、残念ながら悪送球してしまったということである。

従って悪送球というエラーを責められるのはやむを得ないが、ベンチの指示を「無視」したという批判が当たっているとは思えない。

そもそもノーアウト2塁3塁で「1点やむなし」の指示を出した場合、それが具体的に何を意味しているのかもよく分からない。

もしノーアウト1塁3塁であれば、「1点を失ってもダブルプレーを成立させてツーアウト走者なしにせよ」という指示として選手は理解するだろう。しかし、ノーアウト2塁3塁だと、二塁手が内野ゴロを捕った場合、ホームでのアウトを狙わなければ、そのまま打者の村田だけを1塁でアウトにするしかないが、それでは1点差に追い上げられたうえに、ワンアウト3塁という大ピンチが続くことになってしまう。捕球した二塁手が「1点やむなし」の上で「出来る限り」ホームでのアウトを狙うのは当たり前である。

今成捕手は、恐らく記事に書かれているような平野選手への批判を、試合前の時点で知っていたのだと思う。

曖昧な指示をベンチから出されて、失点したら「指示を無視したからだ」とすべての責任を負わされるのはまっぴらごめんだ。

だから同じような場面では、出来るだけベンチの指示を事前にはっきりさせておきたい。

そういう気持ちが昨日の4回裏のドタバタシーンを生んだ気がする。

チームの負けが続くから、選手とベンチの信頼関係がゴタゴタするのか、ゴタゴタするから負けが込むのか。

何れにしても、阪神タイガースの梅雨明けは、まだ少し先になりそうな気配である。

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