怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

8月8日 1年前の今頃、私を突き刺していた二つの言葉

2011-08-08 09:52:57 | 事故後の動き
一つは、
通夜の前日の夜にもらった電話の言葉。

私、○○ちゃん(娘の名)がいない! って言ったんだよ。」

心がボロボロになっている生徒さんからの、振り絞るような声。
娘の大好きな生徒さん達のために、トラウマを残さない明るい葬儀をと、
保護者の方にも支えられ、娘の遺体の傍にゆっくりいてやることもできず、
精一杯の葬儀の準備していた夜のことだった。

マスコミ攻撃の嵐の中、その言葉を出してしまったら、大変なことになるだろう。
私は反対にこの生徒さん達を守らないと、
必死で娘の死の現実を受け止めようとしている、12歳13歳の生徒達。


もう一つは、
徐々に弔問に訪れてくれるようになった生徒さんからの言葉。

悪天候だから行け! って 国語おかしんじゃない?   」

家に中学の娘の写真が一枚もないので、学校にお願いしてもらった事故のあった野外学習時の写真。

施設の体育館で、先生に訓練実行の言葉を受け、戸惑う生徒達の表情、写りは小さいが驚く娘の顔。

傷ついた心で、娘を慕って、やっと弔問に来てくれるようになった生徒達。
口が裂けても事故の話題は出さない、出せない私だった。


学校からも教育委員会かも、正式な事故状況の遺族への説明がない中、
混乱している日々だった。