怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

優しい花菜

2019-08-18 16:47:12 | 私のつぶやき
花菜は優しい子だったと思う。(表立って優しいことはしていないが)

警察の調書で刑事さんから、花菜の人となりを描いて欲しいと、宿題をもらった。

なんて辛い宿題だろうと思い、涙ながらになった。

「四つ葉のクローバー」




私はある日乳がん検査の検診で、市民病院に行かなければならなかった。

かなり緊張していたが、花菜には市民病院に行くとしか伝えていなかった。

花菜を通学団に送り出した後、私は緊張していた。

市民病院に行かなければダメだから。

そこへ突然花菜が通学団から戻って着た。

忘れ物をしたのかと思い、急いで玄関に行った私。

そうしたら、花菜から、突然四つ葉のクローバーを渡された。

嬉しい気持ちで市民病院に向かう私。

今、思い出しても涙でいっぱいになる。

しかし、もっと私が泣かせたのは、花菜の野外活動のしおりに、「将来医者になりたい」と書いたことだ。

私は難病で10回以上入院した。

一人娘を一人で家に置いとくわけにもいかず、主人に会社の行き帰りに市民病院に連れて来てもらった。

看護師さんからは、大変な状況だと思われた。

「心がもう大変になっているんだね」と看護師さんから言われた。

でも、花菜は明るかった。


「医者になりたい」と書いたことが、私をもっと泣かせた。




そのことを書いた絵本

優しい花菜はもういない。

どんなにボートの中で怖かっただろう。

苦しかっただろう。

私は学校が許せない。