怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

3月31日  一人残ったS先生

2012-03-31 05:22:36 | 学校に対して
昨夜の金曜弔問は、普段弔問をお断りしている 校長 と 教頭 も4月からの人事異動の件で来た。

*****
校長は大人用事故情報プレートを、遺族の要望にきちんと応えたと言うように誇らしげに、校長室に飾った写真を見せた。
主人が、「 で、(新任の教師が見れるように)事故情報資料もあるんですよね。 」
以前学校としての再発防止に、事故情報資料を誰でも見れるように保存する、と文章で記していた。
校長は想定外の質問だったようで、言葉を失い
「きちんとありますよ。」 ととりあえず答えた。

*****
教頭は、全校生徒90人ほどの小さな小学校に、異動になった挨拶をした。
この人の娘の命への、いつもの大袈裟な謝罪の言葉を聞きながら、私は怒りを通り越し笑いを覚えていると、
教頭の泣かんばかりの謝罪の途中でタイミングよく、娘も笑っているかのように、ヒーターの給油を知らせる きらきら星のメロディーが流れ出した。
娘の最初のバイオリンの練習曲

謝罪の次に、去年異動した教師達同様に、毎月命日の弔問に来てもいいか ときかれた。
「去年異動になって、思い出したくないことのように一度も弔問に来ないY先生も誘って、来て下さいね。」
「Y先生一人では、無理みたいですから。」 と私は応えていた。

*****
4月からの人事異動では、K先生も異動になる。

野外活動事故で引率した 8人の教師のうち、章南中に残った 2人の1人
元校長と養護教諭の2人を残し、ボートに乗船した6人の1人

          これで、事故を知る、娘を知る教師はS先生一人になってしまった・・

3月29日  市教委の人事異動

2012-03-29 08:27:14 | 市教委に対して
昨晩は、毎月命日で弔問を受ける市教委の幹部から、4月に校長職に異動になる2名の弔問を受けた。
「いつものお供えは花なのですが、今日は岡崎の絵ろうそくでして、月毎の季節の花の絵が描かれています。」


*****
同時に、市教委から始めて弔問に来た2名からも、挨拶を受けた。

一人はこの春から、娘の卒業した杉山小の教頭となる男性。
もう一人は、娘の章南中の教頭となる、女性であった。

「お久しぶりです。」と女性新教頭。
実はこの女性と会うのは、すぐには気付かなかったが、私は2度目であった。
娘を突然失くし、心のケアが必要となった母親の元に、2人目、3人目と臨床心理士を連れて来たのが、事務職だと思っていた彼女であった。

びっくりして私は思わず、  「 嬉しいです。  前の校長(校長はそのまま)も教頭も苦手 でしたので。 」

以前教育長に、静岡には多くいる女性中学校長が豊橋には一人もいない と聞き残念に思っていたこともあって、女性中学校教頭ではあるが私は嬉しかった。

*****
3人もの臨床心理士のカウンセリングを受けても、却って心のキズが深くなるだけの私に、毎月相談にのってもらっているのが、今回校長職に異動になる教育会館幹部から紹介された、教育相談員であった。

*****
明日、教職員人事は新聞発表。

   昨年章南中から異動した教師は6名

             全員が野外活動事故で 娘を引率した教師 であった・・・

3月28日  謝罪の意味が理解できないトップ達 4(市長)

2012-03-28 08:51:16 | 事故後の動き
3/16の市長謝罪申入書提出 の状況を記す。
                                    

*****
(市長応接室へ入る、報道機関待ち受けてカメラ回っている)
市長:おはようございます。(市長が横の市長室から入ってくる)
父親:私は、浜名湖のボート転覆事故で娘を亡くした西野です。今日は市長の方に謝罪して欲しいという思いで、謝罪申し入れ書というのをお渡ししたくてやってまいりました。一文だけ読ませていただきますので、お願いします。
「謝罪申し入れ書、ーーーーー。」
市長:ーーーーー、市の行事に関しましてまた教育委員会の行事については教育委員の方にしっかりと今後の対応していくようにとお話させていただいております。ーーーーーーー
父親:今後やるべきことという報告は、教育委員会の方から受けているのですけども、私の娘が亡くなった事故に対して、今回は豊橋市として責任を感じて、その点について謝罪をして償ってほしいという思いで市長にお願いしたのですけども。
市長:あの~その当たり、しっかりと解釈をしなくてはいけないのですけども、設置者という事と学校で行っている行事を遂行している責任者というのは、また異なる部分でございますので、ーーーーー
父親:是非しっかり、勉強というか調べて頂いて、やはり娘は豊橋市の正課の学校の中で、なんの落ち度もない中で命を落としたという事を十分理解したうえで、またご確認よろしくお願いいたします。
報道:じゃあ、各社新聞、一回受け渡しの方お願いします。
市長:ハイ。スチールね。はい。たぶん動画だったのでカメラが取れてないのですね。
報道:西野さんから「お願いします」という声で渡していただいて。
市長:カメラ目線でなくていいという意味で。自然な奴で。・・・・よろしいですか。

***
K弁護士:まだお時間よろしいですか。
市長:議会ですけど、まだ大丈夫です。
K弁護士:ーーーーーそれに加えて昨年事故調査報告書というのが国の方から出てまいりましたので、それでかなり詳しい事実関係がはっきりいたしましたので、それを西野さんと一緒に検討してまいりました。その結果、まあやっぱり、西野さんの気持ちとしてはもちろん三ケ日青年の家とか静岡県も責任があると思っておりますけども、豊橋市もやっぱりあるんじゃないかという気持ちが、強くなりました
市長:それはどういう理由でですか。
K弁護士:それはここに書いてあるのですけども、主には直接親が子どもを託したのは学校なんですね。具体的には学校の校長先生とかあるいは引率の先生方なんですね。そこに託すしか。ーーーーーだから西野さんの気持ちとしては、この一つでも豊橋市が義務を果たしていたら、花菜さんは助かったのではないかと、考えております。ーーーーー
市長:(口挟む)静岡県は三ケ日青年の家の設置者ですよね。私たちが章南中学の設置者という立場とはずいぶん違うのですよね
K弁護士:というところが私たちは問題だと思って、西野さんも問題だと思っておるんです。
市長:教育委員会が校長先生を任命しておりますし、私達にも、例えば市教委にも任命権はないし、学校の設置者、学校の設備で落ち度があったらわかりますが、三ケ日青年の家の落ち度として、どうして私たちが。静岡県は当然ですし、指定管理者である小学館は当然だとは思うのですけども、そこのところはまたしっかり読ませていただきますが。
K弁護士:是非そこを検討頂きたいと思います。
市長:私達、設置者というのと、今回のここをどうやって結びつけるのかなあと。
K弁護士:教育委員会の問題と市長とは厳密に言えばぴったり重ならないかとは思うのですが、しかし教育委員会の問題というのは最終的には市長の責任になってしまうんですね
市長:そこのところはみなさんの理解の問題でしょうね。
K弁護士:だからそういう立場で書いてあります。西野さんとしては、親が学校に子どもを託した気持ちをぜひわかっていただきたいと思います。そこしか親としては子どもの安全を図る方法はないんですね。先生にお願いするしかないんです。だからそこの観点で今回は書かせていただきました。
市長:まあ、ちょっとしっかり読ませていただいて・・
K弁護士:是非、はい。
~控室へ~
父親:ありがとうございました。市長は相変わらずですかね。
K弁護士:設置者という言葉は設置者なんだけども、要するに授業したのは豊橋市ですからね。教育委員会がやったことは市長は関係ないみたいなことを言われると、それはちょっとね見解が違うのだけど、それは通らない理屈でね。教育委員会は独立して、内容は考えるにしても、やったことの責任は全部市長が負うんですよね。市長が個人的に悪いと言ってるんじゃないんでね。市の代表者としての市長だから

*****
佐原市長は、「市は事故を起こした静岡県や教員の任命権のある県教委と立場が違う。」の主張。

      謝罪するのだろうか?     娘は豊橋市の中学に預けたのに・・

3月26日  教諭3Bからの手紙

2012-03-26 08:56:57 | 学校に対して
*****  <○○さん(娘の名)のお母さんへ>

「命」について多くのことを考えた9か月でした。今も考えます。
自分も6月18日、死を覚悟しました。でも私は生きています。私は強くありません。
悩むばかりで、弱さが次の弱さを引き出し、悩み続けているのが、今の私です。
「命」という題での手紙ですが、以前、出すつもりで出せなかった手紙の内容を記し、これに代えて送ります。

あの日から、2か月がたちました。短く感じるこの2か月間。お父さん、お母さんと同じように私もあの日のことを忘れたことはありません。しかし、お父さん、お母さんの悲しさや悔しさや○○さんへの思いを同じくらい共有することはできません。「できる」と言う自信もありません。私は○○さんと同じ船の下にいました。今でもそのときのことは鮮明に思いだします。何度も思いだします。お父さん、お母さんの「思い」のすべてを感じることはできませんが、一つ、私なりに感じたことがあります。私事で申し訳ありませんが、聞いてください。あの事故の後、明け方の4時半頃家に着きました。私にも一人娘がいます。娘は起きていて、私の顔を見るなり、とびつき、抱きしめてくれ、「生きててよかった」と一言言ってくれました。これだけの話です。
私の子供は娘が一人です。娘の思いを強く感じました。もし、私の娘が予想外の事故や不本意な事件で突然亡くなったとしたら、言葉にできない悲しみというよりも、理解したくない大きな戸惑いが生じると思います。でも、これは現実ではありません。
お父さん、お母さんは現実に直面し、これからもこの現実は続いていきます。
私達にできることは、○○さんのこと忘れず、○○さんの存在が章南中学校で残っていくようにしていくことだと考えます。どのようなことができるかはこれからも考え、お伝えしていきます。
○○さんの存在を忘れないこと。お父さん、お母さんに伝えていくことが私達のすべきことだと思います
                   8月   Y川○○

「命」に対する弱い私の気持ちです。今の私は、このときの気持ちを忘れずにいきたいと思います。
                       平成23年4月10日     Y川○○


*****
上記文面は、国交省事故調査報告書では教諭3Bと記されている、娘と同じボートに乗船した学校主任Y先生からの手紙である。

                 

逃げられなかった娘や、逃げられない私達親、そして生徒達に、なんの事故に対する教師としての責任もとらず、異動願いを出し、学校から逃げたY先生。

*****
章南中から渡された手紙の内容は、
一人娘を亡くした私達に、自分の一人娘に抱きしめられた幸せを綴った、ひどく配慮のないもの であった。

しかも、Y先生が小学校に異動になった2011年4月以降、忘れたい嫌な思い出?とも言わんばかりに、一度も娘の弔問に来たことはない。

3月24日  謝罪の意味が理解できないトップ達 3(校長)<娘に謝って誤って下さい>

2012-03-24 13:25:45 | 学校に対して
昨日3/22の金曜弔問は、先生2人と、弔問をお断りしている校長が、3週連続我が家に来た。

3/9の金曜弔問で、中学HP上への安全対策マニュアル掲載の冒頭の括弧書きにある、職員誓いのことばを、謝罪のことばに変えてもらうように、遺族の母親の私からクレームをつけた。

3/16に月命日兼ねての金曜弔問時の回答で、校長は この職員誓いのことばに、謝罪の意味が充分に入っている主張した。

そして昨晩の金曜弔問で、いちいち遺族の勝手な我儘など聞いておれないというように

「市教委とも相談しまして、そのままの職員誓いのことば でいかせて(HP掲載)もらいます!」と語気強く言われた。


<職員誓いのことば>
平成22年6月18日、静岡県浜名湖において、西野花菜さんの尊いいのちが学校の事故によって奪われてしまいました。私たちは、そのときの花菜さんの恐怖・苦しみ・辛さ・無念さを思うにつけ、その悲しみの大きさに胸が張り裂ける思いです。
花菜さんは、いつも笑顔を絶やさず、常に周りの様子を気にかけて誰にでもやさしく声をかけることができる子でした。
しかし、今はもう花菜さんの姿はありません。あの日、笑顔で花菜さんを送り出したご両親には、ただただお詫び申し上げるばかりです。また、この事故によって、子どもたちや保護者、地域の方々等多くの人々の心に傷を負わせてしまい、誠に申し訳なく思います。
この事故で、私たち職員は、改めて子ども一人一人のいのちの尊さが心に刻み込まれ、教育活動において、いのちを守ることの使命感や責任感の大きさを新たにしております。
私たちは、この事故をけっして風化させることなく、あらゆる教育活動において、いのちを第一に考え、安全を常に確保し、安心して教育活動が展開されるよう努めてまいります。
そして、無念な思いで天国に行った花菜さんの夢や願いの灯を子どもたちとともにいつまでも灯しつづけ、彼らの成長の礎になっていくよう、取り組んでまいりたいと思います。
                                          平成22年12月18日

  ↑ 上記文は、文庫寄贈時に文庫内に設置してもらった、現在の文面。
    12歳で命を絶たれた娘の年齢を、12/17に遺族が確認した時、13歳という文面にされていた。


*****
   強気で推し進めようとする、校長に私は悲しくなり、先週と同様に

「 これは謝罪のことばなんかではありません !

  娘の命を奪ったこの学校に、国語の読解力はないのですか??
  
  また遺族が言わないとわからない!  (娘の年齢の間違えや、奪われたという責任意識の無さ等)


  この文面のどこに、娘に対する謝罪 がありますか?
 
  
  親の私達や、事故に遭った生徒さん、その保護者への謝罪しかないじゃにですか。
  
  外面だけよく、生きている人間への謝罪しかない。

  
  娘は夢も希望も、未来まで奪われたんですよ。  私のように怒ることさえできずにされた
  先生達の言う通りにして、怖くても、辛くても、ボートを漕がされた
  

               娘に誤って下さい!!!                     」

3月23日  ハズレの校長

2012-03-23 08:34:41 | 学校に対して
3/21の晩は、豊橋市教委2011年度幹部の、教育長を含めたいつもの5人の月命日弔問であった。

3/16の豊橋市役所での市長に謝罪申入れ書提出時に、主人も教育長も会ったばかりであって、敢えてその謝罪申入れ書の話題はお互いに出ず、いつも通り弔問が進んでいった。

和やかな教育長の話は、2012年度4月からの教職員の人事異動が、3月末に新聞発表されることであった。
それに伴い、幹部2人も小学校長と中学校長に戻るという挨拶があった。

校長を指導する立場の教育委員会幹部は、一度校長経験のある人物が入り、また校長職を経て退職となる。
そのシステムを豊橋市として初めて取り入れたというのが、現教育長からであり、彼の自慢のひとつである。

よって、今回校長職に異動の幹部2人も、また校長に戻るというエリート達である。

前職の校長を少なくとも3年、その後委員会幹部を2年か3年、そしてまた校長職を3年し、60歳の定年というコースである。
50代前半で一度校長職を経験済みの、教員エリートの彼ら。
2011年度の課長はそのまま2期目となり、驚いたのは一度校長経験があるにも関わらず、52歳の主人より若い ことであった。

今期 中学校長に戻る幹部に至っては、
「平成生まれか?」と教育長から茶化される位若い。

もう一人小学校長に戻る幹部も、以前に章南中現校長の後輩と聞いて驚いた。


*****
事故が起きた当初、当事者中学校長の、あまりの教育者らしからぬ言動に、
「 市の境にある、小規模中学の校長だから、行き場のない人間がなるんじゃない。」 と耳にしたことがある。

元校長にしろ、現校長にしろ遺族をないがしろにする言動に、私達親はひどく傷つけられてきた。

            ハズレの校長達だったのである。

そんな人物に、娘の命を奪われた親としては、悔やんでも悔やみ切れない

            ↑ 2011年度人事異動の新聞記事で、休職のまま定年を迎えた元校長の退職は、公立学校とだけ掲載された

3月21日  静岡 県警人事異動発表

2012-03-21 09:26:58 | 学校に対して
3/18朝、新聞に目を通すと、大きく愛知県警の人事異動が掲載されていた。
以前なら、娘の学校の教職員人事異動記事が気になっていたが、3/15に事故のあった所轄の浜松のお若い刑事さん達の来訪を受けた時、彼らは刑事課長の異動を心配されていた。
それで私は、娘の命を奪った事故の責任者の追及 を大きく左右する管轄の浜松細江署、県警人事が知りたくなった。
だが、我が家は愛知県。
静岡の新聞は手に入らない。

*****
3/18はちょうど娘の月命日とも重なり、静岡県教委の現課長が午前に弔問に来る予定であった。
8時半には現課長にメールし、県警人事が掲載された静岡新聞を持って来てもらうことができた。
                    

*****
昨日の3/20は、静岡県教委元課長と民間委託施設東海事業所元代表、そしてボートを曳航した民間委託施設所長の、毎週の弔問があった。
3/15に来訪された刑事さんから元課長と会った話を聞いたので、元課長に問うと、担当がその若い刑事さんに替り、取り調べを受けたという
しかも東海事業所元代表も、今週取り調べが再開するそうだ。

*****
検事の異動で 送検 は遅れるそうだが、警察は着実に動き始めている

刑事さんに毎月我が家に来てもらい、主人と私の事故当初から変わらない気持ち


「 親の私達は宝の娘を、中学に預けて、中学の言うとおりにした娘を、中学は返せなかった        
          
    娘も     親も     先生を信じていた。                」


強い志のある お若い刑事さん達に、学校に子どもを預けなくてはならなかった親の無念を、はっきり追究して欲しい。

20ヶ月前に担当だった元校長から  謝罪の念 を引き出せなかったのだから・・

3月19日  謝罪の意味が理解できないトップ達 2(市長)

2012-03-19 07:51:04 | 学校に対して
市長に謝罪申し入れをした16日は、昼から夜の地方のニュースまで数々のテレビ局で報道してもらった。
夕方のニュースでは、娘を中学の学校行事で奪われ、娘の死の責任を問う父親のドキュメンタリーとして、Cテレビで報道された。

その番組は、事故を起こした、中学、民間委託施設所長と、細かく取材されていた。

我が家での取材の時、主人は、

        「 事故の最高責任者である、元校長に取材したらどうですか 」 

と主人のコメントの取材を終えたテレビ局の番組担当者に言っていた。

中学の野外学習でカッター訓練を企画 ・ 生徒の引率 ・ 悪天候の中、実施判断 ・ 行方不明の娘の確認

       その最高責任者である元校長の取材がなければ、事故の真実はつかめないだろう

しかしテレビ局だけでなく、警察さえも重度ウツ病の仮面を被った(医師の診断書提示も拒否)元校長には、21ヶ月経った今も、追究をしてはくれない・・・

     元校長も生徒が命を落としているというのに良心の呵責というものはないのであろうか?

6月の事故が起き世間に反省の姿を見せるため、9月から円満退職の3月まで、休職の指示をした市教育委員会。

2年近く経って、奥さんからの市教委発案の 謝罪の気持ちを示す形というのが、市民館横の娘の花壇元校長が整備するというもの。

現校長も、遺族の再発防止の訴えに出された答えは、校内の娘の花壇作り


         本当の謝罪というなら、事故防止を実践的な形として示して欲しい

教師が、災害用にも利用できる コンパクトな生徒名簿を常時携帯するとか、校外学習用にGPSを活用するとか。

       トップの教育者の謝罪の表し方が、   揃ってお花作り???    ふざけないで!

3月17日  謝罪の意味が理解できないトップ達  1(市長)

2012-03-17 09:41:27 | 事故後の動き
昨日9時に主人は、豊橋市役所で市長に対し、娘の命を奪った中学の事故に 謝罪申し入れをしていた。
               
<今日のA新聞記事 一部抜粋>
 ーーーーー市はこれまで、「『三ケ日青年の家』側に過失責任がある」との姿勢を崩していない。申入書を受け取った佐原市長は「親族を亡くされた気持ちをしっかり踏まえて対応したい」と述べた。
ーーーーー
 「施設に丸投げしていたから学校側に責任がないと言うのはおかしい」と訴える声は、事故から1年9カ月を経ても届いていないと西野さん夫妻は感じている。豊橋市は「施設のプロに任せている中で、事故は起きた」と一貫して主張している。 申し入れ後の会見で花菜さんの父友章さん(52)は「『三ケ日青年の家』と静岡県は再発防止もできることを率先してやっているが、豊橋は全然やっていない」と憤った。「娘は授業中に先生の言われた通りにして命をなくした」。教育現場は責任をどう考えているのか学校設置者の同市の見解を問うために市長に謝罪を求めた
 「教育現場がやるべきことをやらなかったから娘が死んだことをわかってほしい」と友章さんは話し、市教委の対応については「どこを反省して、今後どうすべきかが伝わってこない」と不満を訴える。「責任を認めて、教育現場がスキルを上げないと、再発防止はできない。何のために娘が死んだかわからない」ーーーーー

*****
謝罪申し入れの場でも、市長は「事故があったのは静岡の施設だろ。」と、
いまだ 豊橋市の 市立の中学の正課の授業中の事故 という認識はまるでなかったという。


*****
謝罪申し入れをした日は、皮肉にも夕方に章南中が月命日弔問に指定した日でもあった。
いつもはお断りいている校長と教頭、そして2年先生5人全員が来た。

最初に校長は先週の金曜弔問時に、「中学の安全対策マニュアルをHPに掲載する前に、学校としての謝罪の言葉を掲載して下さい。」と私達が訴えたことを受け、
主人と私に得意そうに、1枚づつ書面を手渡した。
そのA4用紙の内容は、冒頭に職員誓いの言葉があり、そこをクリックすると対策マニュアルにHP上で進むという説明であった。
確かに「命が奪われてしまい」は「奪ってしまい」に改訂されてはいるが、
     
        「 これは謝罪の言葉なんかじゃない     ただの反省文です! 」  と語気を強めた私に

「この職員の誓いの言葉に、謝罪の意味をこめたつもりなんですが。」と、 なぜ私達が理解できないのか? と言いたげの 
呆れる学校トップの立場の校長であった。


*****
         
            なぜ ごめんなさい の一言が トップ達は言えないのだろう?

3月16日  謝罪申入書

2012-03-16 07:58:44 | 事故後の動き
謝罪申入書        
                                         平成24年3月16日  
豊橋市長 佐原光一殿
      
                                 申入人   西  野  友  章
                                   同    西  野  光  美
                    上記申入人代理人  
                             弁 護 士  小  林    修
                             弁 護 士  菊  地  令 比 等

第1 申入の趣旨
1 申入人らは,申入人らの長女西野花菜(以下「花菜」といいます。)が,浜名湖におけるカッター転覆事故で死亡した件(以下「カッター事故」といいます。)について,豊橋市立章南中学校(以下「学校」といいます。)の設置者である豊橋市に対し謝罪を求めます。 2.本書に対する回答を,1か月以内に文書で求めます。

第2 申入の理由
1 豊橋市の債務不履行責任について
 A 安全配慮義務の発生根拠
   中学校の教育活動においては,保護者は生徒を学校に預けているのですから,教育活動において生徒の安全に配慮し,その安全を確保する義務は,学校にあることに疑問の余地はありません。   そして,今回の浜名湖におけるカッター訓練の実習(以下「本件実習」といいます。)は,学校の正課の授業であり,教育活動そのものです。したがって,正課の授業の一内容として本件実習を実施した以上,本件実習に際して,生徒に対する安全配慮義務は,当然学校が負っていたことになります。
 B 安全配慮義務の内容
   本件実習において,まずもって想定される危険が,カッターの転覆による事故であることは,容易に想像し得るところです。
   したがって,本件実習に際して,生徒に対する安全配慮義務を負っていた学校が,果たすべき安全配慮義務の内容は,カッター転覆事故を想定し,その危険を回避する義務であったと言うべきです。 
 C 学校長及び教諭らの安全配慮義務違反
    ア 本件実習は,学校の教諭によって,本件事故の約1年前に三ケ日青年の家へ申込みを行い,事前打合せを行った上で実施されています(船舶事故調査報告書(以下「報告書」といいます。)33頁)。
    この下見の際に,教員と生徒のみが乗船する自主艇のことも教諭らは聞いております(西野さんからの質問(H23.4.19)に対する回答(以下「回答」といいます。)1頁)。
    この際に,所員から実施主体が,静岡県から小学館集英社プロダクション(以下「実施会社」といいます。)に変わったことを伝えられたとき,安全面に疑問を持ち自主艇を拒んでいたら,花菜は救えたと考えられます。
  イ 花菜が乗船したカッター(以下「本件カッター」といいます。)は,乗船時,カッターの左舷側が右舷側よりも人員重量差が45㎏も重く,乗船時において既に左側に傾いていました(報告書44頁)。
    そのため,とう漕中,船内に入った雨水や波飛沫が左舷側に溜まって左舷側への傾斜が強まって行き,転覆しました(報告書60頁)。
    教諭は,生徒の座席配置を決める際,本件事故の前年もカッター実習の経験があったのですから,生徒の乗船時の体重比を考慮していれば,船に入った雨水や波飛沫は左に偏って溜まることはなく,転覆も回避しえたと考えられます。
  ウ 出港前,学校長は,天候に関して何らの調査もすることなく,教諭から「この程度の雨」であれば実施される旨の報告をうけて了承しています(報告書18頁,55頁)。
    しかし,昼過ぎから午後2時30分の出港までに雨量にも変化があり,それは,現場にいた学校長及び教諭らであれば,分かったはずですし,天候の変化を調べるべきです。
したがって,学校長及び教諭らにおいてハーバー出発前に,現況および予報について最終確認を行い,訓練中止を申し入れるべきでした。
そうすれば,本件事故の発生を回避することができました。

  エ 生徒たちが本件カッターに乗船した際,生徒たちは,船内に降り込んだ雨水が溜まっていて心配だという事を教諭に訴えましたが,本件カッターにおいて排水の措置は採られませんでした。
 本件訓練時には,雨が降っており,カッターには,滞留水が生じていました(報告書54頁)。そして,報告書においては,この滞留水の排水を行っていれば,本件事故を回避しえた可能性が示されています(報告書68頁参照)。
 カッター内の滞留水が転覆の原因となることは,容易に認識し得ることなのですから,本件カッターの教諭が指導員に排水を依頼していたら,本件事故を回避することができたはずです。にもかかわらず,自主航行が不可能になった時点において,本件カッターは,かい休めの状態で漂泊していたのです(報告書45頁)
 一方,本件カッター以外のカッターにおいては,自主航行できなくなった後も,それぞれ柄杓を見つけて排水をしていました(報告書8頁)。
 本件カッターは,曳航前に滞留水は深さ11cmもあったのであり(報告書44頁),この滞留水が本件カッターの復元性能に影響を与え(報告書42頁),転覆の原因となったことから,本件カッターに乗船した教諭が,他のカッターと同様に排水をしていたら,本件事故を回避しえたと考えらえます。
オ カッターは,午後2時30分ごろ港から出航していますが,この時の気象条件は,降水量が10分間で4mm,1時間で24mmでした(報告書34頁)。
この雨量は,「強い雨」「土砂降り」の状況です(気象庁ホームページ「雨の強さと降り方」より)。そして,実施の可否の最終判断を下すのは,ハーバーで見送っていた学校長なのですから(回答書2頁),学校長は,三ケ日青年の家の所長に対し,「こんな土砂降りの中,初めて乗るカッターで初めて触るオールを漕ぐのは無理だ」等申し向け,中止を申し入れるべきでした。
そして,中止の申し入れを行っていれば,本件事故を回避することができました。
  カ 報告書の気象データによると,出港の20分後の午後2時50分ごろから風も強くなってきています(報告書34頁)。風波も強いことから本件カッターでは,オールが揃わないとともに,船酔いした生徒が発生したとあります。
 一方でもともと人員重量が45kg左が重かった中で,雨水や波飛沫が左舷側に溜まり,船体が左に傾いてきた状況で(報告書5頁,50頁),本件カッターに乗っていた教諭が,もっと早く救助を要請していたら,本件事故は回避しえたと言うべきです。
 ことに,出航前の時点で,教諭は,天候について生徒からの心配の声を把握していたのですから(回答書9頁),問題が生じた時点で救助要請は早急にすべきであったと言えます。結局,救助を指導員に要請したのが,出港から35分後の午後3時5分ごろのことであり(報告書45頁),遅きに失したと言うべきです。
キ 本件カッターに乗船した教諭は,舵の操作を行うのが初めてであり,曳航される際に,舵の操作がわからなくなりました(報告書56頁)。
しかし,舵の経験がないのであれば,曳航の際所長に舵取りができないことを伝えて,所員に舵取りを依頼していれば,カッターの転覆を回避することができました。
ク 浜松市北消防署(以下「本件消防」といいます。)は,三ケ日青年の家が乗船者名簿を作成していれば,乗船者名簿を基に本件カッターから救助した生徒等の氏名を確認でき,早い段階で行方不明者に気づくことにより,より早期に本件カッターの船内捜索が実施されたと考えられます(報告書65頁)。そして,早期の捜索及び救助がなされていれば,花菜の死と言う最悪の結果を回避し得たと考えられます。
   そもそも,どの生徒をどの船に乗るかの選択は,生徒をよく把握している学校においてなされるべきものであり,したがって乗船者名簿の作成と,カッター訓練を実施した三ケ日青年の家に対する事前の提出は,本来学校の責任においてなされるべきものです。
   しかし,学校が作成した乗船者名簿を,教諭が警察に提出したのは,本件事故発生後のことであり(報告書20頁), 本件消防が,行方不明者の身元を特定できたのは,警察から入手した乗船者名簿を基に本件カッターから救助された生徒等の氏名を確認し終えた午後5時25分ごろのことでした(報告書23頁)。
   したがって,学校が,事前に乗船者名簿を作成し三ケ日青年の家に提出しておくのは,生徒を引率する責任を有するものとして当然の義務であり,これを行っていたら,上記のとおり,乗船者名簿が事故後すぐに本件消防に交付され,早期に捜索,救助がなされることにより,花菜の死を回避し得たと考えられます。
  ケ 本件カッターに乗船していた生徒は,救助された後の午後3時48分頃,教諭及び三ケ日青年の家の所長に,花菜が行方不明であることを伝えています(回答書3頁,報告書19頁参照)。
その時点で,教諭は,本件消防等にその情報を明確に伝えるのみならず,最後まで花菜の救助を確認していたら,もっと早期に花菜は発見され,花菜の死を回避し得たと考えられます。
  
コ 以上より,学校長及び教諭らに,安全配慮義務違反があることは明らかです。
 D 履行補助者の過失
  ア ところで,中学校は,本件事故発生の2009年以前から,三ケ日青年の家で本件実習を行っており,本件事故発生の年に指定管理者が実施会社となりました。
    学校は,実施会社に本件実習を委託することにより,上記安全配慮義務の履行をしようとしたのですから,実施会社は,安全配慮義務の履行者である豊橋市の履行補助者です。
    そして,履行補助者の過失は,履行者の過失と同視されるものですから,実施会社の責任は,豊橋市の責任となります。
    本件が中学校の正課の授業であり,教育活動そのものであることに鑑みれば,生徒や保護者は,実施会社の責任についても,豊橋市も当然に責任を負うという前提の下で子どもを実習に参加させていると言えるため,実施会社が独立の専門業者であるか否かによって,豊橋市の責任は左右されません。(東京地裁平成20年10月29日判決・平成18年(ワ)第12649号損害賠償請求事件も同旨)  
  イ 履行補助者の過失
    本件において,以下の通り,報告書より,実施会社の過失は明らかです(報告書83頁等)。
   a 三ケ日青年の家所長(以下「本件所長」といいます。)は,本件カッターをえい航する際,滞留水の排水,舵の操作方法等についての注意事項を伝えなかった。
   b 本件所長は,カッターのえい航に関する経験がなく,かつ知識が乏しかったにもかかわらず,実施会社は本件所長を三ケ日青年の家における本件実習の安全管理の責任者としていた。
   c 実施会社はカッターのえい航救助に関する要領を含むカッター事故を想定した救助体制等を危機管理マニュアルに定めていなかった。また,三ケ日青年の家の職員に対してカッターのえい航訓練を行っていなかった。
 E 以上より,豊橋市は,豊橋市の正課の授業である本件実習に際し,学校長及び教諭らが負うべき安全配慮義務に違反したのみならず,履行補助者である実施会社を利用して学校長及び教諭らが負うべき安全配慮義務を履行しようとした結果,同義務に違反し,それによって花菜の死という結果を招いたのですから,豊橋市は,申入人らに対し,安全配慮義務違反の債務不履行責任を負います
3 国家賠償法上の責任
  また,上記Cア~ケのとおり,学校長及び教諭らに過失があり,その過失によって,花菜の死を招いたと言えるのですから,学校の設置者である豊橋市は,申入人らに対し,国家賠償法上の責任を負います。
4 以上より,申入人らは,豊橋市が申入人らに対して,負うべき債務不履行責任及び国家賠償法上の責任について,文書での謝罪を求めます。 
                                                以上                                                                    

3月14日  カウントダウン 3<謝罪申入れ>

2012-03-14 07:58:13 | 事故後の動き
   3月16日(金)午前9時に 豊橋市市長に対し 事故の謝罪申し入れ をします。

   主人と私は、宝である娘を 豊橋市立 章南中学校に 預けたのだから

   この20ヶ月余りの間、豊橋市立章南中学校と 豊橋市教育委員会の 

           娘の命に対する責任意識の無さが、 ここまで私達を追い詰めたことに、涙を超え深い憤りを覚えます。


3月12日  中身のない市教委の安全対策マニュアル 2

2012-03-12 08:20:57 | 市教委に対して
昨日このブログに、市の教育やこどものいのちに対し、深く危機感を抱いてみえる方からの下記コメントを頂いた。

学校教育の責任について
カッターボート転覆事故も、交通事故と同じに捉えている行政の姿が見て取れます。ベテラン市議の質問に、教育長は、市も中学校にも責任について報告書は触れていない。つまり責任はないと答えていますこれについて市議も追及しなかった。
教育行政の安全確認義務について、ほとんどの人が忘れてしまっています。これはとても危うい。ーーー(略)---子どもの側に立つということは、子どもを現状からどうやって守れるのか、トコトン追求する姿を教育者、政治家、行政には求められます。
その姿を最近全く見られない。子ども達はその意味で闇の中です。
これは恐いですよ。この闇に、あなた方ご夫婦は光を当て今市民に気づかせようとしているのだとおもいます。

*****
市教委が事故から10ヶ月後の4月にようやく公開した、校外学習(行事)の安全管理体制の整備に向けて~豊橋市立章南中学校カッターボート転覆事故を教訓として~ の再発防止マニュアル。

細かな今回の事故の原因究明を踏まえたものではなく、いきなり

「【今後配慮すべき事項】(マニュアル4ページ)
・学校として、下見前に、活動に対する専門家から安全対策に関する知識や
情報を確認しておく。そのうえで、当該施設の専門家が企画したプログラ
ムであっても、教員として確認すべきことを明確にする。また、安全対策に
ついては不安があれば、学校として申し入れをする
場合によっては、当該施設での実施を取りやめることも検討する。
・過去の実施校の情報や下見における情報を確実に入手し、あらゆる危険予測
をしたうえで、施設やプログラムを決定する。
・想定される危険については、施設との打ち合わせを綿密に行うとともに、生
徒への事前指導のなかで、その対応方法についても十分に指導・確認する。 」

すなわち今回の事故では、不安があれば申し入れするという子どもの命を預かっているはずの学校が、民間委託施設への丸投げを意味し、学校側の自主的な安全確認判断・責任意識の欠如に愕然とした。

*****
4月に遺族の希望もあり、HP上にもようやく公開されたマニュアルだが、いまだ更新もなければ、広く意見も寄せられていないという。  ← 事故の謝罪をする教育長と市教委幹部


3月9日  事故に無関心の市長

2012-03-09 08:03:58 | 事故後の動き
今日、豊橋市議会の3月議会で、先の国交省の事故報告発表を受け、「子どものいのちへの責任」について、市長に向けベテラン市議より一般質問がある。

1.2.   略
3.「子ども・いのち・責任」に向けた取り組みを始める上での諸問題
(1)浜名湖ボート事故「調査報告書」に対する教育委員会の認識と対応
(2)「子どものいのちへの責任」について、教育委員会と全小中学校が継続して取り組むべき段階を迎えたと考える。再発防止に向けた認識と対応について
(3)自然(海)体験に対して、現代社会における「先生・子ども」が直面している現実の問題についての認識と対応について

*****
事故当初から、無関心の豊橋市長。

        主人と私は 娘を豊橋市の中学に預けたのに、返してくれなかった・・

事故の真相追究を求め請願しようやく会ってくれた市長は、娘の死 が当時起こった駅前のアーケード落下事故 と同程度の認識しかなく、愕然とさせられた。

市長は以前に議会で、教育委員会が答える質問に、市長が答えてしまうという苦い失敗があって、教育行政には固く口をはさまないらしい。

          ← 昨日の3月議会の新聞記事

*****
        昨日は中学の卒業式であった。

        豊橋市の中学に預け、20ヶ月経った今も無関心のまま、卒業させてもらえなかった娘・・

3月7日  中身のない市教委の安全対策マニュアル 1

2012-03-07 13:24:08 | 市教委に対して
市教委の作成した、校外学習(行事)の安全管理体制の整備に向けて~豊橋市立章南中学校カッターボート転覆事故を教訓として~ の情報公開請求の4回に渡る資料を、3/1にもらった。


6/18の事故から2ヶ月以上も過ぎた8月30日に、ようやく豊橋市教委は事故防止マニュル作成への検討会を、第1回緊急?プロジェクトととして立ち上げている。

静岡教育委員会と民間委託施設からは、その頃には既に事故の詳細な時系列の情報説明を含む、再発防止へのマニュアルが、遺族である私達に示されていた。

                      ←2010年11月のA新聞記事 


「浜名湖ボート事故 市教委が再発防止策 

豊橋市議「内容浅い」

遺族 「議論できない」

   
      浜名湖で6月、自然体験学習中の豊橋市の女子中学1年生が亡くなったボート転覆事で、市教育委員会は24日(11月)、市議会の福祉教育委員会に再発防止策を文書で出した。静岡県教委が示した報告書に比べ、情報量が少ないことから、市議からは「静岡に比べ格段の差がある」と不満の声が上がった。亡くなった○○さん(当時12)の父で、委員会を傍聴していた○○さん(51)は「再発防止の議論ができる段階にない」と批判した。
市教委は提出したのは、A4判で計28ページ。表題を「豊橋市立章南中学校カッターボート転覆事故を教訓とした校外学習(行事)の安全管理体制の整備に向けて」とし、大部分を市教委が所管する施設でのマニュアルが占めた。今回のボート事故に触れた部分は8ページにとどまった
                 -----(略)ーーーーー                   」

*****
静岡県から提出されたマニュルは、今回のボート事故だけで38ページ。

それに比べ、豊橋市のマニュアルは、~豊橋市立章南中学校カッターボート転覆事故を教訓として~ と副題をつけておきながら、この転覆事故の原因究明等の状況把握もないまま作成されたものだった。

緊急プロジェクト会議では、スズメバチやマムシへの対策、止血時の包帯や棒の当て方、虫さされへの対処といったページ稼ぎの、ボート事故防止マニュアルとしては疑問を抱く内容のものであった。