毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆朝が来る◆

2021年06月18日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2020年 日本

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人気作家・辻村深月の同名ベストセラーを

「あん」「光」の河瀬直美監督が映画化したヒューマン・ミステリー。

“特別養子縁組”という制度で繋がった育ての夫婦と実の母親が織りなす葛藤の行方を描く。

主演は夫婦役に永作博美と井浦新、実の母親役に蒔田彩珠。

長い不妊治療の末に一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和と佐都子の夫婦。

テレビで偶然“特別養子縁組”という制度を知り、やがて男の子を迎え入れる。

夫婦はその子を朝斗と名付け大切に育てていく。

6年後、朝斗と3人で幸せな日々を送っていた夫婦のもとに、

産みの親である片倉ひかりを名乗る女性から、

“子どもを返してほしい。それが駄目ならお金をください”との電話がかかってくる。

動揺しつつもひかりと名乗る女性と会うことにした清和と佐都子だったが…。
                         (TSUTAYAより)

 

  公開当時から気になっていた映画です

「特別養子縁組」がストーリーの核となっていますが

その制度を利用して男の子の両親となった夫婦と、14歳の実の母の葛藤が描かれています

「普通養子縁組」は戸籍上「養子」とされ、実親との親子関係は存続されますが

「特別養子縁組」は養親の実子となるので、実親との親子関係は法的に解消されるんだそうです

 

夫婦(井浦新永作博美)は朝斗を大切に大切に育てています

それは見ているこちらもとても安心できました

しかしそんな中、実母 ひかりからの電話で彼らの生活に暗雲がたちこめます

 

後半はその ひかり に焦点をあて、話は進みますが

14歳という年齢で背負うその人生はあまりに重くて辛い・・・

世間体ばかり気にするひかりの親に憤りを感じながら

私ならどうする・・と考えてしまいました

 

「役作り」ではなく「役を積む」という独特な方法で

俳優に、実際に身をもって体験させその人物に入り込んでいかせる河瀬監督

丁寧に作り込まれた作品は、ただ重いだけではなく、

タイトル通り、朝は必ず来る・・という希望の光が射していました

 

ひかりを演じているのは是枝監督の秘蔵っ子と言われている蒔田彩珠

「万引き家族」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」

そして、今やっている朝ドラでモネの妹のみーちゃんもやってます

今後が楽しみな女優さんです

養子縁組を支える「ベビーバトン」の代表には浅田美代子

 

監督が強く言っていたのは ”朝斗”の まなざし

二人の母の目線だけではなく、朝斗の思いがとても大切・・

エンドクレジットの最後の最後までそれを忘れてはいけません

 

 

 

 

 

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