今日のシネマ
先週同様、Englishの後、そのまま映画館へ。
公開後一ヶ月近く経過した平日なのに、そこそこのお客さん。
ジブリは強いなぁ。
日本最古の物語と言われている「竹取物語」
誰もが知っているそのお話をなぞりつつ、丁寧に一場面ずつ説明してもらってるような。
まず、絵が美しい。
水彩画が動いてる感じです。
優しいタッチに癒されました。
竹から生まれたかぐや姫が喜んだり悲しんだり怖がったり、
成長しながら感じる様々な思いは 一つ一つ、全てがちゃんとこちらに伝わってきました。
特に、求婚してきた皇子たちへの無理難題に対し、
数年後、右大臣が持ってきた宝物を前にかぐや姫の手がワナワナと震える場面では心が揺れました。
「風立ちぬ」で声優にかなりの違和感を覚えた私ですが
今回は、合わないと思った声は一つもなく、
エンドクレジットを見て え?あの人も?とびっくりするくらいうまく溶け込んでいたと思います。
ラストで隣の席の人が泣いてましたが 私は涙は出なかった。
それより、翁役の地井さんの声を聞いて、ああ、作品を見せてあげたかったな、とそっちの方で鼻の奥がツンとなった。
それと・・こんな風に捉える人っていないかもしれないけど
自分の住む場所とは違う世界に憧れを持つ、っていう意味で「人魚姫」を思い出していました。
月のお姫様と海のお姫様・・・
お姫様も色々悩みは尽きないのです。