*ハッピーとラッキーのあいだ。

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MEXICO☆1-サボテンのお話。

2006-11-27 21:09:30 | 旅行日記
 
ハート型のサボテンみっけ!


メキシコといえば、こ~んなカンジのサボテンがあちこちに…ってイメージじゃないでしょーか??  
ところがっ! 今回私が滞在したメキシコ・シティではそのイメージ、見事裏切られました。なかなか見なかったよ、サボテン。 それよりか、メニュー上でのほうがお目にかかった感じ。もはや 新しい言語が全然覚えられなくなった頭で、一番最初になんとか覚えた単語がNopal(ノパール)=さぼてん(笑)。この単語、メニューでよく見た。サボテンのサラダとか、ステーキとか。

食用のサボテンってのがあって、味はアロエみたいな感じ?とか、青臭くないの?とか想像はふくらむ一方だったのだけど、食べてみたら意外とあっさり、味はそのものにはあまりなく、食感が異様にめかぶに似ていた。オクラみたい、と言った子もいた。ようは、ねばねば系ってこと。 

サボテンは滞在中何回か口にしたけれど、一番おいしかったのは、帰りの機内食で出たサボテンの佃煮だった。うん、めかぶの佃煮っ!(笑)



↑↑これは食用ではないサボテンで、MAGUEYという名のもの。こいつが見た目によらず万能なやつで、私はサボテンを見直すこととなった。


まず、用途その1。中央部分に水分がたまっているため、写真のようなでっかいストローみたいなもので水分を吸い上げて飲めば、ビタミンたっぷり、サボテンジュース。これは、酢のようなちょっとした酸味がある味だった。そしてこのジュースは、製造方法を変えるとテキーラになるらしい! テキーラも試飲させてもらったのだけど、ライムと塩で本格的に飲んだら、とってもおいしく飲めた。…と次の瞬間、すんごいグラリ~ん、ときたけど。なんせアルコール度38°というからね…

そして、サボテンの葉(というのだろぅか)ひとつに着目すると、これまたいろんな使い方ができる。葉を縦に裂くと繊維がほつれるカンジになるのだけど、その繊維、針に通せば糸として使えるという。そして、葉の表と裏、表面の皮が一枚ずつはがせるのだけど、それを昔の人は紙として使っていたのだそう。ためしに「JAPON」と書いて皮を剥いだら、そのうちとっても硬くなって、まさに紙状態にっ。 へぇー、そんなにいろんなことができちゃうんだぁ、って思うのはまだ早く、紙として使う皮を剥いだ後、その中身は天然石鹸として使えるというのだから、サボテン、奥深いっ! 昔の人は、このサボテンさえあれば、ある程度の生活ができたんじゃないか??

サボテンに関するこの新発見は、今回の旅のなかでもかなり印象的なことだった。


それはそうと。滞在したメキシコ・シティ、温かいと思って半そでしか持って行かなかったのに、なんと冬の東京と全然変わらず寒かった。何度行きに着ていった日本の冬仕様のタートルセーターを着て、一体どんだけ着なかった半そでを無駄にスーツケースに入れて帰ってきたことか…。