*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
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おばあちゃん。

2006-11-04 20:36:59 | JunCOlumn~感。
今日は、午後おばあちゃんちを訪ねた。

おばあちゃんち、とはいっても、おばあちゃんは1年くらい前から、ヘルパーさんがいるホームのような施設に居住している。近年ボケがきていて、自分の子どもの名前まではわかってもその下の孫ともなると、存在と顔はわかるらしぃが名前がまぜこぜ。そして、言ったことやしたことをすぐに忘れてしまう。新しい記憶が、もうほとんど増やせない。 それでも唯一の救いなのは、本人がそのボケを認識していて、「もう、すぐ忘れちゃうんだからヤダだねぇ、」ってお茶目に笑ってくれること。

ホームを訪れると、よそのおじいちゃんおばあちゃんもたくさん目にするのだけど、心底みんな長生きしてほしいと思うし、幸せであってほしぃし、すごく応援したくなる。
1カ月ちょっと前にホームの敬老会に参加したときも、演奏会で懐かしい曲に合わせて楽しそうに歌うおじいちゃんおばあちゃんを見て、なんだかじーんとしてしまったし、おじいちゃんの指に光る指輪を見ては、その年代の人がその年になっても指輪をしているということに感動してしまって、なんだかずっと泣けそうな繊細な気分だった。なんでこんなに、おじいちゃんおばあちゃんて、見るとナイーブになっちゃうんだろぅ…

今日、ホーム内の廊下を歩いていたら同じフロアの住人であるおじいちゃんが、ひとりで散歩トレーニングをしていた。明るくあいさつを交わしたあと、おじいちゃんを見守っていたら、万歩計をつけるではなく、手に、野鳥の会なんかがカチカチとカウントするやつを持っていて、一歩一歩踏み出すたびにカチカチおして、自分でカウントしながら歩いていた。すごいなぁ、意識がすごく高い、と思った。きっと、衰えとかボケといったものに対して、きちんと立ち向かう姿勢なのだろうなぁ。
それに比べてうちのおばあちゃんと言ったら…「どんどんボケて、すぐ忘れちゃうからねぇ。何かしないといけないんだけどねぇ、でも人のことは言えても、自分じゃねぇ…」と、やる気限りなくゼロ。そこまでわかっていて…
それでも、いつまでもお茶目でいてくれればいいと思う。