*ハッピーとラッキーのあいだ。

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映画の見方。

2006-07-28 23:53:25 | Weblog

テレビでやっていたので、ひさしぶりに映画の「となりのトトロ」を見た。
チラ見の流し見だったけど。(笑)

なんか平和だなぁ、トトロの世界って。
お父さんの声って、あんなにおだやかだったけ?
声といい、しゃべり方といい、隠れた人の良さ、というか、 不器用なカンジのやさしさが出ていて、なんか癒される気がした(笑)。

映画って不思議ですね、見るたびに違う印象だったりして。



ところで、映画といえば。

思い出すのは、大学2年のころ、淀川長治さんの講演を聞いたこと

淀川長治さんといえば、テレビ朝日系『日曜洋画劇場』の解説者として有名で、番組最後の「さよなら、さよなら、さよなら…」が名台詞だった方。

当時、大学で淀川さんの講演をやる、といことで楽しみにしていたんだけど、ところがその予定日の数カ月くらい前に、淀川さんは入院してしまった。
だから、講演も無理なんだろぉな、と思っていたのだけど、なんと、ドクターストップを押し切って、講演会に無理やり来てくれた。
病床の淀川さんは、講演会当日、車椅子で現れた。ちょっと衝撃的だった。
事実、その講演の何カ月か後に亡くなったのだから、かなり無理していらっしゃったのだと思う。
声も、かなりしわがれていて、ちょっと聞きとりずらかったような記憶がある。
お医者さんも同行していて、最後のほうは、もうやめたほうが、みたいなカンジで医者が淀川さんに近づいたんだんだけど、 「うるさいっ」って言って払いのけるようにした淀川さんは、普通の「頑固なおじいちゃん」みたいで、ほほえましかったっけなぁ。

淀川さんの話のなかでとても印象に残っていること、それは、

映画のオープニングこそ大事で、
その映画のテーマやヒントがかくされているから、 よく見るように

と言っていたこと。

それから、結構映画の始まりだけは、真剣に見ています


淀川さんが映画について語ったコラムページがあった。
自分が見たことのある映画について、今は亡き淀川さんが解説しているのを読むってのは、なんだか不思議なカンジ。

淀川長治の新シネマトーク



あ。明日、今夏3回目の箱根に行ってきます。