*ハッピーとラッキーのあいだ。

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はじめての、即興演劇☆☆。

2006-07-07 23:08:46 | JunCOlumn~感。

今日、友達が出演する即興演劇を見てきた!

全体的な状況設定と、最初と最後の流れ以外はすべて舞台上で創られるという即興演劇、初めてだったけれど、かなり満喫しました。


まず、受付した時に小さな紙きれをもらった。 紙は二色あって、金の紙だった人は短いセリフを、銀の紙を受け取った人は単語を自由に記入して、開演直前に回収。
そしてそれらは、舞台一面にバラまかれた。

ストーリーは、役者が足元に散らばる紙切れを適宜拾いあげ、 そこに書かれた単語やセリフを使って、展開していく
だからもちろん、演じてる彼らもストーリーがどうなってくかを知らない。
すごく予想外な単語やセリフを、うまくつなげていく舞台。
お客さんも参加した気分になれる、まさに筋書きのないストーリー

ホント、役者さんたちの頭の回転のよさ臨機応変ぶりに、ただびっくりだった。
6人での舞台だったけれど、一人が拾った紙切れを読みあげると同時に、そこからストーリーのきっかけを即興で、つくる。
そして共演者は瞬時にそれに合わせて、演じていく。すごいっ

後で出演していた友にきいたら、やっぱり自分が入りこんでいくタイミングが難しいし、展開も予想がつかないけれど、全てを受け入れなくてはならないし、逆に受け入れてもらえる、と言っていた。
各々が自立していて、信頼しあってないと、ひとつにまとまらないなぁと思った。


こんな、かなぁり笑えた展開もあった。
役者さんが紙切れの内容を見たとき、その人の頭上にでっかいハテナマークが見えた。(笑)
そして、おそらく初めて見たのであろうそのカタカナ用語をうまく言えなくて、かんだ。
 「…俺も毎日食ってるよ、デルピ…、デ…ル・ピエーロ
今が旬のその人を知らないなんてビックリだったけど、だからこそ食べてみちゃったんだから、これも即興のおもしろさ。
その一言にまわりのメンバーは揃ってボールを蹴る真似しだして、それで本人もハッとした表情をしていた。(笑)
次の数分間、デル・ピエーロは、なんだかおいしそうなイタリアンなものとして、食べられ続けました。(笑)

また、W杯があつい今だからこその、こんな流れも。
それまでの流れで、勉強嫌いでビールを飲んでいる受験生の息子と、母親、という設定が作られていて、(この時点ですでにおかしぃんだけどね)
息子:「もぉ、受験受験ってうるさいんだよ、母さんは。そんなんじゃ... (と言いつつ紙を拾う、開けて、読みあげる)
“フランスとイタリアはどっちが勝つの”
母:「…知らないわよ、母さんにそんなこときかれたって…」
息子「…そんなことも知らねぇで、勉強勉強言ってんじゃねぇよぉおっ!
その無理やりなキレ方も、かなり笑えました。


たまに音楽も流れ、メロディは知っていただろうけど、その状況に合わせて歌詞も即興でつけ、誰がどの部分歌うとか、コーラスをつけるとかも、決まってないらしかった。
なのに、すごくカタチになっていた。

かなり、新しい舞台を見たなぁ~。
即興って、見ている人たちはもちろん、きっと演じている人たちにとってもやりがいのある、楽しい舞台なんじゃないかと思えた。
回数やれば、その回数だけのストーリーが生まれるしね。

即興演劇、かなり楽しいっ