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木になる 木の合う 事柄

今 こんなことをしています。

牡丹 荒彫り

2020-04-01 18:22:14 | 木彫
じゃらん 体験観光の希望がありましたから それに対応していました。
その希望も無くなりましたから お寺の欄間 ボタンの荒彫り再開です。


 片付けてあった荒彫りノミを並べて・・・・


 荒彫りしました。
 
 やはり 木槌をふるって木を彫っていると 落ち着きます。
 大きな作品ですから 当分はこの状態が続きます。
 

炒めヘラ

2020-03-30 19:13:48 | 木彫
「じゃらん」 体験観光のお客さんが来宅されました。
 コロナウィルス騒動中なのに 名古屋から車で三人来宅されました。


 今 私はお寺の欄間製作中 大きな仕事ですから仕事場はいっぱい状態。
 それを片付けて 体験スペースを作りました。


 皆さん 炒めヘラを作りたいとのことなので 刃物で削ることから始めます。
 二十代後半の方たち 刃物で木を削るのは 小学生以来。


 小指と薬指の間に刃物を持つと動かしやすいと説明しました。
 この方 その持ち方が慣れてきたようです。


 形ができてきたら サンドペーパーで磨きます。


 荒いペーパーから磨き始め 細かい目のペーパーで仕上げて行きます。


 ワックスを塗り仕上げました。
 私がお手伝いしましたが 皆さん良く出来ています。


 持ち手上部に工夫をしました。
 N R デコボコと それぞれに個性的に処理しました。
 凹んだ部分がありますが 指が入るようにしたのだそうです。
 これで 誰がどれを作ったかわかります。

福井旅行のお土産が出来たと 喜んで持って変えられました。






荒彫り 続き

2020-03-29 19:02:38 | 木彫
知り合いの方が展示会を開くからとの連絡を受けていました。
午前中 会場の県立美術館へ出かけました。
ところが 休館になっています。
コロナウィルスのため 急に休館となったようです。
金曜日~日曜日が開催との事でしたから 木曜日に展示したはずです。

 冗談で話していた 無観客展示会になってしまったようです。
        予想もしていなかったことが 起こってしまいました。


 突然の事ですから予定が狂ってしまい することが無くなってしまいました。
 家で仕事  ラジオを聞きながら家でのんびりしていました。
 ラジオも 例年でしたら朝から高校野球の中継ですから 賑やかなのですが・・・・。
 子供科学相談  音楽番組  再放送番組
 放送局も 番組作りに苦労していることでしょう。

欄間木取り 荒彫り

2020-03-28 19:21:26 | 木彫
昨日 木取りを開始しました。




 ボタンを作りました。
 帯鋸がありますから この様に形に出来ます。
 以前は ドリルで形にしていましたから 大助かりです。


 これだけの数 ボタンを木取り 形にしました。


 ドリルで彫り下げる部分に穴を開けます。
 電動機械の無い時代 どうして作っていたのか?   
    手動の道具で作るしかありませんから 大変さを思うと頭が下がります。


 荒彫り開始  ノミ・木槌を使っての作業。 
    この作業は大きな違いはないでしょう。
  電動の機械が無いわけではないのですが・・・・
           手作業の方が良いようです。

木取り開始

2020-03-27 18:43:10 | 木彫
お寺の欄間  下絵の墨入れも終わり 依頼者からも承諾を得ました。
今日から 木取り開始です。


 先日運んでおいた材料  その一部を仕事場に運ぶ込みました。
              重い!!
              狭い仕事場が一層狭くなりました。


 電気カンナ 丸鋸を使って削り 切り落とし・・・

 彫刻というより大工仕事です。
    ・・・・昨日までは絵筆を使っていたのに・・・・。

墨入れ2

2020-03-25 19:24:04 | 木彫
欄間下絵 墨入れ作業を続けています。


  輪郭を墨で描きました。


 薄い・中間・濃い  三種類の濃さを準備しました。


  それを使い分けて 下絵に立体感を出します。

 奥行きが出ますから 彫り終えた状態に近づきます。
 ここまで手をかけておくと 普通の方にも立体的に見えますから 
         完成した状態が分かりますから 依頼者様に説明しやすくなります。

下絵 墨入れ

2020-03-24 19:29:14 | 木彫
お寺の欄間  下絵の検討も終え決定しました。
いよいよ墨入れを始めました。


  硯箱  久しぶりに硯で墨を摺りました。


  鉛筆で描いた線を 墨で描いている。


  久しぶりの作業ですから・・・・  常に練習していないといけないのですが・・・・
  サボっていることが分かります。

じゃらん体験

2020-03-22 19:32:07 | 木彫
「じゃらん」を見て体験の申し込みがありました。


それで 準備としてノミを研ぎ直しました。


 作業台をセッティング
 机などあろうはずがありませんから にわか作りです。
  木の台を並べ そこへ板を置き 作業台とします。
 使う道具 刃物などを並べました。


 予定時間になり 来宅されました。
 お父さんはカレー用のスプーン作りです。


 お母さんは炒めヘラ  チャーハン・野菜炒めに良いと張り切って作ります。


 小学1年生の子供は 木の枝はんこを作りたいとの事。

 家族皆さん違う事に挑戦されました。


 木の枝はんこ   「千」「ち」  白文 朱文  二つ完成しました。


  お父さんの カレースプーン      お母さんの 炒めヘラ 
 二つ共完成しました。

  皆さん喜んで持って帰りました。
  夏休みにも来るからね。 と言って帰られました。

 お世話役としては  「良かった!!」 一安心です。    

下絵 検討終わり

2020-03-20 19:08:55 | 木彫
描き続けている欄間の実寸大下絵  検討を終えました。


消し易い様に薄い鉛筆で描きましたから 離れると何が書かれているのか分かりません。
これでは並べて比べることが出来ません。


 濃い鉛筆で描いています。
 これで 離れても見える様になりました。

依頼主・取り付けるお寺の方にも見て頂き 了承を得ないといけません。
やはり 消して修正できるように鉛筆で描かないと・・・・

寄進する方もあるようですから 踏まなければならない手順です。

石川雲蝶

2020-03-19 19:35:35 | 木彫
依頼しておいた「石川雲蝶」作品集が届きました。


 寺社装飾彫刻の作品集です。
今までは研究の対象にならなかった分野ですが 最近この世界の写真集が出版されています。


 石川雲蝶の名を知ったのは この作品の写真を見たときでした。
 地元では知られた作品の様です。


 



  これらの作品は作るのにどれくらいの時間が掛ったのか?
     全く見当もつきません。


  木鼻の獅子    
 今 私は唐獅子ボタンの欄間を作らないといけませんから この獅子を作るとしたら・・・・。
           完全に予算オーバーしてしまうことでしょう。


  この様な作品もあるのか。
 
 江戸末から活躍し 明治16年 70歳で亡くなったとの事です。
  この時代だから このような細かな作業が出来たのでしょう。

 写真も 移動手段も 電動工具も無かった時代
             唯々 驚嘆して拝見するだけです。