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木になる 木の合う 事柄

今 こんなことをしています。

印床 作る。

2021-02-23 19:13:03 | 篆刻
昨日作り始めた 小さな印床  一つですが出来ました。

昨日木取りした印床  本体に印材を挟むための穴を開けます。

これだけ出来ました。

印材を挟むための部品を作るための材料。
適当な端材を製材して これだけ作りました。

これを加工して 部品を揃えました。

加工して 一つ完成   この様にかわいい印床が完成。
もう少し丁寧に仕上げて 塗装もしないといけませんが・・・・。

これだけ揃えましたから 折を見て仕上げて行かないといけません。

全て終えるのは 何時になりますやら・・・・・。

印床

2021-02-22 19:15:15 | 篆刻
小さな印床の木取りをしました。


これらの印床は 私が持っている小さな木の印床です。
右の二つが作った物。 左の物は購入したものです。

右側の一番小さな物を作るため 木取りしました。
篆刻も慣れてくると 印床を使わなくても作ることが出来る様になります。
それまでの間は 小さな物は印床に挟んだ方が作り易いでしょう。
大きな印床は 段々邪魔に思うようになります。
印床は小さな物で十分なのです。
それで 小さな物を作る事にしました。

その辺にあった端材で これだけ作れました。
これだけ小さな物は 市販されていませんから 珍しいことでしょう。

篆刻をするような人は 珍しい物が好きなのです。
昨日作った袴 今日は印床
   いろいろなことを楽しめることが 篆刻の魅力でもあるのです。

新しく印箋も作らないと・・・・  
   こんなことを思っていることが 楽しいのです。

袴 作る

2021-02-21 19:14:57 | 篆刻
袴を作りました。
本物の袴でなく 印材に履かせるハカマです。

彫った印面を保護するための物です。
相当以前から 作らなければと思っていたのですが・・・・
                やっと 作れました。

これは印材の上部に加工した紐  飾りです。
これらを作ったのは 十数年前  
    講座で指導するために作った サンプルです。

これらは 西陣織の端布  これを購入したのも数年前
  西陣織の端布  これもなかなか入手できるものではありません。
大きな物を作るわけではありませんから いろいろの種類を少量ずつ
                     集めないといけません。

中に使う赤い布は 手元にありませんでしたから 画用紙で代用しました。
小さな布を捜さないと・・・・・。
   これも いろいろな色の布を集める必要がありますし
                   裏打ちをしないといけません。
   割り切って 紙を使った方が 返って良いかもしれません。


河野隆作品集

2021-02-17 19:01:07 | 篆刻
最近 三冊の篆刻作家の作品集を入手しました。

いずれも 篆刻界の著名な方です。
園田湖城   二世中村蘭臺   河野隆
ショックだったのは 河野隆氏が遺作となっていたこと。
           亡くなられていたとは知らなかった。

作品を紹介すると 著作権の事があるでしょうから残念です。
他のお二人は かなり以前に亡くなられており 
                  作品も広く紹介されています。
珍しいと思うことはありませんでした。
河野隆氏の作品は それほど紹介されていませんでしたから
                 斬新で 興味深く拝見しました。

特に 花・華・はな  
    復興支援歌 「花は咲くによせて」作られた作品だそうです。
小さな作品群ですが バラエティに富み しゃれていて 力みが無く 
            好感を持って 拝見させて頂きました。

雅印 刻する。

2021-02-15 19:03:25 | 篆刻
雅印を刻しました。


「みゆき」  大きさ 15mmX7mm

「水野公文堂」  大きさは15mmX15mm

この印 使った印材が初めて使うものです。
銀河青田 と言う種類の石印材です。
最近は ミャンマー・ベトナムなどの国から輸入されるものが
                    多くなっています。
中国で 石印材が採れ難くなっていることが 背景にあります。
柔らかくて彫り易かった。 脂分も多目で粘り強い感じがあります。
大き目の文字を彫るには 良い材料だと思います。
ただ 細かな文字を彫る時には 印刀が余程切れないと
      崩れてしまい 形になり難いでしょう。

印刀の柄 完成

2021-02-14 19:22:40 | 篆刻
作っていた印刀の柄 完成しました。
昨日 ミスを塗って置きました。  それが乾燥しました。

割れを防ぐ為 黒い糸を巻きました。
この黒い糸は もともと印刀に巻いてあったもの
                  それを巻き付けました。
こうすると 割れ防止と指のすべり止めになります。

印刀を入れると この様になります。
  なかなかいい感じになり 持ちやすくなりました。

刃物ですから 危険防止としてキャップを作りました。

キャップを付けて・・・・これで持ち歩いても安全になりますし
            刃先の保護にもなります。

ニスを塗ったりしますと 柄を作るだけでも2日がかりです。

印刀の柄 作る。

2021-02-13 19:11:28 | 篆刻
印刀に柄を付けました。

印刀 3本   これに柄を付けます。

割り柄で作りますから それぞれの太さに合うように穴を彫り
貼り合せました。

作った柄を削って・・・サンドペーパーで磨き・・・ この形にしました。
上を細くした方が 重心が下がり 使いやすくなります。

長さは 握って親指を立てた状態で持てる長さが必要です。
購入した印刀の長さでは この長さが無いのです。

購入した印刀の刃先は グラインダーで削った状態です。
それでは切れませんから 研ぎ直しました。
             これで切れる様になりました。

この様になりました。
持つ部分が四角な状態では 細かな角度の変化を付け難いですが
丸くしましたから 扱い易くなります。
           

「有」印

2021-02-05 19:08:31 | 篆刻
雅印 「有」印を刻しました。

大きさは 7mmX15mm

彫った印面は この様な具合です。

使った印材は ごく普通の青田石です。
           柔らかく彫り易い石でした。
最近は 青田石でも硬い石が多くなり 困っていました。
幸い 彫り易い石でしたから 助かりました。

「恵」印

2021-02-04 20:47:31 | 篆刻
雅印を刻しました。

大きさは 9mmX9mm

刻した印面の様子です。

使った石は 浙江しょう山紅石  「しょう」は消のサンズイの無い文字
レンガ色の柔らかく彫り易い石です。
女性には良いかなと思って使いました。

篆刻の本

2021-01-29 23:23:35 | 篆刻
最近拝見した篆刻関係の本   これは面白かった。

この方が著者です。
関東の方ですから 関西の団体に所属する私たちには知られていない存在。
篆刻は特殊な分野ですから 愛好者は少ないのですが・・・・
           それでも 所属がうるさい世界なのです。

右が5年前に出版された本   篆刻の入門書でしょうか。
左が その続編ともいう本 この内容が面白かった。

入門書は 歴史・道具など 篆刻関係の書物には書かれている内容です。
鑑賞と分析のコツ
  現在の作家の作品が多く紹介されていて 私も初めて見る作品が沢山
   掲載されていました。
  本に掲載することを承諾して頂くだけでも 相当な時間が掛ったのでは
  ないでしょうか?

  仮名の作品 調和体篆刻  この様な言葉がある事も初めて知りました。

  とにかく 何かと云々される篆刻の世界ですが 
  この様に 若い方達が出版出来る時代になってきたことだけでも 
                          大きな変化です。
これからの篆刻の世界が 楽しみになります。