ゆっくりかえろう

散歩と料理

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匂い4

2015-11-24 | フィクション

「今度の仕事は君にとっては 容易いものだ、何もなければ数日で終わると思います」

「ただ今度の仕事は一人ではなく チームを組ん貰います。 

あなたは人と上手くいきません そこだけが心配です」

「そこで、最良のパートナーをつけましょう」

「幸いうちに適任者がいますからね」

常務はいつになく 笑顔を見せたので 俺は背筋が寒くなる。

「君の知り合いですし きっと上手くいくでしょう」

「誰ですか?」

「第一営業部の小松くんです。君とは同期でしょ?」

「小松って、あのよく働く?」

「はい」 

「営業成績トップの?」

「はい」

 俺はがっかりした。奴は嫌いではないが 仕事のパートナーとしては正反対なやり方なので うまくいくか正直自信がなかった。



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