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■教育の再発見

2021-11-19 | ●松本語録
🔵戦後の教育制度の改革と相まって、家庭教育の在り方が問われて久しい。爾来「家庭は全ての教育の出発点」と言われて来た。 しかし核家族化が進み、祖父母から孫への伝承的な躾などの教えは、ほぼ不可能になった。加えて都会地では女性の社会進出がすすみ、家庭における 子供教育は衰退の一途を辿りつつある。しかも小学低学年からの塾通いが定番になり、親が手塩にかけて子供を育てると言う温もりある家庭教育は、後退を余儀なくされている。⚫️一方、育てる側にも問題がある。特に戦後生まれの団塊世代(今年75歳前後)は、自我が強い割に依存性が強く、子育てもいい加減だったという。そのツケが小子高齢化と格差による難しい社会をもたらした。その団塊世代800万人足らずが既に定年を迎え、核家族化の中で孫達はいま小学、中学の教育過程にある。そして世界的なデジタル化の中で、殆どがアイパッドを操り、日常はスマホを使いこなす。親とは違った多くの新しい社会情報に触れうる立場にある。爺婆の世界では百歳時代の到来に備えて、「リカレント」(学び直し)の波が押し寄せている。まさに「教育、混濁の時代」と言っていい。 ⚫️そして世界は、大国の覇権に揺れ動く。そのパワーバランスの基盤は、経済力や外交力や軍事力だが、その根底にあるのはマンパワー(知力と体力)だと言われる。いま世界はどの国も、SDGs化のなかで優れた人材を求め続ける。 長い道のりではあるが、人材育成のための教育の是非が決め手になる。 改めて松本名誉教授の「教育の再発見」に注目が集まる所以だ。(Yama) . . . 本文を読む
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