「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■情報の革新

2023-11-23 | ●山田語録
(情報の隘路)🔵最近米国では、ロス在住の女優が制作した「Forgot My Phone」という映画が、YouTubeで公開されて話題を呼んだ。 「殆どの人達がスマホに夢中.公園でブランコに乗る子供もスマホを片時も離さない.食事する女性は,スマホで自分撮りに余念がない。スマホを持たない主人公は、周囲の人達の振る舞いを寂しく見守るだけ.」という,小さなスマホに占拠された哀れな人達の日常を、アイロニックに描いた作品だ。🔵いま日本でも、随所で同様の現象を見る事が多い。「スマホは、21世紀のアヘンだ」「表層的な情報に溺れて、スマホ中毒になり易い、挙句、物事の判断ができなくなる。」と物理学者の志村史夫氏は警告する。🔵本来,情報とは、仕事や生活の利便の為にあるもので、知る事で何かしらの価値がもたらされて然るべき筈だ。しかしいまのスマホに内蔵される様々なソフト(情報)は、必ずしも正当なものばかりではなさそうだ。 「売らんがための情報」や「猥雑な面白情報」も多い。困ったもんだ。軍事におけるスパイ情報は,論外だ。物事に「表」と裏」があように、情報にも「いいもの」と「悪いもの」がある。しかし情報の秘められた魅力に期待を寄せたい。あとは,日本の人々の良心に待つしかない。(Yama) . . . 本文を読む
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■日本はいい国か、

2023-11-16 | ●中西語録
⚫️「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で、世界秩序は大きく狂い始めた。 戦後78年,平和を享受してきた日本では、ウクライナのロシア侵攻という蛮行を目の当たりにしたにも拘らず、平和憲法があれば他国からの侵略はないと、高を括る人がいかに多いことか。戦後の厭戦教育のなせる結果とは言え情けない。まさに「平和バカ」と言われる所以だ。 その結果、政府や国会の「憲法の改正」論議は進まないし、国民の国防、自衛意識の高まりにも結びつかない。⚫️日本の歴史は、世界に誇る悠久とも言えるものだが、海に囲まれた島国だったために、外敵の脅威を受ける事が少なく「ぬるさ」と「甘さ」が、国民ばかりか政治の悪い体質になってしまった趣がある。 世界の潮流は、過去三十年間で最も不透明な時代「インターレグヌム」だと言う。(ドイツ、マックスプランク研究所のシュートレイク博士)、現在は、「古い体質」と「新しい体制」の狭間にある時代で、戦争などが起き易いと言う。岸田流「新しい資本主義」だけでは、我が国の行方や安全は確保出来ないので、時代対応の保守本流的な革新の政治が待たれる所以だ。(Yama) ●表題の写真はタイ王国13世紀のスコータイ遺跡の女像(撮影Jtiro) . . . 本文を読む
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■広島と平清盛と金文と、

2023-11-09 | ●北條語録
🔵いま「地政学」に余念がない。リカレント、学び始めると奥が深い。極めて現実的で面白い。若い人を含め多くの人に勉強して欲しい。厭戦効果どころか、逆に知的な国防意識が高まる。最近、ウクライナ戦争の膠着化で日本の国防討議に火がついた感じだが、その論点の一つに「地政学の視点」がある。地政学の基本の考え方に、シーパワー(海洋国家)と、ランドパワー(大陸国家)という「二分法」がある。 識者によると世界の秩序は、海洋と大陸で棲み分けることで維持されるというのが、地政学の根本理念だ。 ウクライナの場合はこの均衡が崩れたと言う。 🔵いま日本に差し迫る戦争の疑念は(台湾有事)。「大陸国家」中国の存在である。それに大きく反対する「海洋国家」日本や同盟国米国との均衡が崩れないかと言う危惧がある。91歳老耄の私の様に、無惨極まりない大東亜戦争を体験したものにとって、再び戦争はあってはならないし許されない。そのためには日本の地政学的見地(位置性)から、いま言われているさまざまな国防上の疑念や、日本の置かれている立地性を真剣に考える事が不可欠だ。🔵この北条語録によると遥か1000年前の平安時代、国際交易がないにも拘らず、時の宰相の知恵で海外から押し寄せる交易船相手に,争いを避けて交易の道を探り、外国の新しい文化を取り入れてきたと言う。日本の外交や国防の戦略に、今こそ地政学的で平家力学的な国民の知恵が望まれる所以だ。(Yama) . . . 本文を読む
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■11月(霜月)の歳時記

2023-11-02 | ●歳時記2)
🔴いま外人お遍路で賑わう西国29番札所,松尾寺には,こんな書状が張り出されて、参詣の人々の心を誘う.●「極楽と地獄の別れ道」(幸福への道)「頼もしい人、融和を計る人]「何事も善意に解釈する人」●(不幸を自分で造る人)「絶えず不満や愚痴の多い人」「欲深く自惚の強い人」●「貴方は、この書状を見て、どの様に、思いますか。」 🔴普通の人は、平素、なかなかこんな質問には、お目にかかることもないし、 さして興味もないと思うが、四国お遍路に出向くような人には、格好の質問に 思える。しかし私たちは、普通に暮らしているかぎり、こんな質問に出会うことはない。🔴禅語に「看脚下」(きゃっかをみょ)同じ意味で「脚下照顧」(きやつかしょうこ」という言葉がある。人は、何かに頼って生きていると、それを見失った時に、前へ進め無くなる。だから、常に自分の足元をよく見て進むべきとある。🔴人生百歳時代、総じて長生きの時代に、長い一生を何もなく終えるということは、意外に大変なことかもしれない。「激動の時代を何もなく終えるということは、素晴らしい」とする意見もある。「時々自分の人生を振り返ると、その時々の状況と、その対応について 自分ながらよくやったと、微笑ましくなることがある」確か作家の遠藤周作さんが、密かにこれを繰り返し出来る人は、生涯、自己研鑽が出来る素晴らしい人だと、褒めていた文章を思い出した。(Yama) . . . 本文を読む
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