「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■タイとは何ぞや。

2020-09-21 | ●タイの政治
🔵タイが揺れている。少なからずタイを知るものにとって、タイの政体は、危険極まりない。民主国家を標榜しながら、かっての政敵を国外追放して、新しい軍政が始まる。残念ながらタイが経済中進国にとどまる理由のようだが、今後を見守りたい。 経済は、農業国から産業国に転換中の中進国だが、最新鋭の車を年間190万台も生産する実力を持つ。加えて4000万人近い観光客を呼びこむ世界的な観光国でもある。 そしてASEANの中核を担う。その国の政情がなぜこうも脆弱なのか。地政的な南北の経済格差。貧富の格差。まさにタイの恥部でもある。 しかし古くから欧米の植民地列強をしのぎ、一度も負けを知らない、したたかな外交力を知ると、その本質がわからなくなる。知人に言わせると、それがタイの深淵な魅力だという。タイの人たちのお人柄もいいし、タイの伝統文化も素晴らしい。タイの行政組織も日本に似て、グレードは高い。警察機構も国防力も素晴らしい。女性の活躍も盛んだ。結論は政治が悪い。選良が選ぶ選挙制度や国の態勢に問題があるのかもしれない。 「タイとは何ぞや」私の答えは、「アジアの小さな巨人」。ここで大きく政治と政体が変われば、ASEANどころか、ひいてはアジアの大国にのし上がる可能性が あるように思えてならない。夢のたわごとでない事を祈りたい。 . . . 本文を読む
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■戦後75年9月の歳時記

2020-09-03 | ●歳時記2)
●9月が来たが、武漢コロナは居座ったままだ。戦後75年を迎え、さまざまな世代を交え、再度あの太平洋戦争と敗戦の意味を探りたかった。 平和は、黙っていてはやってこない。死に物狂いの努力と、周辺への共感が欠かせない。しかもいま戦争体験世代が少なくなっている。本当の語り部がいなくなる恐れがある。 戦争が物語になると、体験的な力学は働かなくなる。日本の周辺には、まだまだ戦争の火種は尽きない。平和憲法があれば、国は守れるという馬鹿馬鹿しい話は少なくなったが、平和外交と併せての国防努力と、幅広い民間外交など、あらゆる手段が望まれる。手をこまねいていては平和は来ない。捨て身の国民努力が必要だ。 . . . 本文を読む
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