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■目前心後(深い生き方)

2024-05-24 | ●昭和の敗戦

■■■■■■■■■■■■目前心後■■■■■■■■■■■■

■■[新しい風
🔵日本の石垣市長が,,台湾の新総督に祝電。それを 天下のNHKが 批
判した。
NHKは,いつから中国寄りになったのか。中国偏向は許され
ない。
NHKは,日本政府管掌の日本の中央放送局ではないのか。理解
に苦しむ。
台湾は1949年当時,国連安保理常任理事国だった中華民国そのものだ

NHKはまず,その台湾が“いつ国でなくなったのか”を 説明すべきだ。

東シナ海に属する 台湾では ,中国共産党政権の「台湾帰属説」が
燻り続ける。
そんな中の先週,台湾では,新総統の就任式があり,日本は
もとより世界の自由諸国
から多くの首脳が、お祝いに駆けつけた

🔵折も折、尖閣諸島の日本領に異議を唱える中国は,連日,第一列島線
を超えて,中国艦艇
が不法に停留し,日本の漁船や公船に 威嚇活動を繰り
かえす。しかし表の顔は,常に笑顔を装い,日本との交易はもとより,生産
国のサプライ
チェーンとして,協働を進めたがる。

この二律背反的な悪質な行為は, 民主國との間では無かった事で,最近
話題の地政学的見地から見た「台湾有事リスク」(紛争や戦争)に つい
て,
日本としては, 国策的な対処を忘れてはなるまい。

■■挫折からの脱却
🔵日本が大東亜戦争に敗れて79年が経つ
嘗ての負け戦は,石油の糧道をたたれた, 戦わざるを得なかった戦争だ
ったが、
4年に及ぶ日米の総力戦で残念ながら日本は、いっぱい血に
まみれ、連合国軍の
軍門に降った。

🔵「終戦時の海外抑留邦人の数

それからの8年間,,
・米国による占領と連合国軍よる戦争裁判、
巨額の国家賠償
、停戦翌年のデフォルト (私有財産の放棄) など、
日本の国民あげて
一人一人が個人財産を投げ打って、戦争で積みあ
がった国の債務を償い、日本の
国体維持に当たらざるを得なかった。

🔵特に財産のある家庭は, 預金や現金の殆どを召し上げられ, 土地だ
けは残った。
しかし 小作農に貸していた農作地は、農地解放政策で,
小作農に安く払い下げられ
た。

敗戦による連合国軍の私有財産,開放政策が進み資産の平準化が進ん
だ。国民はこぞって
耐えた。いま振り返れば,大東亜戦争は,全て無条
件降伏に終わった。

🔵その後, ソ連や中国の戦勝国が,米国と戦後の「日本の占領統治
に際し,
其々主張した 日本の地域(本州, 北海道, 四国, 九州、など)を
分割して統治
したとすれば, 今の日本は,存在しなかったかもしれない。
韓国や北朝鮮の様に,分断された日本が出来たとしても不思議ではない。
    
当時を知る者(日本人)にとって、敗戦, 無条件降伏という極めて屈塾的
な環境下にあ
って、日本の占領統治が,マッカーサー連合国軍総司令官
による米国単独統治ということになった事は,
極めてラッキーだった。
 


            (出典:JIJI:マッカーサー連合軍総司令官と天皇陛下)
「不幸中の幸い」というか「神の加護」というか ,勝者米国という存在
に恵まれた事は、
不幸中の幸いだった。
しかし,日本を美化する歴史や,伝統的な文化は、徹底的に否定された。

■■米国の存在
🔵米国単独占領統治は, 当時を知る日本国民の一人として,戦後最大,最
高の歓びであったと思う。
その喜びの要因は米国による1国占領統治
であり,それにより占領政策終了後
「日米安全保障条約」が締結される
事に繋がり、正式に再独立(国際経済社会への復帰)が実現したと言っ
ていい。

そして敗戦後7年を経て,1952年(昭和7年)に[対日平和条約」と
日米安全保障条約」が発効し、日本は,武力を持たない国として,
再独立を果たす事が実現する。
まさに象徴的な世界の平和国家として、
国際社会に復帰する事になる。

  
🔵それによって日米間の信頼感が芽生え,のちに安保条約を含め, 2国間
熱い絆が生まれる事になる。そして,戦後の日本人,いわゆる[戦後昭和]
を支えた昭和シングル世代の頑張りで, 日本経済は,
復興の道を辿り,戦後
僅か19年にして、先進諸国の仲間入りを果たした
廃墟復興着手から僅
か19年の快挙である

世界の先進国が,いずこも成しえなかった「都市間超高速鉄道」で,

京、大阪間を僅か2時間半で結んだ。超高速新幹線の誕生に,世界は,驚き
を隠せなかった。
   

その年,全世界から多くの観光客を迎えいれた東京オリンピックは,驚異
的な成功を収める。
よく働き,よく学び, よく考え」という 
本人の真価が,遺憾なく発揮された最高の見せ場だった。

その結果, 日本は,米国に次いで GDP(国民総生産)世界第2位に躍り出る。
世界近代史の中で,このような成功事例は,未だかってないと言っていい。

■■[屈辱からの脱却]
🔵この敗戦時の経験世代の人たちは、
・「敗戦の屈塾からの脱出
・「戦後最貧困からの脱却
を秘めたるスローガンにして、戦後の復興に勤しんだ。

その時の仕事世代、仕事人達のスローガンは「日月火水木金金」だっ
た。後に唄にもなった。
勿論の事、土曜日の半ドンはなかった。
働くその向こうには、明るい希望があり,前を向いてよく働いた。
当時の
私たちは幸せは,自分たちで
創るという強い理念のようなものが
あり、
その向こうに希望の灯が見えていた。

しかし、その希望の灯とは裏腹に、
戦争が,いかに過酷か
戦いに敗れることが、いかに無残で悲惨か、
全ての国民が、ほぼ同じ思いに包まれていたに違いない。顧みれば,それ
ほど大東亜戦争の敗戦は、惨めで悲惨だった。

🔵焦土と化した焼け野が原からの国土から,都市の復興が始まった。新し
い都市計画に基き, 復興資金を世界から募り,焦土を区画整理し,再建工事
は住民の協力を仰いだ。

昭和25年、今を去る74年前、大学受験で上京の際,大阪駅のホームから
戦後5年目の大阪市街地の復興状況
を,目にした事を思い出した

南に大きく伸びる御堂筋を真ん中にして, 焼け跡に立つ仮設と おぼしき
バラックの建物が広がり、
確か今の心斎橋大丸や,遥か南の高島屋の高い
ビルが、ぽっんぽっんとあった事を覚え
ている。


🔵敗戦後,再び世界の国々の仲間内に加わる事が、いかに難しい事か。

戦後の復興に立ち上がった日本の人々は、やがて体制を整え,海外の生活
文化や,ものずくり
に視野を広げ ,持前えの創造力で,魅力商品を生み出し,
果敢に海外市場を開拓して、
国力を高めていった。

そして高度成長期の1968年には、ドイツを抜いてGDP世界第2位に
躍りでる。以降42年間
の長きに亙り、1位米国とともに経済大国の地位
を保ってきた。

因みにその後の日本経済は、2008年のリーマンショックを契機に、
世界経済凋落の影響をうけ、
マイナス成長に転じる。
かくして「失われた30年」が始まる。


■■[戦わずして勝つ](真の国防)
🔵そして平和の裡に戦後79年を経過したいま、欧州では、ロシアによる
ウクライナ侵攻が始まり
世界の様相は一変した。 いつまでも「平和」は
続かない。続くはずがないという気配さえある。

東アジアでは、米中の経済戦争が基で、台湾独立を巡る覇権闘争が始まり、
台湾海峡の危機が、
ささやかれている。
さらに米国の台湾への支援,てこ入れは、世界半導体の不足が深刻化するな
か,米国を巻き込んだ
大戦に発展しかねない。切迫感が高まりつつある。
併せて,東シナ海から尖閣など日本海域への中国公船の不法滞留が増え、
中間のトラブルは
留まるところを知らない。

台湾有事」が懸念される所以だ。
日本の自衛力の強化は、抑止効果を含
めて当然の国策と言えるが、日本の政治の感度は鈍い。

戦後79年経つも、自衛隊を自衛軍にするための、憲法9条改定に着手して
いない。
仮に日本への有事があれば、与党も野党も、憲法改正にとりくまな
い議員は、全員、政治家職務
怠慢で告訴すべきだ。

特に岸田首相始め、戦争を知らないキックバック政治家たちの、時代認識を
根底から変えなければ
なるまい。戦争体験ある政治家たちは、戦争の危機感
を伝承することなく退任していく。これまた
情けない。戦争を知らない日本
の全ての国民に、2度と敗戦のうき目をもたらしてはなるまい。
   
🔵当面の国民運動として,私たちの日本を守るために、次期選挙では,決して
岸田や小池や世襲議員など
、国民を欺く私利私欲の人たちを 当選させてて
はならない。
戦後いかにして、私どもの先輩が、廃墟から立ち上がり、再興を果たしたか、
その努力と気力をいささかも忘れないで欲しい。
そしていつまでも,敬意を払うことを、忘れないで欲しい。

特に、投票に行かない行為は、まず自分たち国民の首を絞める事になる事も
明記したい。
改めて79年前の屈塾の敗戦、から立ち上がった私どもの先輩,両親,祖父
たち
の偉業を偲びつつ,
大きく屈折した日本の政治や世論の修正を図りたい。
                                                                                                             (Yama)

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