⚫️春の桜は清楚で美しい。しかし命短く、時に「美味」に喩えられる。 秋の紅葉は同じように美しいが、季節の移り変わりに沿って色を変え、落葉後も長きに亘り哀愁を漂わす。「滋味」といわれる所以だ。
深まり行く秋、秋の名残り、秋の哀れ、秋往く、晩秋と秋にまつわる日本の言葉は、ことごとく哀感があって心に響く。
私など歳のせいか秋の紅葉ファンである。⚫️古都の紅葉は、いまが見ごろ。12月上旬まで見ごたえがあるという。
来年からはインバウンド再開で、外人観光客のラッシュが予測される。この機会に紅葉散策をお勧めしたい。古都の晩秋は、日増しに深まっていく。(Yama) ●標題の写真は、妙心寺本山の修行僧(本文の写真は全てYama) . . . 本文を読む
🔴師走である。毎日の足取りは思いのほか早い。振り返るには少し早いが、多事多難、紆余曲折。結構慌ただしい1年になりそうである。
政権も代わった。オリンピック、パラリンピックも終わった。コロナパンデミックには、翻弄され尽くした。
国民は政府や分科会の度重なる指示にも拘わらず、いささかもたじろぐ事なく従順に行動した。お陰でワクチン接種も無事完了した。
私ども市井の国民は、「人流なき黙食の時代」を経験した。そしてやっとの終息状況の中、飲食や集会の解禁が発表された。
だが新たなオミクロン株の登場で、先行き不安が募るところだが、Withコロナによる低迷した経済の再興が当面の課題となる。
🔴折角なので京都の名刹を巡る紅葉を愛でる散策を試みる事にした。
結果、歩行数は約2万歩。撮影枚数は約146カットに及んだ。ブログ上で晩秋の古都の紅葉模様をお楽しみいただければ幸いである。(Yama)●表題の写真は,法然院表門参道、紅葉の絶景(2016年撮影)
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●倉敷は私の故郷である。この倉敷は、古く天領代官として栄えた伝統の街である。古いたたずまいと伝統文化の染色工芸品、それを発祥とする世界的なジンーズの生産地として有名だ。その基盤となるものが、明治時代に遡る日本産業の祖ともいわれる地元大原家による名門企業の誕生だった。日本最初の紡績と言われる倉敷紡績(今のクラボウ)。化学繊維の名門倉敷レーヨン(今のクラレ)もこの街から生まれた。郊外の海浜地区、水島工業地帯には、数多くの巨大産業の工場が立ち並ぶ。三菱自動車の基幹工場の水島製作所もここにある。昭和20年当時人口3万の街が、今では人口50万都市に発展し、観光都市と産業都市のふたつの顔を持つ。中でも最大のウリは、歴史ゆかしい代官天領のたたずまいと世界的な大原美術館である。多くを語るまでもなく世界から多くの観光客が後を絶たない。
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●外国人がいない京都八坂、外国人がいない大阪心斎橋、寂しくて絵にならない。商店は、どの店も最高のお化粧を施し、最新の商品を並べて遠来の客を待つ。だけど、たれ一人来ない。それはそうだ。国際空港の入り口を固く閉じているから。そんな日々が続いている。まさに豪華な街のセットの様だ。
根比べにも似て、ただひたすら待ち続ける。 在来の日本の顧客も、コロナで外出を控えているため、街の表情は一向に冴えない。日本のコロナ事情は、ようやく終息に向かいつつあるが、欧米がまだ収まらないから手の打ちようがない。本来なら、7月の東京オリンピックで、日本全国、4000万インバウンドの波に、歓喜していたはずだ。このショックの程は、余りにも大きすぎる。
4月から配り始めた国民給付金も、まだ半分しか届いていないという。日本はいい国だが、リスクに弱いしデジタルに弱いことを露呈した。
これでGDP世界第3位とは、解せない。国民の大半は、不安に襲われ、マスクをしては手洗いに追われている。にも拘らず国会は閉じて、議員は満額の夏季賞与にありつく。 なんと不条理な事か。腹立たしい。 インバウンドが、砂上の楼閣と化しても、黙っていろと言うのか。
こんな時こそ地元を代表する国会議員は、価値ある地域振興策を考えて、地元に提案して欲しい。だがそんな気配は、全くない。 役立たずの議員は、もういらない。
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⚫️日本の観光戦略が、大きく前進した。先ずはアジアの友好国の人達に、自由に日本にきていただき、楽しんでいただこうという趣向だ。国民が、お互いの国を行き交い交流する、いわゆる民間外交が、政府間外交以上に、大きな力を発揮する時代になって来た。(Yama) . . . 本文を読む