21世紀はアジアとの時代(Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■タイ・クラ運河構想の行方

2021-09-30 | ●タイの大運河構想
🔵石油は当面、私たちの大切なエネルギー源である。しかもその大部を、日本は中近東から輸入している。その輸入方法は、全てマンモスタンカーでの海路による搬入である。往路と帰路にそれぞれ20日間を要するが、日本から南シナ海、インド洋、中近東と、長さ300メートルを超す巨大タンカーが一列に並び、数珠つなぎで運航する。見事と言えば見事、でも海という自然との対決や海難や海賊との闘いが潜む。🔵いま世界は脱炭素化に向いつつあるが、石油とのお付き合いは何時まで続くのか。いままでタイ南部のクエ地区に、スエズ運河並みの大運河を建設する計画が生まれては頓挫してきたが、今度は二つの海を大きな橋で結ぶ、運搬橋構想がタイ首相から発表された。今度こその実現を期待したい。(Yama) . . . 本文を読む
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■敗戦秘話

2021-09-23 | ●昭和の敗戦●
●第2次世界大戦後、世界で戦争をしなかった国は世界193ヶ国中、僅か8ヶ国だという。日本は、その中で最大の先進国である。大いに誇るべき話だが、裏返せば平和である事がいかに難しいかを物語る確証でもある。戦争には、小競り合いから大国間の覇権争い迄、枚挙にいとまがない。中でも宗教間や民族間の争いとなると、なかなか収拾がつかない。特に大国の覇権が絡むと、妥協が難しくなる。大国には其々の思惑があり、外交でその主張を押し通そうとする。 最近では実力ある小国が、核をもつ事で他国の侵略を阻止するのが常識となったが、そのために核の脅威が増大するという二律背反的な結果を招いた。 世界の共通概念では平和志向ながら実際では争いになってしまう。現実の難しさがある。 ●かつて日本は、資源不足が起因の戦争を始めたが、無残にも戦い破れた後、平和国家を標榜して 雌伏70数年、やっと世界各国の共感を得るところまで辿り着く事が出来た。しかし戦争の体験者が減少する折から、次に続く人たちが、平和志向をよく引き継いで、 世界平和の構築に全力投球するよう期待したい。(●標題の写真は、大阪、難波神社の大きな鬼面のある能舞台) . . . 本文を読む
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■良いゲームとは

2021-09-15 |  ⭕️松本語録⭕️
●オリンピックが終わって1ヶ月。ほとんどの関心は、ワールドカップに向けられる。しかも今年は、日本プロサッカーリーグが発足して30年になる。当初、その先行きが危惧されたが、一気に人気が高まり今日の栄華がある。その当時を振り返ると、景気後退によるバブル崩壊で大きく後退、企業倒産が続出した。 企業では、従来の硬直化した縦型社会の日本的な構図から、 社員が自由に連携して横型に展開できる構図が広まり、不況脱出の糸口を見出す事に成功する。 その経営発想の原型は、D.クラマーの戦略的なサッカーのコーチング思想だと言われる。 ●丁度その頃、クラマーコーチと日本サッカー界との運命的な出会いがあって、日本のサッカーは、 世界へ向けて大きく前進する。 今にしておもえば、世界的なコーチを遥かドイツから招いた当時の上層部の度量、また招かれたクラマーコーチの戦略的で卓抜な指導力、そして、その教えをどこまでもよく体現して戦った選手たち、 まさに三位一体の効用が遺憾なく発揮されて、日本のサッカーは飛躍的に前進する。 本日の話は、約70年間にわたり日本サッカー界と具に歩んで来た蹴球博士の「日本サッカー物語」の一部である。(Yama) . . . 本文を読む
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■タイ現地生産の暁光

2021-09-09 | ●北條語録
●タイはAseanの中進国としてアジア経済を牽引する。タイ経済の中核となるのが自動車産業である。トヨタ、日産、ホンダ、三菱、日野、いすゞ、鈴木など、日本の主要メーカーが現地法人をつくり現地で年間約200万台を生産する。その一部は内需に回され、あとは世界に輸出される。雇用の促進に寄与し技術革新にも貢献する。タイに現存する日本企業は 5856社、在留邦人数は4万6千人に及ぶ。いまやタイ経済を大きく支える。●その陰には、言葉も習慣も気候も異なる現地に乗り込み、生み出される商品をイメージしながら市場戦略を構築し、 タイ政府や自社内のコンセンサスを取りながら膨大な設備投資をしてゆく。無資源国日本が戦後のGDPゼロからスタートして、世界の列強を退け2位に上り詰めたのは、この様な理にかなった市場戦略とリーダーの卓抜な前進力があったからだと思う。●既に次世代EV車の企画はスタートを切ったばかり。 再生可能エネルギーで音もなく走り出す日本とタイ協働生産車の出現が待たれる。(Yama)●標題の写真は、最近のモーターショウで発表されたトヨタの近未来カーのEVモデル。(撮影:Yama) . . . 本文を読む
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■晩夏の歳時記(異国慕情)

2021-09-03 | ●歳時記2)
●晩夏である。コロナパンデミック、オリパラと季節の余情を楽しむ事なく毎日がすぎ去っていく。年配の識者が新聞のコラムで、もう許せないと叫んでいた気持ちがよく判る。そこへ久方に衝撃が走った。菅総理の退陣報道である。しばらく停滞していた政界が、慌ただしくなってきた。通常と違いコロナの荒海に敢えて打って出る候補者は、相当の自信家か救世主と見た。この行方が楽しみだ。この新しい総理総裁が、Withコロナから、Afterコロナの日本経済の再生を担う事になる。 ●最近SDGsの円形のバッジを胸に付けている人が増えてきた。 国連の継続可能な開発目標を 目指す企業や人達である。 CSR「企業の社会的な責任」と、サステナビリティ「継続性」が狙いだ。 やはり企業も政治もそのトップに「実力と努力(根)と運と継続性」が求められる所以だ。 横文字表現が多くて通じない事しきりだが、その力点は物事の「継続性」にある。 日本には、古くから素晴らしい格言がある「継続は力なり」 その語源は浄土宗の「讃嘆の詩」の一節らしい。 この際、SDGsのマークに この日本語のフレーズを付けると、わかり易くて効果抜群と思うが、いかが。 ●「継続性」と言えば、お互いコロナで中断の計画や会合が山ほどある。 まさにアフターコロナの到来が待たれるばかり。しかし歳だけは待ってくれない。 さてどうする? (Yama) . . . 本文を読む
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