21世紀はアジアとの時代(Jtiro🔴Jpn) SDGs国際Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■晩秋の京都散歩旅

2022-11-28 | ●日本の旅(観光)
⚫️春の桜は清楚で美しい。しかし命短く、時に「美味」に喩えられる。 秋の紅葉は同じように美しいが、季節の移り変わりに沿って色を変え、落葉後も長きに亘り哀愁を漂わす。「滋味」といわれる所以だ。 深まり行く秋、秋の名残り、秋の哀れ、秋往く、晩秋と秋にまつわる日本の言葉は、ことごとく哀感があって心に響く。 私など歳のせいか秋の紅葉ファンである。⚫️古都の紅葉は、いまが見ごろ。12月上旬まで見ごたえがあるという。 来年からはインバウンド再開で、外人観光客のラッシュが予測される。この機会に紅葉散策をお勧めしたい。古都の晩秋は、日増しに深まっていく。(Yama) ●標題の写真は、妙心寺本山の修行僧(本文の写真は全てYama) . . . 本文を読む
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■海外で暮らすという事

2022-11-22 | ●中西語録
🔵今をさる25年前、一人の通産官僚の発想による日本版シルバーコロンビア計画(海外ロングステイ計画)が華々しくスタートした。 当時、60歳で定年を迎える人たちを前提にして、年金月額(夫婦)20万円と退職金2000万円をベースに海外で異次元の生活を楽しんでもらおうと言う、画期的な国家プロジェクトだった。 🔵当時の定年退職者は、いま86歳以上の高齢者で、戦後昭和の日本経済の復興に大きな役割を果たした有為な人たちである。  当時の為替事情は極めて安定しており、1万円で4000バーツに兌換できた。年金20万円で日本の月額40万円以上の優雅な暮らしが約束された。 2007年、団塊世代700万人の大量定年退職があり、タイ政府の意気込みは殷賑を極めた。タイの北都チェンマイは、3500人の日本人ロングステイヤーで賑わつた。 🔵それから22年後のいま事情は一変する。昨年来の円安基調のために1万円が2500バーツにしか兌換できず、年金では到底暮らせないと帰国を余儀なくされる ロングスティヤーが続出した。円安というオカネ事情(為替)が、折角の定年後の人生計画を根底から覆すという予想外の局面を現出した。 お金と人生の難しさを改めて教えてくれる貴重な結果となった。いまも健闘する海外ロングステイヤーのために、1日も早い円高基調へのシフトを期待したい。(Yama) ●(写真と図説の提供、JIJI通信) . . . 本文を読む
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■2022 World Cup Qatar

2022-11-15 | ●松本語録
🔵FIFAサッカーW杯カタール大会が20日開幕する。日本は連続7度目の大会出場となる。初戦で世界の強豪ドイツと対戦する。 専門家筋によるとカタール大会出場の日本代表選手は、欧州でプレイする選手を含め総勢17人がドイツで戦っているという。 だからドイツは、平常心で戦える絶好の相手国と言っていい。 🔵日本代表選手は、長年にわたり東京五輪を当面の一里塚として研鑽を積んできた。しかしコロナパンデミックで東京五輪が1年延期となり、 監督にとっても選手にとっても、相当過酷な3年間だったと推測する。だから今回のカタール大会は、その延長線上にある終局の戦いになる。 🔵カタールは人口わずか280万人、国土面積は秋田県なみ、中東の豊かな産油国である。 首都はカブール、アラビア人による敬虔なイスラム教国で通用語はアラビア語、日本人が700人在留する。外気温は常時50度、それをしのぐために空調の整った最新の競技場を造り、世界のプロサッカーチームを迎え入れるという。その心意気や壮大だ。🔵日本代表の監督も選手も勝つことが当然の目標で、不幸にして負けが込むと忽ち「監督解任論」が飛び交う。さまざまな逆境や不慮な出来事は、敗戦理由にならないという。一見非情で過酷だが、これこそが勝負の核心と魅力なのだろう。だからこそ、なんとしても勝つて欲しい。あらゆる天地天命の神々に日本代表チームの勝運を祈りたい。(Yama) ーーーー では「本文」をどうぞ。 . . . 本文を読む
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■タイ王国雑記ワンワン物語

2022-11-08 | ●北條語録
🔵仏教の世界では、古くから「六道」という教えがある。 それは全ての衆生が、生前の業因によって生死を繰り返す六つの迷いの世界、 即ち地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天上の世界、を超えて悟りに至るという。 この教えに沿って古くから日本では、犬や猫との共生社会が確立されてきた。 しかし最近では動物の虐待が多い。しかも人を辱めたり、揶揄したり、なにかと美しい事より面白い事に向かう傾向が強く、自己主張の独り老人が多すぎる。 インバウンドで伝統文化や美しい国をいくら標榜しても、内情の国民意識が、こうも荒さんでいるとしたら日本は孤立し必ず破綻する。 🔵まずは本来の日本の心を取り戻す国民の意識が不可欠だ。金(経済)や理屈だけでは、世界の人々はついてこない。今回のロシアのウクライナ侵攻は、いみじくもそれを実証した。一人ひとりが自分を見つめ直す時だと思う。(Yama) ●(当ブログの写真の出典は、JIJI通信) . . . 本文を読む
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■独眼慧眼

2022-11-04 | ●日本の新潮流
「好書好日」   🔵読書の秋。今年も秋の読書週間が始まった。しかしデジタル化の進展で、まず新聞が大きく後退し次いで雑誌や単行本が、衰退傾向にある。好書好日とは言えない今日この頃である。本や雑誌のことを出版文化というが、日本における本の歴史は古い。 梅竿忠夫博士によると8世紀に銅板印刷の経典があり、これが世界でも最も古い印刷物だと言う。 そして日本の出版文化は江戸時代に庶民化を果たし、18世紀には極めて精巧な木版画技法に到達したという。 17世紀の京都には70~80軒の出版書店があり、年間170点程の新刊書を刊行していたと言う。 そして江戸時代に開校した日本の寺子屋1万校には、木版印刷のテキストがあったという。 🔵いま私の手元に、1981年創刊の月刊「ダカーポ」(320円)(マガジンハウス刊)がある。 この本が若年層はもとより幅広い年代層に毎月数十万部売れたという。(ダカーポは2007年620号で休刊) 当時、出版文化の主役は雑誌と新聞だった。 利便性から今後、デジタル化がますます進むと思われるが、印刷された単行本や雑誌が、再び趨勢を取り戻す事を 願って止まない。(Yama) ●標題の写真は「大阪蔦屋書店の全景。本文の写真映像は、全てJtiroで撮影したもの。 . . . 本文を読む
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■11月の歳時記,大原の里探訪

2022-11-01 | ●歳時記2)
「赤き実のひとつこぼれぬ霜の庭」 正岡子規 🔵11月の古い呼称を「霜月」という。 そのほかにも、神楽月、霜降月、雪街月などの別名がある。古くから11月を「霜月」と呼ぶのは、いよいよ霜の降りる月という意味からだと言われている。 また「食物月」、秋に収穫して倉庫に収めていた農作物を食べる月という意味もあるという。暦の上では7日の立冬を迎えると、いよいよ季節は冬ということになる。 🔵聞くところでは、またまたコロナ第8波が近ずきつつあるという。ウクライナ侵攻に、コロナ第8波に、円安に、物価高と、私たちの暮らしの危惧は尽きない。しかし政府はインバウンドを再開し当分の間、特別の規制はしないという。相当の決断に思える。そのような中、サッカーワールドカップ、カタール大会が始まる。 日本代表が超善戦して世界の強豪ドイツ、スペインを破り、世界不況の救世主になれるかどうか。運も意気込みも勝負の内というから、確かな未知への挑戦である。その幸運を信じてその勝利を見守りたい。(Yama) . . . 本文を読む
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