世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

身はたとひ

2015-06-12 06:13:22 | 言霊ノート

身はたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも留め置まし大和魂

(吉田松陰「留魂録」)

たとえこの身が野に朽ちる骸となろうとも、愛するこの国を救おうと願うわたしの熱い魂だけは、この世に焼き付けておこう。


  *

世治まり民やすかれと祈るこそ我が身につきぬ思ひなりけれ

(後醍醐天皇)

この乱れた世が治まり、人民が心安らかに暮らせるようにと祈ることが、わたしのつきせぬ思いなのだ。


   *

平らけき道うしなへる世の中をゆりあらためむ天地のわざ

(野村望東尼)

このたびの江戸の大地震(※)は、このあまりに荒んだ人間世界を改めるためになされた、天地(あめつち)の神の御業なのであろう。そのように、世の中は今、あまりにも大きくゆれ動いている。

※1855年、江戸に起こった安政の大地震。




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