世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

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エドガー・ポーツネルを描いてみた

2014-04-05 04:44:13 | 画集・線刻派

かのじょが、師の一人としていた、萩尾望都に敬意を表して、エドガー・ポーツネルを描いてみました。かのじょの描いたトーマと比べると、あきらかに個性が違うのをわかってくださると思います。

わたしが描くとどうしても男のきつさが出る。かのじょがいかにかわいいかわかるでしょう。

あなたがたは、わたしたちひとりひとりを見る時は、これほど完全なものがあるかと思うほど驚くのですが、このように互いを比べれば、それぞれに欠点も長所もある個性的な存在だとわかるはずです。

かのじょはいちずでかわいい。あのかわいらしさが、あなたがたは大好きなのですよ。だからいつもはげしく恋をするのです。

恋の相手は、人間でないとだめでしょう。あなたがたはたびたびわたしたちに恋をしますけれど、それはわたしたちがそれぞれに個性的で、神よりはずっと人間に近い、暖かい存在だからです。

エドガー・ポーツネルはヴァンパイアですが、永遠の命と若さを持つ妖怪というよりも、人間の、いつまでも子供でいたいという心が生み出した、妖精のようなものと解釈しています。

いつまでも花のように夢の世界で、美しい妹と恋遊びをして暮らしていたい。

人間のはかない夢ですね。

だがメリーベルは消えてしまう。

真実の天使ももういない。

愛する恋人を失った永遠の命はどこにいくでしょう。

人間の恋はどこにいくでしょう。

もうあなたがたは子供ではありません。


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