長く続く強い発見は、
凡打をして、その凡打の理由がわかったときなのです。
(鈴木一朗)
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由や、なんじにこれを知るをおしえんか。これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずとなせ。これ知るなり。
由よ、お前に知るということを教えよう。知っていることは知っているが、知らないことは知らないということを知っている。そういうことを知るということが、知るということなのだ。
(論語・為政)
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おお人間の愚劣さ! おまえは一生涯自分と一緒にくらしながら、しかもまだおまえの一番たくさん所有しているものを、つまりおまえの阿呆らしさを理解していないのを悟らないのか?
(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
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されば私は、少なくとも自ら知らぬことを知っているとは思っていないかぎりにおいて、あの男よりも智慧の上で少しばかり優っているらしく思われる。
(プラトン「ソクラテスの弁明」)