カープにとっては初のクライマックスシリーズ。先発はカープ「前田健太」、タイガースは「藤浪晋太郎」。カープはエース「マエケン」を起用したということは「絶対に勝利する」という思い、タイガースはルーキーの藤浪を起用したということは「1戦目は落としても構わない、良ければ勝利したい」という思いではなかったか。
(甲子園球場のカープファンの多さも予想外??)
結果はカープの思惑通り8-1という大差でカープが勝利した。これはカープにとって「予定通り」。しかし浮かれてはならない、タイガースにとっても「(ある程度)予定通り」だったと思われるのだ。
しかしタイガースにとって予想外だったのは、「カープ打線を(少しだけ)勢い付けすぎたこと」。沈黙していた1番バッター「丸佳浩」はそのままに沈黙させたかっただろうが、最終回にホームランを打たせてしまった。しかも代打で出てきた「岩本貴裕」にも特大のホームランを打たせてしまった。不用意なエラーもあった。その瞬間、カープのベンチは初のクライマックスシリーズの緊張から解き放たれ、良い雰囲気となったように思う。
もう一つカープを勢いづけることは、不安材料だった中継ぎ陣がしっかり抑えたこと。ベテランとなった「永川勝浩」、クローザーの「ミコライオ」はともに4凡投手(1回をバッター3人でなく4人で抑える)とよく言われたが、本日はストライクが先行し、見事3者凡退といういつも以上の結果を残した。
両チームともにある程度想定していた結果だったが、とにかくカープを勢いづける1戦となった。このままの勢いでカープが決めてしまうのか、それともタイガースが意地を見せるか。明日がまた楽しみになった。
![]() |
週刊ベースボール増刊 広島東洋カープ CS初進出記念号 2013年 11/5号 [雑誌] |
ベースボール・マガジン社 |
(CS初進出への思いが強かったマエケン)
![]() |
週刊ベースボール増刊 前田智徳引退記念号 2013年 11/2号 [雑誌] |
ベースボール・マガジン社 |
(引退した前田智徳さんの思いものせて)