ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

徳山 昌守vsホセ・ナバーロ(テレビ東京観戦)

2006年02月27日 23時36分28秒 | ボクシング
▼WBC世界S・フライ級タイトルマッチ
徳山 昌守 対 ホセ・ナバーロ
結果:徳山 3-0判定勝ち(117-113、116-113、116-113)

チャンピオンを奪われた川嶋を再び敗りチャンピオンに返り咲いた徳山。今回の相手は1位のナバーロ、川嶋戦では豊富なスタミナと手数でチャンピオンを大いに苦しめた強敵。しかし、この階級のラストファイトとなるこの試合では相手がどうと言うより、徳山のモチベーションが大きなカギとなる。

1Rナバーロがプレッシャーをかけ徳山が迎え撃つ展開、徳山の右ストレートがキレ、たびたびヒットする。ナバーロは早くも目の上をカット。3Rこのラウンドもいきなり放つ徳山の右ストレートがヒット。ナバーロはこのパンチに反応出来ていない。4R完全に徳山ペース。面白いようにパンチが当たる。ナバーロは思うように前に出ることが出来ない。6R徳山はやや休んでいる感じ。このラウンド終盤に右をヒット。7R徳山は軽いパンチでポイントを取りに行っている様子。徳山も目の上をカット。8Rナバーロのボディ攻撃でやや疲れてきた徳山。前に入られクリンチが多くなる。10Rボディを執ように攻めるナバーロ。中盤はナバーロペース。12R打ち合いの中、徳山の右ストレートがジャストミートしてナバーロが初めてグラつく。しかし試合終了のゴングがなり、中差判定で徳山が勝ちをおさめた。

前半絶好調で後半失速は川嶋戦と同じような展開だった。しかし川嶋戦より終盤足がしっかりしていたので安心して観てられた。中盤は採点が難しいラウンドもあったが、私の採点も116-113で徳山。今回はナバーロも判定に文句は無いだろう。さて、徳山は今後どうするのか。今日の戦いぶりをみればまだまだ出来るはず。そしてもっとビックな試合もみせて欲しい。上の階級でリングに戻ってくることを願う。

亀田 大毅vsサマート・シットサイトン(TBS観戦)

2006年02月26日 19時10分15秒 | ボクシング
▼スーパーフライ級 6回戦
亀田 大毅 対 サマート・シットサイトン
結果:亀田 1回23秒でTKO勝ち

デビュー戦がパシフィコ横浜という大きな会場、そしてメイン、テレビ中継あり、こんなに注目されるデビュー戦は初めてだろう。今回の注目は兄のデビュー戦の44秒勝ちをこえられるかどうかだ。

弁慶衣装で数百万円を投じた巨大な橋のセットから登場した大毅。国歌斉唱もありと、演出が凄い。やや表情が硬いような感じを受けたが気合いが入っているのであろう。

1R試合開始早々、プレッシャーをかける大毅。大毅は右ボディを放ち、サマートが右を伸ばしたところに左フックをカウンターで合わせてダウンを奪う。テレビカメラが大毅を映していたため相手のダメージはわからなかったが、タイミング抜群の良いパンチだった。

結局兄の記録をこえた23秒で試合が終わり、歌も披露。最初から最後まで前代未聞のデビュー戦だった。

WBCといっても今日は野球の話し

2006年02月25日 01時07分33秒 | 野球
WBCといっても今日は野球の話し。

12球団選抜とエキシビション試合を行ったイチロー率いる日本代表。今日は仕事だったので帰ってからビデオに録った試合を(早送りしながら)観ました。

パンチ力はありませんが、足が魅力なスピードのある良いチームでしたね。イチローが先導をきり、チームもまとまっていたように思います。これは本番であるWBCも期待できます。

広島カープの黒田と新井もいいところ魅せてね!!頑張れ日本!

臼井 欽士郎vsサミンヌム・ウォー・ウィワツタナーノン(G+観戦)

2006年02月21日 23時27分06秒 | ボクシング
▼バンタム級 8回戦
臼井 欽士郎 対 サミンヌム・ウォー・ウィワツタナーノン
結果:臼井 3-0判定勝ち(80-74、80-73、80-73)

日本バンタム級ランカーの臼井がタイ国ランカーと対戦。

1R左ジャブを付き合う静かな展開。臼井は右ストレートのタイミングが良くたびたびヒット。3Rボディにパンチを集める。5Rも強烈なボディを放つがこのタイ人は打たれ強い。6R臼井は強烈な左フックも当てる。最終回まで臼井が攻めたがタイ人は打たれ強く効かせることが出来なかった。

臼井はパンチにスピードがあり、いろんなパンチを放つ良い選手。日本チャンピオンは強豪サーシャ、もう数戦試合をして力を付けたいところ。

亀海 喜寛vsマルファー・ルクサイコンディン(G+観戦)

2006年02月21日 23時26分18秒 | ボクシング
▼S・ライト級 6回戦
亀海 喜寛 対 マルファー・ルクサイコンディン
結果:亀海 3回2分5秒TKO勝ち

アマチュア3冠の亀海の2戦目。

1Rガードを高くしジャブをつく丁寧な立ち上がりの亀海。対するタイ人は左構えになったり右構えになったりする変則ボクサー。2R亀海が放った右ストレートでダウンを奪う。このラウンド亀海の左ボディブローも強烈。3R亀海のノーモーションの右ストレートで2回目のダウンを奪う。立ち上がったタイ人だったが再び右ストレートがヒットしぐらついたところでレフリーがストップした。

2戦目も落ち着いていた亀海。右ストレートと左ボディが良い選手だ。

福原 力也vs酒井 俊光(G+観戦)

2006年02月21日 00時21分17秒 | ボクシング
▼日本S・バンタム級タイトルマッチ
福原 力也 対 酒井 俊光
結果::福原 8回1分35秒TKO勝ち

イケメンボクサー福原の初防衛戦。相手は1位の突貫ファイター酒井。

1R前に出てくる酒井に対してやや変則的なワイルドな攻撃で応戦する福原。2R福原の売りである野性のカンで相手のパンチを避け、パンチを良く当てた。3R変わらず前に出る酒井だが常に福原に先手を取られ思うようにパンチが出ない。5Rボディから上へワンツーをジャストミートすると酒井が初めてぐらつく。ラウンド終盤には打ち疲れか福原がペースダウン。7Rも福原が左フックでぐらつかせるが、終盤に酒井の前進を許してしまう。8R細かいパンチに切り換えた福原が連打すると酒井が再びぐらつき、レフリーが試合をストップした。酒井は最後まで倒れなかった。

最後は担架で運ばれるほどダメージをおった酒井だったが、打たれても前に出る根性には感動した。福原は予想外のパンチを打つが、当てるのが上手かった。ディフェンスもぎこちないがよくパンチを避けていた。不思議なボクサーだ。

オスカル・ラリオスvsイスラエル・バスケス(WOWOW観戦)

2006年02月15日 01時03分10秒 | ボクシング
▼WBC・IBF世界S・バンタム級王座統一戦
オスカル・ラリオス 対 イスラエル・バスケス
結果:バスケス 3回TKO勝ち

この両者1勝1敗でこれが3度目の対戦。

試合は1R早々にバスケスのワンツーでラリオスがぐらつき、すかさずの左右アッパーでバスケスがダウンを奪う。2Rはバスケスが狙っているのか手数が少なく静かな展開だったが、3Rにバスケスの右フックの2連打でラリオスが目の上を負傷。この傷が大きくレフリーが試合をストップした。

日本で戦ったときに比べラリオスは元気が無かったように思う。バスケスはハンドスピードがある攻撃的な良い選手。この階級のトップランカーである西岡選手が戦うとしたら、フットワークと右ジャブで距離をたもてるかがカギとなる。厳しい戦いになると思うが穴も無いわけではないので希望はあると思う。

消えた洋服ダンス

2006年02月08日 00時04分25秒 | 思い出
懐かしい出来事を思い出した。

友達の家はとても大きかった。交代で何度も繰り返しやっていたテレビゲームにも飽きた三人はこの広い家で「隠れんぼ」をすることを思い浮かんだ。

「べつにいいけど、うちのかあちゃん恐いから汚したり散らかしたりするのは駄目だよ」とこの家持ち主である友達の「ダイちゃん」は言った。

そうと決まれば始まりだ。三人は向き合って「じゃんけんぽん!」と叫び手を出した。グーを出したダイちゃんがあっさりと負けて「ちくしょー」と一つ声出して百からのカウントダウンをし始めた。

勝った僕等は隠れる場所を探し、回りを見渡した。「ここはどうかな?」と僕は声を出さずに顎でシゲちゃんに合図し、二人でその部屋に入った。中は押し入れと洋服ダンスが一つある和室で押し入れを開けると上の段には布団があり、下の段には洋服のようなものが入っていた。どちらも子供なら一人くらい入れる隙間がある。ここからが小学生の頭の悪いところで、僕が上の段、シゲちゃんが下の段に隠れた。これでは一度に二人とも見つかってしまうのだが、そんなのお構いない。隠れる場所を見つけて二人は喜んだ。

「・・にい、いち、ぜろ」ちょうど百の数を数え終えたダイちゃんは「どこだ~」などと言いながら動き出した。僕は押し入れの襖をほんの少しだけ空けて外の様子を確認した。ちょうど正面に洋服ダンスが見える。まだこの部屋には来ていないようだ。

数分後、とうとう僕等が隠れる和室のドアが開いた。「この部屋が怪しいなぁ」などと言っている。僕は手を口にあて、笑い声を隠した。部屋に入るとダイちゃんはまず最初に洋服ダンスを怪しんだ。「絶対ここだ」と言い近付く。僕が隠れる押し入れの襖の隙間から洋服ダンスの観音開きのドアに手をかけるダイちゃんの姿が見える。「そこじゃあないのに」と思い、僕はますます笑いそうになった。

そして「おりゃあ」と大きな声を出し、ダイちゃんは思い切りよく洋服ダンスを開いた。すると信じられないことに押し入れのわずか2cm程の隙間から見えた洋服ダンスが大きな音と共に一瞬にして消えたのだ。

何が起きたのか解らない僕は押し入れの襖を開けるとそこには洋服ダンスの下敷きになったダイちゃんが「うぅ~」と手をばたつかせ唸っている姿があった。そう、思い切り空けた勢いで洋服ダンスが前に倒れてきてダイちゃんが下敷きになっていたのだ。

「今から助けるよ」と隠れていたシゲちゃんを呼び、二人は洋服ダンスを持ち上げた。タンスには重いものが無かったようで、なんとか小学生二人でも持ち上げることができ、時間は少し掛かったが元の位置に戻すことができた。

目に微かな涙を浮かべ「死ぬかと思ったよ」とダイちゃんは囁いた。対する助けた二人は絶対絶命の親友を助けたという満足感でいっぱいだった。一時感動的な空気が僕等を包んだ。

「さぁ、気を取り直してゲームでもしようよ」と言うと皆も笑顔で頷いた。そしてダイちゃんの手を掴んで起き上げようとした目の先に「嫌な物」を見てしまった。嘘であってほしいと目を一度とじて再度見たがやっぱりそれはあった。

ダイちゃんの右側1m先に硝子のケースが落ちていた。どうやらタンスの上にあったと思われるそれは結構な高さから落ちたのだが割れることなく無事だった。しかしその中に入っていた日本人形が無事ではなかった。なんと日本人形の首が取れて落ちていたのだ。「あわわわ、かあちゃんに怒られる~」といって再び顔が青ざめるダイちゃん。感動的な場面は一瞬にして崩れた。

その後「ボンドある?ボンドで付けようよ」とのシゲちゃんが言い、ダイちゃんが部屋中走り回った。ボンドが見つかり僕等は人形の修復を始めた。最終的にはダイちゃんの微かに震える手で人形はなんとか首を元の位置に戻し、再び箱に納まってタンスの上に上げられた。

これでドタバタな出来事は終わったのだが、家に帰る道でシゲちゃんに僕は話した。「ダイちゃんの付けた人形の首、ズレてなかった?」。「僕もダイちゃんのかあちゃん恐いから言えなかった」とシゲちゃんは言った。その後、その人形がどうなったか、ダイちゃんのかあちゃんにバレたかはわからない。あえて3人ともその話題には触れなかったから。。。

西岡 利晃vsウーゴ・バルガス(G+観戦)

2006年02月05日 23時14分14秒 | ボクシング
▼S・バンタム超級 10回戦
西岡 利晃 対 ウーゴ・バルガス
結果:西岡 3-0判定勝ち(98-93、99-94、99-93)

今回の西岡の相手はWBCカリブ王者であのWBO世界バンタム級王者ジョニー・ゴンサレスと1勝1敗の戦績を残すメキシコ選手だ。

立ち上がりは強引さが無く、丁寧に戦っている印象だった西岡だが、KOにつながるようなパンチがなかなか出ず、中盤はプレッシャーをかけ、打ち合う場面も。打ち合いの中でも相手のパンチには良く反応し、しっかりよけていた。最終回にバルガスの良いパンチをもらうが、終始試合をコントロールし、大差判定勝ち。

西岡の目指すところは世界再挑戦。そして悲願の世界王者獲得だ。正直今日の相手レベルではKOをして欲しかった。以前に比べパンチにキレが無くなった感があるが、落ち着いて試合を組み立てるテクニックが増したと思う。先日35歳の越本選手が世界奪取したばかり、西岡だってまだ老け込む年齢では無い!

下田 昭文vs瀬藤 幹人(G+観戦)

2006年02月05日 23時13分45秒 | ボクシング
▼S・バンタム級 10回戦
下田 昭文 対 瀬藤 幹人
結果:瀬藤 2-0判定勝ち(95-94、96-94、95-95)

前戦で日本ランカーになったばかりの下田がむかえるのは元日本ランカーの瀬藤。期待のホープをやぶり日本ランキング復帰に気合い十分だ。

初回から両者打ち合いを展開。瀬藤はノーガードの挑発ぎみなスタイルでいきなりの右ストレートを放つと、下田は反応できずまともにもらってしまう。瀬藤のプレッシャーが強く、足を使うがすぐに乱戦に巻き込まれる下田。2回にはバッティングで両者早くも流血し、試合が中断する。試合再開後、下田が左フックのカウンターでダウンを奪い試合のペースを掴むと思われたが、中盤からは再び両者打ち合いの乱戦へ。終盤はやや下田のスタミナが切れぎみでクリンチも多くなったが、最終回の試合終了のゴングまで打ち合い続けた。判定は僅差で瀬藤が勝利した。

期待の下田がまさかの敗戦。今日の下田は相手の土俵で打ち合ったのが敗因か、調子も良くなかった。瀬藤はこの試合に気合いが入っていて気迫の戦いだった。ボクシング界期待のホープの敗戦に残念な思いだが、久しぶりに気の強い両者の意地と意地のぶつかりあいで会場が盛り上がる好試合だった。下田はこれを良い経験とし、再起を期待したい。もしかすると再戦があるかもしれない。