ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

佐藤幸治vsバンバン・ルサディ(G+観戦)

2008年04月27日 08時07分16秒 | ボクシング
▼東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ
佐藤幸治 対 バンバン・ルサディ
結果:佐藤 2回終了TKO勝ち

佐藤は同タイトルの3度目の防衛戦。相手はインドネシア国内チャンピオン。

1R勇敢に前に出てくるルサディに佐藤はジャブで応戦。佐藤の放つ左右ボディブローが強烈だ。左フックの相打ちでルサディの足がもつれると佐藤が再び左フックを当てダウンを奪う。足下がおぼつかないルサディは何とかクリンチでゴングまで逃げた。2Rルサディが前に出てきたところに佐藤の左フックが当たり2度目のダウンを奪う。左右のラッシュでKOを狙う佐藤だが、ルサディも気合いを入れて踏ん張る。2Rも何とかもったルサディだが、2R終了のインターバルでルサディ陣営は棄権した。

佐藤の思い切りよい攻撃とパンチ力は魅力的だが、やや大振りに行ったところに不用意にパンチをもらうシーンもあった。自身課題としているガードはもう少し修正が必要。しかし現時点では日本人最強と思われる。今後は世界ランカーとの試合を見てみたい。

西岡利晃vsヘスス・ガルシア(G+観戦)

2008年04月27日 08時06分54秒 | ボクシング
▼124lbs契約8回戦(SB級+2lbs)
西岡利晃 対 ヘスス・ガルシア
結果:西岡 3回43秒TKO勝ち

5度目の世界挑戦を目指す西岡がベテランメキシカンと対戦。はっきりとした勝利を見せて世界をアピールしたい。

1R西岡がプレッシャーを掛ける。フットワークも機敏で、ポジション取りもよく、放つ左ストレートもきれている。ボディへのストレートがヒット。2Rガルシアの放つパンチも良く見えている。西岡の右フックがカウンターで当たりガルシアがバランスを崩す。3Rさらにプレッシャーを強める西岡。最後は圧巻、相手の右側に素早く移動し、ガードの間に左ストレートを打ち抜いた。

インタビューでの笑顔でもわかるように調子が上向いている。今回の試合では無駄な被弾も無く、スピードもある西岡のボクシングを見せてくれた。世界にはバスケスとカバジェロという強いチャンピオンが君臨する。厳しい戦いになると思うが、西岡も今がピーク。是非とも世界再挑戦を実現してほしい。

亀海喜寛vsモンテ・カルロス(G+観戦)

2008年04月27日 08時06分27秒 | ボクシング
▼141lbs契約8回戦(SL級+1lbs)
亀海喜寛 対 モンテ・カルロス
結果:亀海 3回2分25秒KO勝ち

日本S・ライト級4位まで上昇してきた亀海、今回はインドネシア国内ランカーが相手。

1R亀海がプレッシャーを掛け、モンテがロープに詰まる展開。モンテはロープに詰まるとガードを堅め、グローブで顔を覆う。亀海はガードの開いたボディへパンチを放つ。2R離れた距離で亀海のワンツーがヒット。ワンツーからアッパーでモンテの顎をはね上げた。3R亀海はボディ攻撃を集中。モンテが効いてボディに意識がいったところに亀海の左フックがヒット。モンテがよろめくと亀海がラッシュ、そのままダウンを奪って勝利した。

堅いガードの選手に上手く戦った亀海。相変わらず戦い方は冷静で良い。S・ライト級には安定王者で変則ボクサーの木村が君臨する。正統派ボクサーの亀海がどこまで崩せるか。観てみたい。

榎VS粟生戦を振り返る

2008年04月23日 00時16分59秒 | ボクシング
榎VS粟生戦を振り返ってみる。

期待の好カードはお互い攻め手を欠いて、相手を警戒しながらの心理戦に終始し、大きな展開なく試合終了のゴングがなった。

結果は引き分け、両者ともに世界の望みは繋いだが、世界に近づいたかというと、決してそうでは無かった。試合後の感想は「ともに世界はまだ遠い」。ファンから世界挑戦資格はもらえなかったように思う。

戦前は無敗の東洋太平洋チャンピオンと同じく無敗の日本チャンピオンの勇気ある対戦に拍手を送った。そして、この試合の勝者にはWBAチャンピオンのクリス・ジョンへの挑戦も決まり、さらに盛り上がりと期待を膨らませた。

正直この両者、ここ数戦は伸び悩みを見せていた。しかし、この舞台、この対戦相手が、選手の能力を引き上げるのではないか、そんな期待をしていた。

しかし無理をしない戦い。残念だった。世界はそんなに簡単な舞台ではない。「絶対に世界をつかむ」、気迫だけで取れるものではないが、気迫も重要なファクター。そんな気迫が見られなかった。

思えば粟生の先輩「西岡利晃」も榎の先輩「坂本博之」も世界を目指す過程で重要な試合があった。彼らは戦いぶりに「絶対に世界をつかむ」という気持ちが見えていた。そして世界戦でも見せた。でも取れなかった。それが世界なんだと思う。

これから榎と粟生の両者はどういう成長を見せるのか。殻を抜け出し気持ちが見えた時に世界が近づくと思う。それが出来る両者だと思うし、頑張ってほしい。

榎洋之vs粟生隆寛(会場観戦)

2008年04月06日 08時09分52秒 | ボクシング
▼東洋太平洋・日本フェザー級タイトルマッチ
榎洋之 対 粟生隆寛
結果:引き分け<115-115、114-114、114-114>


両者無敗同士、東洋チャンピオンと日本チャンピオンの夢の対決。この試合に勝ったほうがWBAの指名挑戦権を得る重要な試合。

1R慎重な立ち上がりの両者、榎は左ジャブ、粟生は左ストレートをみせる。3R粟生は左ジャブによく反応し、上手く外しているが、両者ともに踏み込んで攻められない。4R榎のジャブが当たりだすが、榎もジャブをもらっているのか左目下が赤くなっている。6R榎ローブローを放ち、粟生1分間休憩。8R榎が前に攻めに出たが、再びローブローで、試合が止まる。試合再開後再び慎重な展開へ。9R粟生のアッパーがヒット。榎が一瞬ひるむ。終盤もお互い有効打少ない展開、榎が左ジャブ、粟生が左ストレートを放つが最後まで両者ともに攻められなかった。判定は3者ともに引き分け。

お互い相手をリスペクト(過大評価)しすぎてしまった。慎重になりすぎで、やや盛り上がりに欠ける展開だった。榎は左ジャブに頼りすぎで、攻めが単調。時々放つ右は威力が無く、粟生にとっては今までのガチガチ前に出てくる挑戦者よりは冷静に戦えてやりやすかっただろう。粟生は防御に気持ちが行き過ぎて、放つ左ストレートも踏み込みが弱いし、単発で終わってしまう。これでは明確なポイントがとれないし、もちろん倒せない。ランキングでは粟生は挑戦者、もっとチャレンジャーの気持ちで積極的に攻めてほしかった。

お互い勝つと言うよりも「負けない」ボクシングに徹してしまったのが残念だった。

下田昭文vs山中大輔(会場観戦)

2008年04月06日 08時09分05秒 | ボクシング
▼日本S・バンタム級タイトルマッチ
下田昭文 対 山中大輔
結果:下田 3-0判定勝ち(97-92、98-91、99-90)


下田の3度目の防衛戦。日本タイトルを奪った山中との再戦。

下田がプレッシャーを掛けて山中が足を使う展開。2Rタイミング良い左ストレートをヒットし下田がダウンを奪う。ダウン後も山中は出てこないため、下田が挑発。5R打ちにはやる下田はレフリーのブレイク後に加撃し減点をくらう。山中はバッティングで右目上をカット。7R再びバッティングで目が腫れてきた山中、左ストレートを度々もらう。右フックももらって効いた。終盤は下田の左フックがヒット、最終ラウンドは下田のボディ攻撃で山中失速。山中は下も上も効いた。

前回に引き続き判定となった再戦だが、両者の差は開いていた。下田はパンチ(攻め)のバリエーションが増えた。また、日本タイトルを守ることでスタミナ難も無くなったようだ。山中は足を使う作戦だったのか、序盤に手数が少なかった。そこにいいパンチをもらってしまって、ペースを掴むことが出来なかった。

行ってきました、JCBホール

2008年04月06日 08時08分05秒 | ボクシング
行ってきました。東京・後楽園JCBホール。そうです。ボクシング、榎vs粟生の一戦を観戦してきました。

水道橋駅を降りると、人がいっぱい。さすがチケットが完売しただけあるなと思ったら、そのほとんどがまっすぐと東京ドームへ。「なるほど、巨人-阪神戦ね」と、私は右に曲がりました(苦笑)。


3月にオープンした会場はとても綺麗です。


ポスターも張ってあり、会場に入る前から興奮してきました。

会場に入ってまずは腹ごしらえ。ホットドッグとジュースを廊下でパクり。すると目の前を帝拳の松田選手と矢代選手が横切りました。ラッキーでした。




会場は思ったより小さい印象。二階席でしたが、傾斜があり観やすかったです。また椅子も座りやすく、心地良かったです。

世界戦以外の観戦は本当に久しぶり。やはり日本人同士の試合は応援合戦が凄くて盛り上がりますね。久しぶりに興奮しました。

では引き続き試合観戦記へ。