ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

さらば平成のKOキング

2006年11月26日 22時25分07秒 | ボクシング
元東洋太平洋ライト級王者の坂本博之選手が来年1月6日に引退試合を行うと発表がありました。

思い返せば世界挑戦が難しいこの階級で世界挑戦を4度(ジョンストン、バサン、セラノ、畑山)も行っているんですね。それだけ人気があって期待も大きかったということがわかります。

この選手の常に前に前に出るファイトスタイルは観客を興奮させ続けました。また、対戦相手も日本タイトルのリック戦、桑田戦、各国の国内王者、元世界チャンピオンのコッジなど強敵を相手に、ワクワクする試合が多かったです。

私自身は世界戦のセラノ戦と畑山戦を会場で観戦しました。セラノ戦は1Rに2度のダウンを奪い、あと一歩というところまで追いつめた時は大興奮しました。畑山戦は畑山のワンツーをもらってスローモーションで倒れる姿が凄く衝撃的で、今でも鮮明に覚えています。

最近では持病の腰痛で、思ったような試合が出来なくて、ファンも坂本選手自身も悔しい思いだったと思います。もう一度あのスタイルで世界を挑戦する姿を楽しみにしていましたが、引退することになってしまい、とても残念な気持ちになりました。しかし、坂本選手には十分にたくさんの名勝負を見せてもらいました。今は本当にありがとう、そしてお疲れさまという思いでいっぱいです。

長谷川 穂積vsヘナロ・ガルシア(会場観戦)

2006年11月22日 18時06分38秒 | ボクシング
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川 穂積 対 ヘナロ・ガルシア
結果:長谷川 3-0判定勝ち(114-110、114-109、114-109)

長谷川の3度目の防衛戦は同級1位のガルシア。当初後楽園ホールで行われる予定だったこの試合は、長谷川の練習中の負傷で日程と会場を日本武道館に変えて行われた。

1Rゴングと同時に出てきたガルシアは思った以上にプレッシャーが強い。長谷川の左ストレートがいいタイミングでヒット。2R長谷川の右フック&左ストレートがヒット。足も動いておりいい調子。3R長谷川の多彩なパンチがガルシアを捕らえる。右フック&左ストレートにくわえて、左アッパーやボディへのストレートも有効。4Rこのラウンド前半、長谷川は素晴らしいディフェンス技術を見せ、後半には左アッパーでダウンを奪う。5R完全な長谷川ペース。パンチに思い切りが出てきた。ガルシアのパンチは良く見えている。6Rガルシアがしつこくボディ攻撃に転じると、長谷川がディフェンスにまわる時間が多くなってきた。7R一転ガルシアが盛り返す。長谷川が目の上をカットするが、パンチによるもの。8Rバッティングで長谷川が大きくカット。ガルシアもカットしていたらしく、両者から1ポイント減点。バッティングを繰り返すガルシアとそれを注意しないレフリーに会場からはヤジが多く飛ぶ。ラウンド終了間際、長谷川が左ストレートから右フックで2度目のダウンを奪う。9Rガルシアのバッティングとボディ攻撃で長谷川はやりにくそう。10R再び足をつかう長谷川。よいペースに戻ってきたが、ガルシアの右ストレートが当たって、長谷川が怒りの怒濤のラッシュをする。11Rガルシアが長谷川をコーナーに詰めてラッシュ。長谷川の流血がひどい。12R出てくるガルシアに左ストレートを合わせる長谷川。ガルシアがバッティングで減点。長谷川はディフェンス技術を魅せ、会場を沸かせる。ラスト10秒は両者打ち合って試合終了。

試合は判定ながら、2度のダウンを見せ、ディフェンス技術を見せ、怒濤の打ち合いも見せた長谷川の試合はやはり面白い。しかしながら長谷川の技術であれば、流血もせずもっと被弾も少ない試合が出来たのではなかろうか。ボクシングマガジンでは激しい最終回をこんな風に表現している「フロイド・メイウェザーばりの華麗なフットワークとボディワーク、オスカー・デラ・ホーヤ対アイク・クォーティーを思い出すノンストップの打ち合い」まさしく長谷川のボクシングにはボクシングの魅力が詰まっている。

イーグル京和vsロレンソ・トレホ(会場観戦)

2006年11月22日 17時27分39秒 | ボクシング
▼WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
イーグル京和 対 ロレンソ・トレホ
結果:イーグル 3-0判定勝ち(114-113、113-112、113-112)

強敵マヨールを敗ったイーグルと、そのマヨールにKO負けしているトレホ。試合前はイーグルの楽勝ムードだった。

1Rイーグルの右ストレートと左フックがトレホに度々ヒット。イーグルはパンチを当てる技術が良い。2Rエンジンの掛かってきたトレホ。イーグルはコンビネーションで迎え撃つが、左ジャブが少ないのが気が掛かり。3Rイーグルが右の打ち下ろしでダウンを奪うと、ラッシュを仕掛けるが、トレホは足がもつれながらも必死に打ち返してくる。4Rイーグルはパンチを狙っているのかパンチが大振りになり、手数が少なくなった。5Rトレホが息を吹き返し、手数が多くなる。イーグルはボディや左右フックを不用意にもらってしまう。6Rトレホの右フックが当たりイーグルがダウン。すぐ立ち上がり、一端座って休憩するイーグルだが、再び同じ右フックをもらって2度目のダウン。これは効いた様子。もう一度ダウンするとKO負けのおそれがあったが、ここでイーグルはクリンチに逃げず、打ち合いに応じてなんとかしのいだ。7Rトレホが勢いにのって攻めるが、イーグルも右をなんとか打ち返す。8Rまだ足が定まらないイーグルに対して、トレホの手数が多い。9Rイーグルにコンビネーションが出始めてやや持ち直す。10R前半イーグルが左フックで優勢をとったが、トレホのローブローで失速、後半はトレホが優勢。11R両者打ち合い。ややイーグルが打ち勝ったか。12Rトレホが最後の力を振り絞りラッシュを仕掛ける。イーグルはやや疲れたか手数が少ないところで試合終了。

私の採点も113-112でイーグル。本当にキツい試合だった。苦戦の原因はダウンを奪った際に右を痛めたことと、練習不足だったよう。また、強敵が続いていた中で、格下相手に心の油断もあったのではないか。しかし6Rの2度のダウンの絶体絶命のピンチから、盛り返すのだからこの選手の精神力は素晴らしいものがある。

粟生 隆寛vsカブリエル・ペレス(会場観戦)

2006年11月18日 22時23分01秒 | ボクシング
▼フェザー超級6回戦(58kg契約)
粟生 隆寛 対 カブリエル・ペレス
結果:粟生 6回1分27秒TKO勝ち

こちらも次戦に日本タイトル挑戦を目論む粟生が登場。

1R体格が良くなった印象の粟生がワイルドに振るってくるペレスのインサイドから左カウンターを合わせダウンを奪う。2Rペレスが荒々しさを増すと粟生はクリンチに逃げるシーンが増える。粟生は右フックと左ストレートを狙う。3Rペレスはクリンチを振りほどくほど荒々しい。4R粟生が左ストレートをヒットするが、ペレスはボディ攻撃で反撃する。5R粟生が右フックでペレスをぐらつかせた後、左ストレートをジャストミート。ペレスはマウスピースを落とす。6R粟生が左カウンターをヒットするとペレスは足がふらつき、それを見たレフリーが試合をストップした。

以前に比べ下半身がしっかりしてバランスが良くなった。左ストレートもキレがある。粟生にとって日本チャンピオンがやりにくい渡辺一久から梅津宏治に移ったのは好都合ではないか。

下田 昭文vsソニー・ゴンザレス(会場観戦)

2006年11月18日 22時22分39秒 | ボクシング
▼S・バンタム超級6回戦(123lbs契約)
下田 昭文 対 ソニー・ゴンザレス
結果:下田 3-0判定勝ち(59-57、59-56、60-55)

次戦に日本タイトル挑戦を目論む下田が登場。

1Rは静かな立ち上がりの両者。スピードは下田が勝る。2R下田は両手を下げ挑発するも手数が少ない。終了間際に下田の左ストレートがヒット。3Rゴンザレスがプレッシャーを強める。下田は上下に打ち分けるもパンチが大きくフック系が多い。4R下田は余裕を見せロープ際でわざと打たせたりするが、油断もあり不用意にパンチを受けるシーンも。5Rゴンザレスの荒々しい攻めに下田は集中力が切れ気味。6R下田は優位に試合を進めるも最後までペースつかめず試合終了。

途中格下相手に挑発されるシーンもあるほど、世界ランカーらしくない戦いぶりだった。パンチは大振りでバランスが悪く、今まで観た中で一番悪い出来だった。

五十嵐 俊幸vs明 在成(会場観戦)

2006年11月18日 22時22分10秒 | ボクシング
▼フライ級6回戦
五十嵐 俊幸 対 明 在成
結果:五十嵐 6回19秒TKO勝ち

元アテネ代表の五十嵐の2戦目。

1R五十嵐は明が入ってくるところに右ストレートをヒット。ボディ攻撃もみせる。2R五十嵐はプレッシャーを強めボディを狙うが力みすぎでパンチが大きい。3R五十嵐の左ボディアッパーで明が怯む。すかさずラッシュするが上体の柔らかい明に決定打が当たらない。4Rプレッシャーを強めるが狙い過ぎで手数が少ない。5R再びボディでダウン寸前まで持ち込む。6Rゴングと同時にラッシュすると明は試合を諦めた。

大きな会場に気負ったのか、肩に力が入り大振りで手数が少なかった。パンチのバリエーションなど光るものがある選手だけに良いところが見れず残念だった。

精神力№1のボクサーが世界挑戦!

2006年11月18日 01時00分41秒 | ボクシング
WBA世界フライ級3位の坂田健史選手が12月2日にパリでWBA世界フライ級暫定王座決定戦に出場することが決まりました。相手は同級1位ロベルト・バスケス(パナマ)。元L・フライ級チャンピオンの強豪だ。

坂田選手は初の世界戦で王者ロレンソ・パーラの猛攻を浴び、2ラウンドには右フックでアゴを割られながらも、劣勢を挽回し、王者をダウン寸前まで追い詰めた。試合後に診断した医師が「普通なら耐えられる痛みじゃない」と驚いたほどだ。

この選手の精神力の凄さはボクサーの中でもトップクラス。好きな選手なのでその精神力で是非とも世界を奪取してほしい。

最後に坂田選手と大竹重幸トレーナーの言葉。
「これが最後。必ず勝って日本に帰ってくる(坂田)」
「現行の世界戦はポイント重視。今回は勝ちにいくボクシングをさせる。勝算はかなりある(大竹)」

ボクシング中継の視聴率

2006年11月15日 22時55分47秒 | ボクシング
ワールド・プレミアム・ボクシングのテレビ中継の平均視聴率は10・6%だったようです。瞬間最高視聴率は、長谷川選手が激しく打ち合った12ラウンドの終了ゴングから判定が発表されるまでで、15・1%だったようです。長谷川選手のボクシングスタイルが視聴者を釘付けにしたのでしょう。

長谷川選手はまだまだこれから人気が出てくる選手です!

ワールド・プレミアム・ボクシング3

2006年11月14日 00時00分12秒 | ボクシング
ここ最近急に寒さが強まった東京、日本武道館で本日ボクシングのタイトルマッチが行われた。私は長谷川の初防衛戦、マルチネス戦以来の会場観戦、そして日本武道館はセレス小林がムニョスと激戦を繰り広げ敗れた試合以来だ。



各試合のレビューは別の機会に行うが、本日の興行は白熱した好試合が多く大いに楽しめた。メインイベント終了後には全身の力が抜け、心には大きな感動が沸き、拍手をしすぎた手と大声出し続けた喉の痛みが思い出したように出てきて心地良かった。その試合の盛り上がりは試合終了後の駅までの道のりで、家に帰る人達が笑顔で試合の感想を言い合っている姿で物語っている。

ボクシングは素晴らしいことを再認識した。

ちなみに今日見かけたのは次の人たち。
ファイティング原田さん、浜田剛史さん、大橋秀行さん、セレス小林さん、ジョー小泉さん、原功さん。国歌斉唱を行った元光GENJIの大沢樹生さん。川嶋勝重選手と東洋太平洋チャンプの八重樫選手は一階席に普通に座っていて驚いた。ホルヘ・リナレス選手とエドウィン・バレロ選手は普段着でもかっこよかった。

ワールド・プレミアム・ボクシング3(計量)

2006年11月12日 22時21分20秒 | ボクシング
WBC世界バンタム級、ミニマム級タイトルマッチの計量が行われました。

WBC世界バンタム級王者の長谷川選手は1回でパス。ヘナロ・ガルシアは2度目でパスした。実は長谷川選手のお母さんが6日に腹痛を訴え緊急入院となった。お母さんの為にも絶対負けられない。また、この防衛戦をクリアすればWBC世界スーパーフライ級王者の徳山選手との夢の対決も現実味をおびてくる。

WBC世界ミニマム級王者のイーグル選手と挑戦者のトレホ選手は共に1回でパス。この試合の勝者に東洋太平洋王者の八重樫東選手が挑戦を名乗り出た。八重樫選手は史上最速記録の7戦目の世界奪取を目指す。この注目の一戦の為にもイーグルは絶対負けられない。

絶対負けられないこの2試合を、皆さんも会場に応援しに行きましょう!当日券もたぶんあると思います。
当日会社や学校がある人は終わってから行って大きな声だして気分転換しましょうよ!
小・中学生は当日券1,000円みたいですよ!

ワールド・プレミアム・ボクシング3
日時:2006年11月13日(月)
会場:日本武道館
【開場】16:30~ 【前座試合開始】17:45~