ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

2015年6月19日(親父に会う)

2015年06月20日 22時52分20秒 | 親父

親父が膵臓癌で亡くなってもうすぐ1年半になろうとする。

 

亡くなってから半年くらいは哀しむことも出来ないほどめまぐるしく忙しくて、変な話だがとても暇だったら親父のことを毎日考えて泣き続けていたかもしれない。そう思うと法事など所持品整理などの作業はそれを忘れさせてくれていた。

 

そして作業が落ち着いた頃には自分の気持ちも整理がついていて、哀しむというよりは「親父今ごろどうしているのかな」なんて思ったりする。つくづく良く出来ていると思う。

 

よく「夢」でも「幽霊」でも何でも良いから亡くなった人に会いたいと聞くことがあるが、自分もそれは時々思う。色々とそのままにして亡くなってしまった親父に聞きたいこともたくさんある。そう思っていてもなかなか夢でも幽霊でも会えなかった親父だったが、先日「夢」の方で会うことが出来た。

 

ここからは夢のお話。

 

場所は自分が子どもの頃に住んでいた家。自分はベットに寝ていて起きると親父が故障して映らなくなったテレビを修理している。親父は白髪もなく腕も(痩せ型なので細いが)筋肉質で若い頃の面影だった。そういえば親父はそういった電機系の作業が得意だったし、故障したら夜遅くまでなおしてくれることもあったのを思い出す。

 

汗を流して頑張る姿に自分はこう言った。

「おとうさん、体調はどう?」

 

その声を聞いた親父は起きていた自分を見て起きていたのかと驚いた様子だったが、すぐにテレビの修理を続けた。

そしてこう言った。

「最近あまりよく寝れていないな」

 

ここで夢はおしまい。

 

何も聞けなかったけど、会えたのはすごく嬉しかった。親父が若くて元気そうに見えたのは良い思い出からきたのかもしれない。だけど「寝れない」というのは病気になる前によく言っていたことだったから哀しい思い出からきたのかもしれない。まだ自分の中では2つの気持ちが葛藤しているのだろう。


最近のカープについて感じるもの

2015年06月06日 11時56分20秒 | 野球
2015年のシーズン。期待が大きかった割に、ずっと最下位をひた走るカープ。不甲斐ない戦いにファンは苛々をつのらせる日々だが、色々と感じたことをあげてみる。

1.黒田博樹
メジャーから復帰した黒田博樹。多額の年俸を切ってまでカープに復帰した姿を「男気」と表すが、前半の戦いぶりもまさに「男気」を感じる活躍だった。バリバリのメジャーリーガーとはいえ年齢的にそこまで活躍するとは思っていなかったが独特の動くボールで相手が打ち損じるシーンが多かった。ボールに慣れてくるだろう後半戦をどう乗りきるかが少し不安なところ。あと黒田の気迫あふれるプレーを若手が見習って欲しいが、若い選手にその雰囲気を感じないのが残念。

2.新井貴浩
こちらも年俸を下げて阪神から復帰した。阪神では主に代打要員でチャンスでダブルプレーするシーンもよく見ていたのでカープ復帰は素直に喜んだがあまり期待はしていなかった。しかし打者の中では指3本に入る活躍(2本しかない?)だ。聞けば若手以上に良く練習するそう。そんな地道な努力が身を結ぶのは見ていて気持ちが良いし応援したくなる。常に全力プレーなのでとにかく怪我だけは注意して欲しい。このままいけば2000本安打も十分狙える。

3.緒方孝市監督
マエケンが残留し、黒田と新井が加入。3位だった昨年より戦力が上がりながらこの最下位という成績は監督の責任が大きいと感じる。選手交代のタイミングが遅い、調子の良い選手を連投しすぎる、調子の上がらない選手を使い続けるなどなど疑問に感じる采配は多い。一言で言うと堅実なスタイルなのだが、イマイチ噛み合っていない。また野村前監督に比べ監督自身の明るさが無く、ベンチは重苦しい雰囲気も多い。ただ投手が頑張ると打線が沈黙、打線が頑張ると投手が炎上など不運な部分もある。エルドレッドが復帰して描く打線に近づいてきただろう、前半戦を深く分析し後半戦に挑んで欲しい。

フリアン・イエドラス vs 田中恒成

2015年06月01日 17時34分05秒 | ボクシング

フリアン・イエドラス vs 田中恒成


WBOミニマム王座決定戦。同級1位のイエドラスと2位の田中の決定戦で、田中が勝利すれば日本人最速の5戦目での世界チャンピオンとなる。

 

序盤から田中にとってはオーバーペースでの打ち合いを演じる。相手の得意な展開にも有効打を当てたのは田中で、何度もイエドラスをぐらつかせた。またボディ攻撃も有効で、イエドラスは嫌な表情を見せるが、さすがは高地のメキシコ選手、スタミナが全く落ちない。中盤はイエドラスのプレッシャーに押し潰されそうになるが、田中は終盤にフットワークでイエドラスをいなし、ポイントと勝利を手繰り寄せた。

 

田中は華奢な体型で、パンチをよくもらう。フットワークやディフェンス技術もどこかぎこちない。しかし意外とパンチ力があり、そしてスタミナもある。一番の魅力はパンチスピードだが、あとは全体的に平均よりやや高いといった印象。パンチをもらいながらも根性で打ち返す姿は90年代の鬼塚や辰吉が全盛期に頃の日本人ボクサーのようだった。ファンには楽しめる試合だったが、メンタル勝負というのはあまり褒めたものではない。思わず辰吉とラバナレスを思い出した。

 

兎にも角にも決定戦での王座獲得なので防衛戦で期待したい。

 

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双葉社

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