ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

西岡利晃vsイバン・エルナンデス(WOWOW観戦)

2009年10月24日 22時34分08秒 | ボクシング
▼WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
西岡利晃 対 イバン・エルナンデス
結果:西岡 3回終了TKO勝ち

メキシコでゴンサレスをやぶって波に乗る西岡の3度目の防衛戦は、再びメキシカンで元世界チャンピオンのエルナンデス。

リナレスの衝撃的な敗戦で会場の雰囲気が落ち着かない中、試合のゴングが鳴った。1R西岡は右ガードを高くあげ、動きの速いエルナンデスに対して左ストレートをボディに放つ。エルナンデスの右に対しての左ストレートのカウンターのタイミングも良い。2Rやや攻撃的になったエルナンデス。西岡は冷静にボディ攻撃。左ストレートもヒットし、西岡ペース。このラウンド偶然のバッティングでエルナンデスが額をカット、カットしていない西岡が減点1を宣告される。3R出てくるエルナンデスに対してうまくいなす西岡。ラウンド終盤エルナンデスの右の打ち終わりに西岡が左をジャストミート。するとエルナンデスは急に弱気になり、ゴングまで西岡の攻撃を逃げ続けた。エルナンデスは顎の異常を訴え3R終了のインターバルで試合を放棄した。

ウィラポンとの世界戦では精神面で弱い部分があった西岡だが、プレッシャーのあったこの試合は実に冷静に戦っていた。メキシコで強豪ゴンサレスを倒したことによる精神面での成長を感じた。左のパンチはスピードとタイミングがよく、一発で倒せる有効な武器。それに今回は右の使い方がうまくなったので攻撃にバリエーションが出た。波に乗っている西岡から対戦相手候補として「マルケス」「ロペス」「カバジェロ」の名前が挙がったが、放送したWOWOWOのボクシングファンには嬉しいコメントだった。

ホルヘ・リナレスvsファン・カルロス・サルガド(WOWOW観戦)

2009年10月11日 23時30分41秒 | ボクシング
▼WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
ホルヘ・リナレス 対 ファン・カルロス・サルガド
結果:サルガド 1RTKO勝ち

2年8か月ぶりに日本での試合となったリナレスの防衛戦は無敗の挑戦者サルガド。

1R両者がスピードあるジャブを放ち、スリリングな展開になりそうな序盤、サルガドが放った左フックがリナレスのガードの隙間を通りテンプルに直撃。リナレスは目も虚ろにダウンした。なんとか立ち上がったリナレスだが足元は定まらない。試合再開後、サルガドが一気にラッシュすると腰から崩れ落ち2度目のダウン。フラフラのリナレスを見てレフリーが試合を止めた。

無敗の挑戦者に妙な不安感があったが、リナレスがしかも1Rで倒されるとは誰が予想しただろうか。リナレスは何も見せることは出来なかったが、サルガドもどのような選手なのか見せることなく1発で試合が決まってしまった。初めてボクシングを観戦された方もいただろうが、予想出来ない展開というのもボクシングの魅力。リナレスには精神的なショックを乗り越えて復帰してもらい、サルガドとの再戦してもらって本当にどっちが強いのかもう一度見てみたい。

デンカオセーン・カオウィチットvs亀田大毅(TBS観戦)

2009年10月11日 23時10分23秒 | ボクシング
▼WBA世界フライ級タイトルマッチ
デンカオセーン・カオウィチット 対 亀田大毅
結果:デンカオセーン 判定勝ち

亀田次男の2度目の世界挑戦は坂田に勝って世界チャンピオンとなったデンカオセーン。

スタートからガードを固めてじりじりとプレッシャーをかける亀田に対して、デンカオセーンが距離をとってやや大ぶりのボディで亀田のスタミナを削る作戦。何度か見た目良いボディが入るが亀田は効く様子ない。しかし亀田もパンチが少ないので印象的にはデンカオセーンがやや有利。中盤になると、デンカオセーンが足を使って軽いパンチでポイントをゲット。亀田の距離になりそうになると露骨にクリンチで逃げる。後半はデンカオセーンのスタミナが完全に切れてクリンチのほうが目立ってくる。亀田も時折ラッシュを仕掛けるがパンチの精度も甘く最後までとらえることができない。後半ポイントで追い上げるも、僅差の判定負けとなった。

相変わらず手数の少ない亀田と相変わらず後半弱いデンカオセーン。予想通り(いや予想よりもっと酷い凡戦)の展開だった。デンカオセーンのボディをもっとたたければ終盤にデンカオセーンがあきらめることもあっただろうが、サイドに動かれたりクリンチされると亀田はそれを打破することができなかった。少なかったが左ジャブやロープに詰めてのラッシュなど1戦に比べ成長を見せていたので、今後の成長に期待する。スタミナは脅威的な武器なので出来れば優秀はトレーナーに付くことを願いたい。

名城信男vsウーゴ・カサレス(テレビ東京観戦)

2009年10月02日 23時51分36秒 | ボクシング
▼WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
名城信男 対 ウーゴ・カサレス
結果:12回 引き分け

名城の2度目の防衛戦は同級1位の指名挑戦者カサレス。

序盤から右左とスイッチして戦うカサレス。名城は右ストレートから左フックをヒットする上々のスタート。3Rカサレスの右アッパーがヒットして名城がぐらつく。中盤は名城のボディ攻撃が有効で、徐々に疲れの見せるカサレスだったが、名城も打ち急いで逆にパンチをもらってしまう。終盤には何度もパンチでカサレスをぐらつかせるも、追いパンチが出ず好機を逃してしまう。11R名城のワンツーがヒット、カサレスはダウン寸前も仕留められず。12R激しい打ち合いの中、はじけ飛ぶのはカサレスのほう。カサレスがダウンしたかと思われたシーンもあったが、最後まで倒すことが出来なかった。判定は1-1のドロー。名城はベルトを守った。

私の採点では断然名城だったのでドローの採点は意外だった(特にカサレス4ポイント勝ちは無いだろう)。名城は序盤ガードは良かったが中盤~後半にかけて不用意にパンチをもうことが多かった。また、防御がガードに頼っていたのが採点に影響したのかもしれない(カサレスはスウェーで避けていた)。今後の課題は良いパンチを当てた時の詰めの仕方。パンチが当たった後に間を空けてはいけない。長谷川のように的中力のあるラッシュが出来ればKO防衛もできたであろう。出来れば衝撃的なKO劇で応援に来ていたミハレスやモンティエルらを黙らして欲しかった。今回の相手だったら出来ただけに少し残念。

ビタリ・クリチコvsクリス・アレオーラ(WOWOW観戦)

2009年10月02日 23時49分12秒 | ボクシング
▼WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
ビタリ・クリチコ 対 クリス・アレオーラ
結果:クリチコ 10回TKO勝ち

クリチコ2度目の防衛戦はここまで無敗のアレオーラ。

ガードを固めてじりじりと前に出るアレオーラに対して、序盤から距離を取ってジャブをヒットするクリチコ。打たれ強いアレオーラは前に出続けるも中盤になると顔面が腫れて苦しい展開。アレオーラのワイルドなパンチも足を使ってヒットさせない。最後までクリチコのパンチが当たる一方的な展開に10回終了後にアレオーラ陣営がギブアップして試合終了。

戦績だけで期待したアレオーラだったが、懐に入ることが出来ず何も出来なかった。クリチコのボクシングも最後まで安全運転であまり面白くなかった。