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ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

亀田興毅vs孫正五

2013年11月20日 18時56分00秒 | ボクシング

亀田興毅くんはこれが8度目の防衛戦。

 

相手は(いつも通り、いやいつも以上)の「亀田条件」を満たした選手、

 

1.下位ランカー(14位)、わおぉ

2.低KO率(20勝6KO)、わおぉ

3.長期ブランクあり(ここ約1年試合無し)、わおぉ

4.主戦場は下階級(フライ、Sフライ)、わおぉ

 

今回は敵地(韓国)での試合ということだったが、いつも以上の低レベルの選手を選んだことで、「なんとしてもKO勝利をしたい」という気持ちが見えたマッチメイクだ。

 

そして亀田親父を先頭に恒例の亀田トレインで登場、「なるほど、海外で防衛戦をすれば親父がセコンドにつけるのね」と納得し、勢い良くリングイン。

 

誰がセッティングしたのか意味不明な美川憲一の国歌斉唱、もうシュール過ぎてこの時点で我が家大笑い(別に美川憲一さんが嫌いなわけではないですよ)。

 

 

そして1ラウンドのゴング、今までも下位ランカーを選んできた亀田興毅だったが、今回はさらに相手のレベルが低いのがすぐ判る。とにかく何の策も無くガードがら空きで飛び込んでは大振りのパンチを振るう孫正五。ボクシングに「もし」と言うのは御法度だが、山中慎介だったら簡単に左ストレートで倒せそうだ。いや4回戦ボーイでも良い打ち合いが出来そうだと本当に思う(笑)。

 

 

そんな相手だから「亀田興毅がKOするのも時間の問題だな」と思って見ていたら、孫正五のスローな大振りのパンチをもらうもらう亀田くん。よく世界戦の前座でデビュー同士の4回戦の試合でノーガードの打ち合いを見るが、思わずそれを思いだすほどの「良い打ち合い(笑)」を展開、「亀田興毅ってこんなに弱かったのか?」とこれには正直驚いた。

 

そして10Rにはスリップ気味とは言え(パンチが当たっているので)完全なダウンを奪われる。それでも亀田興毅ががむしゃらにいけばダウンを奪い返せるだろうと思っていたら、ずるずると乱戦に巻き込まれてしまう。「あら、あら、おいおい、もしや」と思っていたらそのまま相手のペースで試合終了となる。

 

試合は判定となるが、この採点の集計に時間が掛かる。その間にもテレビに映っている亀田興毅はうなだれながら「負けたかな?」と言っているようだ。私自身まさか判定まで行くとは思っていなかったので採点はつけていなかったが、まぁいつも通り亀田興毅の2-1勝利かなと思っていたら、まさかの試合結果が発表される前に番組終了!!!ここで我が家2回目の大爆笑。

 

つかみはOK、予想外の展開、最後は予測不能な結末、映画だったら大ヒット間違い無しなのだが、これはボクシングであり、スポーツなのである。皆さんに大きな声で言いたい、「これは世界タイトルマッチでは無い」、こんな試合だったら後楽園ホールの4回戦の試合を見たほうが(技術は未熟でも一生懸命な姿に)心打たれるものがある。

 

試合後のインタビューで「勝っているからまだ運がある」なんて暢気なことを言っているが、このレベルの選手と互角の戦いをするなんて本当にまずいですよ。海外防衛は渡辺二郎、徳山昌守、西岡利晃、三浦隆司、そして亀田興毅、並べられて恥ずかしくないですか?恥ずかしいと思わなかったらもうボクシングを辞めるべきです。

 

本当に。

ボクシングマガジン 2013年 12月号 [雑誌]
 
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 お口直しに山中慎介さん表紙のこちらをどうぞ。


FA宣言

2013年11月13日 21時15分18秒 | 野球

日本シリーズが終了すると広島カープにとっては重要なイベント(?)が待っています。

 

それが「FA宣言」です。

 

過去もこの制度で

川口和久(巨人へ)

江藤智(巨人へ)

金本知憲(阪神へ)

新井貴浩(阪神へ)

 

とエースや4番バッターが(見事に)金満球団へ移籍していきました。

 

今年のFAで動向が注目されていたのが次の4人です。

石原慶幸(正捕手)

大竹寛(先発4本柱の1人)

東出輝裕(怪我のためほぼ2軍)

栗原健太(怪我のためほぼ2軍)

 

まず早々と石原が「このチームで勝ちたい」と泣かせるコメントで残留となりました。

 

そして少し間が空いて大竹がやってくれました。「新たな世界知りたい」とやや意味不明なFA宣言。これまでのニュースとか見ているとカープ球団側もかなり引き止めに動いたらしく、それがあってもFA宣言となったので、おそらく他球団への移籍となるのではないでしょうか。巨人かソフトバンク(おぉ両チームともお金持ち~)が獲得するのではと噂されています。

 

(危機感ありますか?)

 

そして今日、東出と栗原がそろって残留を決意しました。先日の大竹FAの後なので、これは嬉しかったです。2人ともまだまだサブなんかに落ちる選手ではありません。この2人がレギュラー争いに出てきてこそ、カープの優勝が見えてくるのです。 

 

しかし大竹は4本柱の一角なので痛いは痛いですよね。

 

でも負け惜しみかもしれませんが、

今年の成績は10勝10敗(防御率:3.368)

負け数(10敗)と与えた四死球数(49)は「球団ワースト」です。

メジャーへ行った黒田博樹の後で、次のエースの座を何年も期待されましたが、怪我も多く、ご存知のとおり前田健太にエースの座を取られました。若手の野村祐輔や、優良助っ人外人バリントンのほうが安定していたようにも思います。

 

本当に負け惜しみかもしれませんが、

そんな選手に1年に2億近くも出しますか?

 

まぁ大竹を含めこれまでの選手はルールにそってその制度を実行したので愚痴を言ってもしょうがないですが、これはお金を持っているチームが有利な制度です。巨人や阪神、ソフトバンクや楽天はどんどん安易な補強でその場しのぎに強くなるでしょう。リーグ内でチームの実力差がついているのもその制度が始まってからのように思います。

 

前田智徳は引退セレモニーで「広島東洋カープで一途に野球ができたことを誇りに思います」と言いました。たくさんのチームメイトが、たくさんのファンが彼の引退を惜しみました。FA宣言して金満チームに移籍した選手は活躍している時は多くのお金をもらってチヤホヤされていますが、少しでも調子を落とすとまた大金を使って新しい選手を手に入れて簡単に首を切られてしまうように思います。

 

ずっとファンだったから、そんなポイ捨ての人生を歩んで欲しくはないのです。どんな道であれ、ファンに愛される選手となってください。