ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

フアンカルロス・サルガドvs内山高志(テレビ東京観戦)

2010年01月16日 07時44分23秒 | ボクシング
▼WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
フアンカルロス・サルガド 対 内山高志
結果:内山 12回2分48秒TKO勝ち



サルガドは番狂わせを演じたリナレス戦を意識してか大振りを繰り返し、フットワークもバランス悪く、決してチャンピオンとは思えない不恰好なボクシングを見せた。リナレス戦は早く終わってしまい実力は判らなかったが、やはりあの一戦はラッキーパンチだったと感じた。

リーチがあり距離が長く、やや変則なスタイルのサルガドに対して内山は最初から最後まで冷静に戦った。特になかなか上にパンチが当たらない中での左のボディ攻撃は序盤から有効で、ダメージを蓄積させたのではないか。中盤にサルガドが足を使うスタイルに変更したが、常に先手で攻め続けた内山にポイントがながれた。このまま最終回は足を使って判定に逃げても良かったが、KOにこだわって倒しに行ったのは見事。サルガドの実力不足により世界戦としてはやや凡戦に思えた一戦を見事に締めた。

内山の実力は以前より認めていて、期待通り世界チャンピオンとなった。しかし実力が試されるのは今後の防衛戦となる。ハードパンチは魅力的なので、強い相手を選んで実績を積んでほしい。

プーンサワット・クラティンデーンジムvs細野悟(テレビ東京観戦)

2010年01月16日 07時43分43秒 | ボクシング
▼WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
プーンサワット・クラティンデーンジム 対 細野悟
結果:プーンサワット 0―2判定勝ち

無敗の強打者、細野が1階級下げての挑戦。チャンピオンはタイの技巧派。

細野は左ボディ攻撃を中心に初回から攻め続けるも、一階級落とした影響か、いつもに比べ迫力がなく、パンチは当たるのだがプーンサワットを効かせることが出来ない。逆にプーンサワットのアッパーをもらい危ないシーンが度々あった。効いてしまったのも減量の影響かもしれない。

打ち合いにいった細野に対してプーンサワットも打ち合いに応じたが、攻撃のバリエーションはプーンサワットのほうが上。また時には足も使うなど老獪さも見せポイントを稼いだ。初回から繰り出した細野の左ボディ攻撃も効いていたと思うが、中盤からは上手くかわされてしまった感じだ。

細野は攻めが単調。これでは相手も予想できてしまい、チャンピオンクラスではなかなか倒すことは出来ない。今後はクラスを戻して再起するとのこと。左ボディとスタミナ、そして精神面で良いものを見せたので、今度は攻撃に幅を持たせて、再び世界戦線に浮上してきて欲しい。