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ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

小松 則幸vs内藤 大助(G+観戦)

2006年06月30日 21時35分44秒 | ボクシング
▼東洋太平洋&日本フライ級タイトルマッチ
小松 則幸 対 内藤 大助
結果:内藤 6回1分38秒TKO勝ち

東洋太平洋チャンピオンと日本チャンピオンが戦った屈指の好カード、両方のベルトをかけて戦うのは日本ボクシング界で初のこと。

試合は序盤から内藤の左フックが炸裂、やや変則なタイミングで放たれる内藤のパンチに小松は反応できず、もろにパンチをもらってしまった。4Rくらいから小松も足が動き出し、リズムが出てきたが、攻撃まではつなげられない。そして6Rに右アッパーから右フックが炸裂し、小松が前のめりにダウン。完全に足にきており、ふらつきながらも何とか立ち上がったが、内藤のラッシュに試合を止められた。

小松は減量に苦しんだらしく、スピードが無かった。パンチ力の差は歴然としており、これが試合の勝敗を分けたと思われる。一方的な試合だったが、内藤が序盤からオーバーペースだったので、小松が中盤を乗り切れば、試合は逆転するかもしれないと、観ていて面白かった。白熱した試合を決断した両陣営に拍手を送りたい。

福島 学vsガーオナー・クロンパチョン(G+観戦)

2006年06月30日 21時34分56秒 | ボクシング
▼バンタム級10回戦
福島 学 対 ガーオナー・クロンパチョン
結果:3回負傷引き分け

この試合が再戦で、前回は福島がスッキリしない判定勝ちをおさめている。

序盤、様子見の福島はガーオナーの右を不用意にもらってしまう。パンチは軽いのでダメージは無いが、印象が悪い。3Rエンジンをかけ始めた福島だったが、偶然のバッティングで、目の上をカットしてしまう。ドクターチェック後にガーオナーの右をもろにもらってピンチを向かえるが、再びバッティングで試合は負傷引き分けとなった。

これが世界4位の戦いかと思うほど、格下相手に危ない試合だった。福島にとっては世界戦前に痛いバッティングだったが、ピンチを救ったラッキーな結果だった。この試合ぶりでは世界戦はあまり期待出来ない。

長谷川穂積の防衛戦が延期

2006年06月20日 23時24分16秒 | ボクシング
7月15日に予定されていた長谷川穂積選手の防衛戦は、長谷川選手が胸骨を骨折し延期となった。日刊スポーツによると回復まで45日を要する骨折とのこと。

実はチケットが手元にあり、久しぶりの観戦に胸躍らせていたのだが、ショックなニュースだった。しかし、大きな怪我ではなくて良かった。次の防衛戦の日時、会場とも未定とのこと、後楽園ホールというのも楽しみだったが、今度は大きな会場に変更になるかもしれない。今はこの休養が良い方向に向かうことを願う。


福原 力也vs山中 大輔(G+観戦)

2006年06月19日 00時45分15秒 | ボクシング
▼日本S・バンタム級タイトルマッチ
福原 力也 対 山中 大輔
結果:山中 9回終了TKO勝ち

人気者福原の2度目の防衛戦。

1Rいつものようにワイルドな攻撃をみせる福原、いつもより積極的な攻撃だ。打ち合いの中、ノーガードになったところに山中の左フックカウンターがヒットし福原がダウンする。明らかにダメージがある福原に山中がラッシュ。福原は足下が定まらないながらも左フックを放ち、なんとかきりぬける。2Rこのラウンドも足にダメージの残る福原は、打ち合いを避け、足を使って山中の周りをサークリング。4R回復してきた福原に対し、山中は足を止めようとボディ攻撃に切り換える。5R福原がペースを握るかと思われたが、またしてもガードの低くなったところを山中のワンツーをもらって2度目のダウン。その後も山中のボディ攻撃に上も下も効いた状態。6Rやや打ち疲れた山中、絶好のチャンスにパンチが少ない。福原の左フックがよく当たったが、右のパンチが全く出ない。7Rこのラウンドも左手一本で戦う福原、山中のボディ攻撃に再び効いてしまう。9Rゴングと同時にラッシュを仕掛ける山中、このラウンドもボディ攻撃に福原は体を丸めてしまう。9R終了後、福原陣営が試合放棄した。

福原は右手首を骨折した模様。福原はガードの甘さをつかれてしまった。山中はパンチがあるが、勝負所でパンチが出ないなど若干スタミナに難がある。今後は防衛を重ねて力を付けていって欲しい。

トラッシュ中沼vsジョジョ・バルドン(G+観戦)

2006年06月19日 00時44分48秒 | ボクシング
▼フライ超級10回戦
トラッシュ中沼 対 ジョジョ・バルドン
結果:中沼 3-0判定勝ち(96-95、97-94、98-94)

中沼復帰第2戦は比国王者のバルドン。見た目が強そうな選手だ。

1Rいつものように高いガードで相手をよくみる中沼。バルドンは左ジャブが良く出る。2R中沼得意の左ボディが炸裂し、バルドンがダウン。これは効いたようで辛そうな顔を見せる。試合を諦めずに立ち上がったのはさすが比国チャンピオン。3R左ボディを追撃するが、バルドンもアッパーで攻撃、復活してきた。5R中沼が左右パンチの連打、バルドンが勢いあまりゴング後にパンチを振るい、怒った中沼が頭突きを見舞う。中沼に倒せない苛立ちがみえる。6R中沼の左ボディに「効いていない」とアピールするバルドン、中沼はノーガードで挑発。7Rこのラウンド手数が少ない中沼、バルドンの左フックをもらってしまう。ラウンド終了後、中沼は左ヒジをアイシング。痛めたようだ。8R以降は中沼は右を中心に攻めるが、バルドンもパンチに慣れたようで、「もっと打ってこい」の挑発ポーズをみせる。最後までバルドンを効かせるパンチは当てられず試合終了となった。

30歳過ぎた中沼だが、衰えた様子は見せていない。しかし伸びた感じも無いので、今のままでは3度目の世界戦も期待が出来ない。やはり武器が左パンチのみというのがつらいところ。

日本人最強チャレンジャーを迎え撃つ

2006年06月08日 23時38分18秒 | ボクシング
WBAミニマム級チャンピオンの新井田豊選手と前WBCミニマム級チャンピオンの高山勝成選手の防衛戦が正式発表され、本日記者会見が行われた。

ミニマム級の日本人ボクサーでは評価が高い2人、新井田はこれまで4度の防衛に成功しており、どんな相手にもポイントを手繰り寄せる「勝ち」の技術がある。高山選手は相手を翻弄するほどの出入りのスピードがあり、型にはまった場合は全てのポイントをとってしまうほどの技術がある。そんな両者がグローブを交えるのだから予想が非常に難しいし、どのような展開になるのか考えただけでワクワクする。

こんな素晴らしいカードが実現したのに、非常に残念なことがひとつ。当日のTV中継が深夜の録画放送に決まったのだ。ここ最近の新井田の試合は一般受けしないような展開だったので、そういう決定になったのだろう。深夜放送であれば、日曜日の夕方とかのほうが観る人も多くなり、私的には嬉しい、もしくは長谷川のアンダーカードに組み込み、より大きな会場でやるっていうのも良かった。

とにかくこの試合で盛り上がる試合をし、再びゴールデン放送に戻ってくることを願う。

粟生 隆寛vsフランシスコ・ディアンソ(G+観戦)

2006年06月04日 17時59分35秒 | ボクシング
▼フェザー級10回戦
粟生 隆寛 対 フランシスコ・ディアンソ
結果:粟生 3-0判定勝ち(98-95、98-94、99-92)

日本タイトル挑戦を目指す粟生は、KO率の高いメキシカンが相手。この相手が実に難敵だった。

1R粟生のスピードある左右パンチがヒットするが、上体が柔らかいディアンソにヒットが浅い。左フックが当たりディアンソがマットに手を付いたがこれはスリップの判定。2R徐々にワイルドな戦いぶりを見せるディアンソ、粟生が防御にまわる時間が多くなってきた。3R粟生はロープにつまるが、巧みなディフェンスでしのぎ、カウンターを合わせる。左ストレートをヒットした。4Rロープから逃げようとする粟生を走って追いかけるディアンソ、変則的な攻めに粟生も被弾した。少し効いたか足がふらつく。5R完全にディアンソのラフファイトに巻き込まれた粟生、このラウンドもパンチをもらう。6Rやや疲れたディアンソに対して粟生がワンツーを当てリズムを戻しはじめた。7Rフットワークが戻ってきた粟生、終盤には左ストレートをジャストミート。9R粟生のボディ攻撃に背を向けたディアンソ、ボディが効いているが粟生もあと一発が出ない。10Rディアンソはふらつきながらも最後までパンチを振るった。最後は粟生も疲れた。

変則的な相手に中盤完全にペースをくずされ、試合後はリング上で涙も見せた粟生。終盤に再びペースを取り戻したのは良かったが、途中はKO負けもあるかと思うほどあぶなかった。効いたせいもあるが、下半身が危うく、もっと鍛える必要がある。日本王者の渡邊は粟生の戦いぶりに自信を持ったかもしれない。

ホルヘ・リナレスvsペドロ・ナパレッテ(G+観戦)

2006年06月04日 17時59分13秒 | ボクシング
▼フェザー級10回戦
ホルヘ・リナレス 対 ペドロ・ナパレッテ
結果:リナレス 3-0判定勝ち(97-94、98-94、99-92)

今年中に世界挑戦を目論むリナレスは戦績の良いメキシカンが相手。スカッとした勝ち方で世界戦に弾みをつけたいところ。

1R両者ジャブの突き合いで様子見のラウンド。ナパレッテもハンドスピードがあり簡単には勝てそうにない。2Rリナレスがプレッシャーをかけ、ボディから攻撃を仕掛ける。3Rナパレッテが打ち合うが、リナレスは冷静にディフェンス。リナレスのボディ攻撃が強烈。5Rリナレスのワンツーが何度かヒット、しかしナパレッテは「効いてない」のポーズを見せる。6Rもリナレスの強烈な右ストレートがボディに刺さるが、ナパレッテはタフで全く効いた様子を見せない。9R相変わらず前に出てくるナパレッテに対し、リナレスは無理をしない。10Rも強引には攻めず、自分の距離で戦った。

前戦に続き、タフな相手をむかえたリナレス、KO勝ちは逃したものの相手のパンチはほとんど外し、有効打も多く、判定は問題なかった。まるで王者のような戦いぶりに、世界戦でもこの戦い方でポイントを集めることができるか注目だ。

下田 昭文vsヘラルド・マルチネス(G+観戦)

2006年06月04日 14時16分11秒 | ボクシング
▼S・バンタム級10回戦
下田 昭文 対 ヘラルド・マルチネス
結果:下田 7回2分10秒TKO勝ち

前戦の敗戦から復帰戦となるこの試合、相手は長谷川に挑んだばかりの世界ランカー、マルチネス。この強敵を相手にどのような試合をみせるか。

1R下田が足を止めてプレッシャーをあたえる展開。ジャブの突きあいでは両者ともハンドスピードがあり、調子の良さがみえる。難しい戦いになると思われた瞬間、下田がワンツーでボディへストレートを放つと早くもマルチネスがダウン。2R再び左ストレートでマルチネスダウン。下田のスピードに反応できていない。3R下田が放ったローブローで少しの休憩が取られた後、マルチネスのパンチに合わせて左ストレートを放って3度目のダウンを奪う。4Rこのラウンドも左ストレートで4度目のダウンを奪うも、下田はボディ攻撃が少ない。5R下田は久々にボディを放ち、マルチネスの動きを止めるも、マルチネスも反撃をし始める。このラウンド下田のパンチでマルチネスが目の上をカット。6R疲れからか若干手数が減った下田、何度か両者の頭が当たる。7Rこのラウンドもバッティングがあり、マルチネスの流血が酷くなりレフリーが試合を止めた。傷がヒッティングによるものだったのでTKO勝ちとなった。

前半はスピードがあって良かった下田。それだけに後半に集中力が途切れてボクシングが雑になったのは残念だった。スピードは世界レベルと思うが、やはり課題はスタミナと集中力だ。

矢代 義光vs熊谷 謙志(G+観戦)

2006年06月04日 14時15分41秒 | ボクシング
▼フェザー級8回戦
矢代 義光 対 熊谷 謙志
結果:矢代 3-0判定勝ち(77-74、78-73、78-73)

日本ランキング入りを目指す無敗の2人が対戦。

1R左ストレートを上下に打ちわけて、積極的な矢代。2R熊谷もプレッシャーをかけ、手数が出てきた。矢代はカウンターを狙っている。3Rこのラウンドも熊谷が前に出るが、矢代の左ストレートを浴びて一瞬動きが止まる。4R矢代の左ストレートで腰を落とす熊谷、さらに左フックから右ストレートをあびて、ダウンする。立ち上がった熊谷だが、右フックで2度目のダウン。1分ほど残っていたが、矢代は手が出ずKOを逃す。5R手数がめっきり少なくなった矢代、熊谷は左ストレートをヒットした。6Rカウンター狙いの矢代に熊谷はしつこく攻める。8R熊谷も意地を見せ、最後まで手を出したが、矢代のカウンターもヒットし試合終了。

矢代は上体の動きに乏しく、不用意にパンチをもらっていた。ダウンを奪ってから、狙いすぎて手が出なかったのが惜しい。